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世界を〇〇する話。  作者: 綾瀬咲祐
Ⅰ シアワセアジトによるシアワセアジトのための闇鍋大会っ!
9/21

【間幕そして続き】そして彼らの企みは?

【報告書】

・マスター、藤咲紅。能力は無し。武器は小型ナイフと鋼糸 

・神谷柚子。能力は無し。武器はチェーンソー剣。デカいのにポケットから出る。

・海凪空。能力は闇を操る。武器は小型ナイフ。

・社弥郷。能力は飼い猫である使い猫を子供へと一時的に変化させ、戦闘力の強い使い猫を操る。ただし、使うのには体力が大分いるらしく、使いすぎると高熱が出る可能性もある。武器は、先端が鋭い榊。

・小田桐虹晴。能力は天候、湿度等を操ることができる。ただし、それは明るい時のみ使用可能。暗い中だと使用不可。文字がよめる程度の明るさは必須。それがない限りは、能力だけでなく、体力も2分の1となる。武器は傘に似せた剣。

・風吹翔琉。能力は無し。武器はサーペンタイン・ロック・ガン。遠距離攻撃に向いている模様。

・真神歌雨。能力は歌でいろいろなことができる。龍神の力を使える。歌は声がきれいじゃないとできないらしい。龍神の力は晴れの日は使えない。武器は二刀流と龍神模様でてっぺんに水晶が入っている杖

・緑和良。自分を中心に半径一メートル以内の物の位置を入れ替える。自分でも可だが、その日の体調によって範囲が狭まることもある。入れ替えるだけで、他の能力はない。また、使う前に隙ができてしまう。武器は山刀。

_______

...ふぅん。百合はじっ、と報告書を読む。主なメンバーをあげた報告書は、女子率が高いのは気のせいだろうか___いや、そんなわけないだろう。

全く、ふふふ、浮気なんて駄目じゃない...せっかく私が来てあげたんだから、ね?

そんなことを思いながら百合は報告書を熟読していた。

「...それくらいで満足かい?」

様々なプロフィールを集めた張本人、龍弥はへらへらと笑いつつ、玖生雅に言った。

「...嗚呼、勿論だよー。...流石だね」

零にお菓子を与えつつ答えるその少年は、全くの緊張感等ないようで。というか、零と玖生雅はやたらと仲が良くないか?少し疑問を持って見ていると、真心という少女が耳打ちしてきた。

「...あの二人ね、デキてる、らしいよ〜?」

これがリアルに言う、BLというやつなのか...そんなことを思いつつ、仲良く話している二人を見る。どうやらいつものことのようで他の人は大して気にした様子を見せない。

「...さて、どんなコンディションに備えるのです?」

紗々という名の少女が少し首を傾げつつ聞くと、色々な話が飛び交う。

「んー、場所は屋内にすればいいんじゃないかな?雨が降る場所とかねぇ...」

「雨の日じゃ駄目だ...ほら、歌雨とかいうのが危なくなる。」

「ふぅん...じゃあ、さ。」

与え終え、次は彼の武器らしい鎌をきゅっ、きゅっ、と手入れをしていた手を止め、ニヤリ、と不吉に笑う。

「それなら、喉を壊せばいいじゃん?」

自分も残酷な方だとは自覚していたものの、それでも彼達の考えることは残酷で、狡猾に見えた。

「あ、そうそう...隼人、とかいう百合ちゃんの思い人...残念ながら調べるのには時間がかかりそうだ...来てすぐだから、データがないんだよねー?」

龍弥のその言葉に、分かりました、と答えると、小さく欠伸をした。この空気は、何か独特な雰囲気があるな...嫌いじゃないけど。そんな感情を抱きながら、話を続ける。

「じゃあ...特製肉をプレゼント、としようか?」

「問題ないのです。」

「さんせ〜」

玖生雅は口々の肯定の言葉を満足そうに聞くと、肉の開発を行った龍弥に再び礼を言っていた。

特製肉。

一見、普通の食用肉。

真っ赤なその肉には、理論上、喉を一ヶ月潰せる、らしい。

鳥肌ものだ。

「...じゃあ、私は此方をお貸ししましょうか?」

なんなら、と百合は小型カメラを玖生雅に手渡す。

こっちに協力することにしたのだ。出来る限りのことはしようと思う。いつも、愛すべき彼に使用していたカメラだ。彼が見つけたら、びっくりしちゃうかしらね。なんて思いながらクスクスと笑った。

「お〜、ありがとねぇ〜、気が利くねぇ。じゃあ有り難く借りるねぇ〜。」

相変わらず零を餌付けしつつ、間の抜けたような声でそういうと、カメラを飛ばした。ゆっくりとした様子で飛ぶカメラ。そのわりには、加速すると大分速くなるようで。情報を持って帰ってくるのも、わりと早かった。


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