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第9話

 そして、こちらの間諜スパイがほぼ同時に、王府内の動きを伝えて来ておった。それにより、王太子の記しておること――無論その『信じている』との()(ごと)は除いて――が事実と確認できた。


 そして帰付者が王府の下を訪れたは11月3日。この時エリザベトのことを訴えたとし、訴状の発行された日付を見ると、11月6日。つまり、わずか3日である。尋常なことではなかった。十分なる調査は無論、裏を取るなどの最低限の調べさえ行ったとは想われなかった。


 しかも、訴えたのが自国の者ならまだしも、敵国の者である。そして、その訴えられた相手が、王太子の婚約者たるエリザベト。こうもやすやすと信じることではあるまい。


 むしろ、訴えた者を、誣告(ぶこく)をなしておるのではないかと、疑ってかかるのが先であろう。それがまさに訴えのままに信じ、訴状を送りつけて来るとは。


 ところで、先日の私の進言は、『国軍の監視』を勧めるのみであったが。父上は『王府の監視と情報収集』も命じておったのだ。


 おかげで、この情報を元に私も考えることができる。さすが父上。まさに『敵を知り』の第一歩である。


 頼りになる御方。


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