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理系女子の恋  作者: 流音
204/246

193、何様だ

井坂視点です。


「井坂、さっさと谷地さんと仲直りしろ。」


詩織と口をきかなくなって4日目。

俺が学校に来るなり、赤井が俺を捕まえて壁際に押しやってきた。

脇から見てれば密な距離の怪しい男二人組になっていて、俺は変な目で見られたくなくて少し体をずらして赤井から離れた。


「いきなりなんだよ。」

「いいから、今すぐ谷地さんと仲直りしろ。そんで、いつもみたいに二人でいろ。」

「は?お前、いつもはイチャつくなってうるさいクセに…。」

「もうそんな過去の話はどうだっていいんだよ!!とにかく今すぐ謝ってこいって!!」


赤井は少しイラつきながら俺の体を押してきて、俺は自分から詩織に謝るつもりはなかったので赤井の手を振りはらう。


「うるさいな。今は詩織にお仕置き中なんだよ。俺より母さんを優先してさ、ご褒美のことだってすっかり忘れてるし…。腹立ってんだよ。一週間は口きかないつもりなんだから放っておいてくれ。」


俺はそう説明しながらも、自分自身が一番詩織としゃべりたいのを我慢してるだけに内心カッコつかない。


詩織の誘いを無視するのがどれだけ苦痛か…

赤井には絶対理解できないだろう


「お前のへんてこなプライドはもうどうでもいいんだよ!!今すぐ谷地さんとの仲を戻さないと後悔することになるぞ!!」

「は?後悔??」


赤井の変な説得の仕方が気になって顔を赤井に向けると、赤井はいつになく真剣な様子で言った。


「昨日、寺崎僚介ってやつと会った。」

「――――は?」


俺は忘れもしない奴の名前が赤井の口から出たことに驚いて、思考がストップした。


「谷地さん…、昨日その寺崎ってやつと一緒だったんだよ。すげー仲良さげでさ…、寺崎ってやつがお前と谷地さんがケンカしてるっての分かっててか、谷地さんにガンガンアプローチしてた。谷地さんはあんなだから何にも気づいてなかったけど…。」

「は?アプローチって…。詩織は寺崎とはただの予備校仲間で…。今は何も接点ないはずだろ…?」


俺は詩織からそう聞いていたので、詩織が寺崎と一緒だっただなんて信じられない。


「なんか…あいつ、谷地さんに会いに来たっぽかった…。最初はたまたまとか言ってたけど、追及したら谷地さんと話したかったってことを口にしてたから…、小波と俺とで引き離したんだ。」


詩織に…会いに来た…??


俺は文化祭で詩織を連れ去られたときの不安をぶり返して、サーっと血の気が引いていく。


「それに…小波から聞いたんだけどさ…。その寺崎って奴、実は谷地さんの―――」

「詩織は!?!?」


俺は今すぐ詩織に会わないと安心できない!!と思い、赤井の言葉を遮った。

赤井は目を瞬かせながら、ちらっと教室内を見回して「さっき来てたのを見たんだけどな…。」と呟く。

俺は赤井と同じように教室内を見回すけど詩織が見当たらなくて、どんどん不安になっていく。


体育祭のとき夢に出てきたみたいに、詩織が寺崎と一緒に離れていきそうで怖くて仕方ない。


俺は居ても立ってもいられなくて慌てて教室を飛び出すと、詩織を探しに走った。


そして廊下を走り階段を駆け下りていると、職員室棟に続く渡り廊下に詩織がいるのが窓越しに見えて、俺は階段を飛び下り全速力で走った。


その甲斐あって、職員室の前で詩織の背中に追いつき、俺は詩織の肩を掴んだ。


「詩織!!!」

「!?!?!」


詩織は俺が肩を掴んだことにかなり驚いたのか、大きく目を見開いて振り返ったあと、俺だと認識してほっと肩を撫で下ろすのが見えた。


「い、井坂君…。ビックリしたよ…。急にどうしたの?」


詩織がいつもと変わらない笑顔で口をきいてくれたことに、俺は気持ちが昂って詩織にガバッと抱き付いた。


「詩織…。詩織…。」


俺は詩織の存在を確かめるように詩織の背を撫でたり、指に詩織の髪を絡ませたりした。

すると詩織も俺をギュッと抱きしめ返してくれて、嬉しそうに笑う声が聞こえた。


「昨日まで口もきいてくれなかったのに…。変な井坂君。」


…確かに…。

さっきまで俺は詩織と口をきくつもりはなかった…

一週間したら詩織に「しょうがないから許す。」と上からなことを言って、詩織に俺の大事さを思い知ってもらうつもりだった…のに…


これじゃあ、まるで真逆だ…


今まで我慢し続けた俺のプライドが脆く崩れ去った…と思いながら、でも詩織の温もりを感じられる幸せに流されてしまう。


まぁ、もともと俺のプライドが詩織に通じたことなんかなかったんだから諦めよう…


俺はもう我慢しなくてもいいと気持ちが楽になると、詩織から離れてキスしようと顔を寄せた。


でもそこで頭に鈍い痛みが降ってくる。


「こんなとこで何やってる。場所を考えろ、場所を。」


声から藤ちゃんだと分かり、俺は叩かれた頭に手をやりながら横に目を向ける。

そこには藤ちゃんが日誌を手に俺を睨んでいて、詩織が真っ赤になりながら日誌を受け取った。


「谷地も井坂に流されたらダメだぞ?嫌な時は嫌だって口にしないと。」

「…………はい。」


詩織は全くイヤだと思ってない顔で俯きながらしぶしぶ返事をする。

俺は一人悪者になったようだったが、やったのは自分なだけに口は挟まない事にする。

するとまた藤ちゃんに頭を軽く小突かれる。


「井坂。恋愛もいいが、最優先は受験だぞ?落ちたら洒落にならんからな。」

「分かってるよ。これでも真面目に勉強してる。」

「それならいいがな。」


藤ちゃんは飽きれた様にため息をつくと、「イチャつくなら見えないとこでやれよ。」と教師らしくないことを口にして職員室へ戻って行く。

詩織は日誌で顔を隠しながら「恥ずかしい…。」と呟いていて、俺はそんな詩織の姿にキュンとしてしまった。


今まで詩織と話もできなかった反動からか、俺は詩織に絡みたくなって詩織から日誌を奪うと詩織の顔目がけてキスした。

ちょうどよく詩織の唇に触れて、俺は周りに人もいたのですぐ離した。


でも何人かに見られていたようで短い悲鳴がいくつか聞こえた。

詩織は耳まで真っ赤になると、口を半開きにさせて小刻みに震えだす。

それが恥ずかしさからくるものだと分かるだけに、俺は詩織が可愛すぎて笑いがこみ上げる。


そうして俺が笑いを堪えて口を手で押さえていると、詩織が「もうっ!!」と照れながら早足で歩き出して、俺は慌てて詩織を追いかける。


「やっぱり井坂君はわけ分かんない。」

「そうかな?結構単純だけど…。」


詩織はちらっと俺を見上げてからムスッとして更に足を速めてしまう。

それが照れからの行動だと分かるだけに、俺は嬉しくてつい顔が緩む。


こんなことならもっと早く仲直りしておけば良かった…


俺はやっぱり詩織と話せるほうがずっと幸せだと感じて、すっかり寺崎の話を忘れてしまっていたのだった。







***







詩織と仲直りした俺は、早速詩織とのラブラブ勉強デートを復活させようと、授業が終わるなり急いで荷物をまとめた。

それを赤井に見られていたのか、赤井が同じように鞄に教科書を詰めながら「単純な奴…。」と呟くのが聞こえた。


俺は心の中でほっとけ!!と思いながら荷物をまとめ終え、詩織に声をかけようと鞄を持った。

そこで俺の前に島田と北野が揃ってやって来て、俺は二人の登場に首を傾げる。


「今日もだろ?」

「はぁ~…、なんか日課になってきたな~。」


「何の話だ?」


俺は二人が今日もと言う意味が分からなくて尋ねると、二人が俺の顔を見つめて顔を引きつらせた。


「は!?ここんとこずっと俺ん家で勉強してたじゃねぇか!!記憶喪失にでもなったわけ!?」

「さすがに三日続くと自然と足がお前のとこに向くんだよ。昨日までのこと、忘れたとは言わせねぇぞ。」


「あー…。」


俺は詩織と話せない鬱憤を二人と一緒に勉強にぶつけていたことを思い出して、苦笑いする。

二人の様子から今日は詩織といたいなんて口が裂けても言えないと感じて、俺は視線だけを詩織に向けた。

詩織はちょうど鞄を持ったところで、俺の視線に気づいたのか嬉しそうに微笑みながらこっちに向かってくる。

俺は詩織に来られると状況が悪化するんじゃないか…と思い、目線で詩織に来るなと訴えたけど、詩織は不思議そうに首を傾げただけで足を止めない。


俺がそれに覚悟を決めて自分から言い出そうと二人に目を戻して口を開くと、それより先に北野に肩を掴まれる。


「お前に無理やり勉強会させられてたけどさ、お前と勉強すると理解が早くなんだよな。やっぱ頭良い奴の影響ってすごいな。」

「あ、それ俺も思った。そんなやり方で問題解くんだって新発見もあるしな!」

「それな!!んじゃ、今日も俺らの役に立ってくれよ~。」


「……え、井坂君。勉強会するの?」


俺が二人の乗り気な会話に割り込めないでいると、傍まで来ていた詩織が声をかけてきて、二人の目が詩織に向く。

その後、俺に戻ってきて、じとっと睨むように見つめられる。


「おい。いつ谷地さんと仲直りした?」

「勉強会のこと忘れてたのはこれだな?この色ボケ野郎。」


俺が二人からなじられて「悪い…。」としか返せないでいると、詩織が焦ったように俺たちの前に躍り出てきた。


「昨日と一緒で勉強会やるんだよね?大丈夫!!私、ちゃんと話聞いてたから、行ってきていいよ!!」

「へ…?詩織??」

「勉強の方が大事だもんね。私、学校に残るって言ってるタカさんと一緒に帰るよ。それじゃ!」


「えぇ!?詩織っ!!!」


俺は二人と一緒に勉強会よりも詩織と一緒にいたかったので、詩織を引き留めようとすると、肩を組んでた北野から腕の肉を捻られる。

俺が痛みに顔をしかめると、北野がイラつきMAXな笑顔を向けてくる。


「おい。俺ら友達だよな?まさか彼女優先するとか言わねぇよな。俺だってマイと帰んの自重してるってのにさ。」


北野から脅迫ともとれる友達発言に顔を引きつらせると、島田からも肩を組まれた。


「友達だったら、俺らの勉強会断るはずねぇよ。井坂を見くびんなよ、北野。」

「だよな~。谷地さんと仲違いしてるときだけいいように俺らを利用するなんて、井坂ならやるはずねぇよなぁ?」


島田からフォローすると見せかけての脅迫の後押しに、北野が島田とタッグを組んで追い討ちをかけてきて、俺は詩織の名前を口にすることすらできなくなった。


………最悪だ…


この三日の俺の所業を考えれば二人の仕打ちは当然のことなのだが、俺はせっかく詩織との時間が持てると一日我慢してただけに落胆が半端なかったのだった。





***





「はぁ~~~…。」


俺が教室を出てから何度もため息をついて歩いていると、校門を出た所で二人の怪訝な目がこっちを向いた。


「ため息うるさい!」

「ほんっと情緒不安定な奴だな!!」


俺は詩織と一緒にいられない落胆から立ち直れなくて、言い返す気力もおきない。

二人はそんな俺を見て諦めたように顔を前に戻す。


「いっつも谷地さん中心なんだから参るよなぁ~。こんなんで遠距離大丈夫なわけ?」

「まったくだよ。井坂は谷地さんへの執着心が子供みたいで、見てるこっちが恥ずかしい。」

「うるさいな。俺のことは放っておけよ。」


俺がさすがにムカッとして言い返すと、二人が足を止めて俺に振り返ってきた。


「なぁ、いっつも谷地さんに振り回されてるけどさ。そこまで谷地さんのこと信用してないわけ?」

「信用??」

「そうだよ。谷地さんが約束?だっけ?を守らなかっただけで怒ってさ。要は自分がないがしろにされてるって感じて拗ねたんだろ?それって谷地さんのこと信じてないのと一緒じゃん。」


「そんなわけねぇだろ。詩織のことは信じてるよ。」


俺は詩織の気持ちは疑いようがないほど信じ切っていたので即答した。

すると北野が顔をしかめる。


「じゃあなんでちょっとしたことで怒ったり、拗ねたりすんだよ。普通気持ち信じてたら、しゃあねぇな~って許すだろ。」

「そうそう。井坂ってたまにすげー心狭いよな。」


心狭い!?


俺は自分でたまに思う事はあったが、まさか周囲からもそう見られてたと分かりショックを受ける。


自分で思うのは良いけど、周囲から指摘されると若干ムカつくこの気持ちはなんだろう…


「うるさいな。こういうのは人それぞれだろ。」

「図星だからって怒るなよ。」

「そうだぞ~。お前は短気なんだよ。」


ムカつく…


俺は二人の言い方にイラつきムスッとそっぽを向くと言った。


「詩織は俺のなんだから、他の奴にとられたら嫌だろ。そんだけの話だよ。」


俺が言い切った言葉に二人が「うわ~…。」と引く声が聞こえるが、俺は無視することにする。

でも二人の声に混じるようにすぐ近くから誰かの笑った声が聞こえて、俺は振り返るように辺りを見回した。


そこで見覚えのある背中を見つけて、俺は追いかけるとそいつの肩を掴んだ。


「おい。お前、寺崎だろ。」


スラッと背が高くて俺と目線の変わらない寺崎はゆっくり振り返ってくると、俺の顔を見て微笑むなり「バレたか。」と呟いた。

俺は素知らぬふりをして通り過ぎようとしたのに腹が立って、肩を掴む手に力がこもる。


「バレたとかなんだよ。ここ俺らの高校の通学路だけど、何の用でこの道使ってるわけ?」

「この道使うのに許可が必要なのか?俺がどの道使おうと、俺の勝手だろ?」


寺崎の本音を隠すような言い方に苛立ちが募り、俺は声のボリュームが上がっていく。


「赤井から全部聞いてんだよ!!お前、昨日も詩織に会いに来てたんだろ!?」


俺が寺崎を睨みながら追及すると、寺崎は俺の手を振り払ってからふっと息を吐きながら笑う。


「だから?俺が友達に会いに行くのに、お前の許しが必要なわけ?彼氏だからって偉そうなのな。」

「は!?」


寺崎は詩織の前で見せる穏やかな笑顔ではなく、どこか人を見下すように嘲笑している。

俺はそれが敵意に感じて、少し身構える。


「お前ってさ…、話に聞けば聞く程、自分勝手な人間だよな。俺、お前嫌いだわ。」

「!?!?」


そこまで接点のない人間に『嫌い』だと言われ、俺は意味が分からなくて声が出なかった。

寺崎は制服のポケットに手を突っ込むと、鋭い瞳で俺を睨んでくる。


「詩織はずっと笑顔で幸せにならなきゃいけない。俺は詩織が笑ってるなら、お前が彼氏でもいいと思ってる。でも、泣かすなら許さねぇから。」


――――は?


俺はこいつから詩織の幸せ云々の説教が出た瞬間、ブチッと頭の線が切れる音がした。

言い返す言葉より先に手が出かけたが、それを背後から北野と島田に取り押さえられる。


「落ち着け井坂!!ただの挑発だ!!」

「こんな時期に他校生殴ったら大問題だぞ!!」


「うるっせぇ!!!放せ!!!」


俺は完全に頭にきていたので、二人から腕を引き抜こうともがく。

でも二人は放すつもりはないようで、取っ組み合いのようになってしまう。


それを寺崎は口元を抑えながら笑っていて、俺は頭に血が上っていく。


「笑ってんじゃねぇ!!何様なんだよ!?ただの詩織の元同級生なクセして!!!」


俺が喉から絞り出すように吐き出すと、寺崎は笑うのをやめてじっと俺を見つめて首を傾げた。


「俺のこと、ただの詩織の元同級生だって思ってるわけ?」

「あぁ!?それ以外に何があんだよ!!」


寺崎はそこでまた笑い出すと、俺の事を蔑むように見てきて更にカチンとくる。


「まぁ、知らない方が幸せなこともあるからな。さ、俺にもう用はないだろ。俺は詩織に用があるから、お前はさっさと帰れよ。」


ひらひらと手を振って俺らの高校へ向かい出す寺崎を見て、俺はここでバカ力が出ると、二人を引きずった状態で寺崎に追いつき腕を掴んだ。


「ふざけんな!!お前を詩織に会わすわけねぇだろ!!お前が帰れ!!!!」


寺崎は掴まれた腕と俺の顔を交互に見ると、飽きれた様にため息をついて腕を振り払った。


「はー…、マジでめんどくせぇ…。お前がいない日に出直すことにするか…。」


寺崎はそう言うと、今度は来た道を戻るように歩き出して、俺はその背を睨みつけた。

すると寺崎が軽く振り返ってきて「せいぜい詩織に嫌われんなよ~。」とムカつく発言を残していき、俺はイラつきもMAXで思いっきり二人を引きはがした。


「二度と来んな!!!!」


俺は寺崎の背にそう叫ぶと、すぐ踵を返して学校へ足を戻した。


詩織の傍で見張ってねぇと気が気じゃねぇ!!

あんな奴と二度と会わせるか!!


俺は詩織を監視するつもりで学校に戻り、その道中北野と島田が俺を宥めようと声をかけていたが、俺の耳にはまったくと言っていいほど何も入らなかったのだった。









僚介VS井坂でした。

イラつきMaxな井坂と詩織の話は次回へ持ち越しです。

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