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第10話
次の日、ほぼ丸一日かけて探す。
いや、それだけでは済まず、更にはもう一日かけた。
途中で召し使いさんが、
「なにか。お探しものですか?」
と尋ねてくれた。
(おお。ラッキー。ラッキー。
あなたが来てくれたら百人力)
と想っても、さすがに頼めるものではなかった。泣く泣く、
「うーん。ちょっとね」
とゴマカシ笑いを浮かべて、その本当はとてもありがたい助力の申し出を断った。部屋に備え付けの引き出しから、タンスの引き出し、あらゆる引き出しをガサゴソした。更にはあらゆる箱を開け、中身を一度全部出して、一々あらためた。
それだけ探しても、一通のラブレターも見つからなかった。
ウソ。ウソ。ウソ。
私の記憶によれば、確かにエリザベトの寝室で見つかったことになっていたはず。
(どういうこと?)




