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世界を〇〇する話。  作者: 綾瀬咲祐
Ⅱ Death Smaile VS シアワセアジト、そして他アジト
14/21

2 「アジト・氷花」美しく狂おしきお花達

綺麗なもの、可憐なもの、美しいもの。

そのようなものが好きな人なら性別年齢問わず大歓迎。

戦闘型。しかし、無粋なものは求めていない。あくまでも美しく、美しく。


どこか狂っているほどに「綺麗」を追及する少女の経営するアジト。

自分の信条や嗜好に絶対的な自信を持ち、深く愛する者が集まる。________WORLD-Exchange、アジト【氷花】より抜粋。


「______なにやら、騒がしいですね。」

若干不機嫌そうに美しい顔をしかめると、近くのベンチに座る男女をちらっと見た後、さらに近くに座る男女...さっきとは違って幼い少年と少女に微笑みかけた。

「..........帰りましょうか。」

そう答えると、純真無垢な4つの瞳が明るく輝き、仲良く顔を合わせて話し出した。

「うん!そうだね!満月達も、」

「...いい加減飽き飽きだよ」

マスターである少女...雪音 朱香(ゆきね あやか)のセーラー服のスカートと、長い黒髪がひらりと弧を描く。その後を追うようによく似た幼女と幼児...双子はついていった。

「...あーっ」

「どうしたの満月。」

幼女...朝霧 満月(あさぎり みつき)の言葉に、幼児...朝霧 月輝(あさぎり るいき)はすかさず問い返した。

「あのね、あのねっ...潰しちゃったの、さっき。」

悲しげにしゅん、としながら握った手を開いて二人に見せる。朱香と月輝がのぞきこむと、柔らかく小さなその手の上には、バッタ...だったものがのっていた。ぐちゃっとつぶれてしまったそれはもう、『だったもの』としか表現出来ない。

「...満月様。」

朱香は顔をしかめ、注意をした。

「手が汚いですよ。...洗って来てください。」

どういうことか殺してしまったことを注意することなどない。月輝は満月に対して一言。

「いつも通りちょっきん、できなかったんだ...また一緒にばったとか、とりにいこう。」


______そう、ここのアジトのメンバーは何処か狂っている。

双子は生前から環境のせいもあり、“死”というものは身近で、美しさを見いだしてさえいた。お互いの死に際を見たくて殺し合うという最期を迎える有様だ。

マスターである朱香は病的に美しいものにこだわるあまり、とある登下校の日、雪景色を見て唐突で発作的な自殺願望がわき、自殺をしたという最期を迎える。

メンバーはたったの3人。これから人数集めという少数アジトであるのにも関わらず、実力は折り紙付きのメンバー達。


「...ねーねー!マスター!」

「どうしたのですか?」

「ほんやさんに行きたいなぁって思うんだよ!」

「...あらあら。」

「マスターさんやめてください!満月をつれてっちゃ駄目です。」

「ぶー!」

頬を膨らませた満月にそれ以外のことをしよう?となだめる月輝。月輝は満月を本屋に連れて行きたがらない。普段満月の意見を尊重する典型的シスコンの月輝にしては珍しいため、どうしてなのかと思っていた時期もあったが、彼女の様子を見るからに、どうやら若干彼女は腐女子気味で、世に言うボーイズラブ...ここらへんの世界では、ベーコンレタスと呼ばれている。が大好きらしい。また、それを月輝は阻止したいと思っていることが結局その一因で。


「..........ねえー、退屈だよぅー!Death Smailにつれてってー!」

「駄目。」

非日常の象徴でありそうな、Death Smailに遊びにいきたがるのも彼女ならではの理由で。ただ、マスターである曉玖生雅と柊零のやりとりが見たいだけ、らしい。

でも、たしかに退屈なのは事実なのであり。非日常も、美しい、非日常を望むのが彼女達であって。


「.......とりあえず、御茶にしましょうか、満月様、月輝様。」

今日もいい天気。晴天には暗赤は似合うか……試していいだろうか。そんなことを考えながら、双子に柔らかく微笑みかけた。...とりあえず、美しい風景を眺めながら、愉快な双子の話を聞くのも一興だろう。

氷花好きです。狂ってるけど大好きなんです。例双子二人はロリショタ。ちなみにキャラ設定公開。


まず朝霧満月さん。(6歳)女の子。《オリジナル》

初めて会う人には全力で人見知り。なれると本性を現す。おませさんで恋愛ごとが好きで、人の感情に敏感。月輝と同じで狂っている。生き物のもがく様子が魅力的らしい。無邪気。純粋無垢。そう。“無邪気”だけに狂っているのだ。昔から、その無邪気な性格で、人の死に際を見て来たから、なんとも思わない。遊び代わりに生き物を殺すくらいは、なんとも思わないのだ。好きな遊びは、「鬼ごっこ」「バトルごっこ」等だが、まず鬼ごっこやチャンバラのルールが違う。鬼ごっこでは捕まったら本当に殺される可能性のある、真面目な鬼ごっこ、バトルごっこは真剣等を使った本物のバトル。そんなことを昔からやっているせいで、やはり浮いている。愛情表現=Deathとなってる為、好きな人相手にはヤンデレ化。彼女は、殺気を隠して相手に近づき、自然に相手の急所に身体を運ぶ事を得意としている。得体のしれない暗殺の力が強い。また、腐女子疑惑アリ。同性どうしで仲良くしていると心が温かくなる、といっていた。月輝は全力でそれを阻止している、とか。月輝の双子の妹。兄のことを兄弟としてでも依存中。息が合った兄と一緒にいることを心地よく感じている。ただし、無意識のうちだが、兄から心が離れている。人見知りだが、マスターと仲良くなった事が変わったきっかけだろう。


次に朝霧月輝君。(6歳)男の子。《オリジナル》

無口ではないが、何処か作られたもののような性格を持つミステリアス。また随分と年齢以上にませている。人の感情の機微に敏感で、目上のものに対して礼儀正しい。常にアンニュイそうな表情。また、瀕死の生き物を満月の次に美しいと愛している。死に際の人間達の反応の違いに恍惚を感じているようだ。勿論生き物ならなんでもいいのだ。人間が個人的に一番好きらしいが、それは流石に自重している。時々、普段通りの表情で、「殺しても良い?」と聞くが、冗談なのかは不明。裁縫や料理等が好きで家庭的。特に料理が好きらしい。お肉や魚を、ぷっつんぷっつん、と切ることが好き、らしい。いずれまだ生きているものを料理したい、と言っている。満月の双子の兄。美しいものを異様に愛する。満月を一番美しい、と称し、大切にしている。マスターには共感をしめし、彼女と行動を共にすることを決める。満月と意気が会っている。でも、最近は妹が自分離れをしていることに気づき、寂しく、でも少し、よかったと安心しているようだ。


最後に雪音朱香さん。(16歳)女の子。《晴流様のキャラクター》

自分の見た目に絶対の自信を持つ。見た目で嘲られたことがないからか。自信に見合うほどには美しいが、自分から自慢することは決してない。しかし、その性格上、万が一、万が一の時。例えるならば「ブス」だのと―本当にそうは思っていなくとも―言ってしまった場合。その時は、彼女の大好きな色、生命力溢れる深紅の中で死に絶えることになるだろう。自慢することはないが、自分の容姿を馬鹿にするものは決して許さない。また、周りの光景にだって気を使う。醜いモノは最初から見て見ぬふりをするが、綺麗なものは殊更に綺麗にしようとする。それは彼女の唯一且つ絶対の罪滅ぼし、そして趣味で娯楽で使命である。その態度はほとんどの場合品行方正。あまり人で態度を変えず、穏やかな物腰。自分が「完璧」であることをできる限り望み続け、敵を作らないように真意を隠すところがある。が、最近はその度合いが減ってきて、気を許した数人だけには年相応の表情を見せることも。見た目に自信はあるものの、自分の中身に対する自信は少なめ。どうやら、過去の出来事が原因らしいが。そのせいで好きな人には相当奥手。敬語が標準装備だが、どうも砕けた口調も苦手だが使えるようだ。

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