絵は図形色で出来ている
美術部の話で
黒い話やそれぞれの絵の心構えや派閥や推薦や別れと出会いがあったり
そそれを通じて成長する高校生の話
楽しんでくれると幸いです。
絵は図形と色で出来ている
私の名前は三河夕、⒖才のピチピチの女子高生である。
私の高校の場所は公立の中学の隣にあり、駅二つからも近い所に位置する。
この高校はいわゆる地域の進学校に、当たる県立高校である。
県立の為、正直何もかも設備が古い。
なぜ、私はこの高校に入ったかとゆうと。
そう、ここにはとある美大の指定校推薦がある。
正確には美術部の部員に対してだが。
そのせいで、ここの美術部の部員数は六十
名を超える。
しかし、推薦枠は5枠程の狭き門。
とわいえ、私が中学時代は、美術部のエースで、名も知れていた。
そんな事を考えていたら。
部活勧誘をしている、先輩たちの声が聞こえてくる。
聞こえてくる限り、運動部が多い気がする。
やはり、先輩たちも、部員が欲しい為、目一杯の声を出している。
さながら、戦場のようである。
そう気に留めていると、古臭い校門についてしまった。
校門の鉄は錆び、酸化している。
青緑に色褪せている、それがより一層古さを感じさせる。
そこをくぐると、大きな桜が目に入る。
樹齢60年の、ソメイヨシノである。
春のため、満開でやはりうっとりする、見た目である。
風に吹かれて、桜の花びらが紙吹雪の様に舞う。
少し目をそらすと。
目の前の掲示板を見つけた、私はポケットからスマホを取り出し。
そして、私はラインなどを、返し始めた。
何故、私が掲示板の前でスマホをいじる、のかとゆうと。
私は今、人を待っている。
そいつは、私より先に出たはずなのに。
私の方が先に集合場所に着いた。
しばらく、そうして時間をつぶすと。
真顔で一切の疾走感が無い、走り方でこちらに駆け寄ってくる、男が一名。
走って来た男は、相川である。
私の腐れ縁の一人である。
「叔母さんから財布、預かてるから。」
私は少しイライラしていた為、投げやりに渡した。
そんな、渡し方をしても、相川は表情一つ変わらない。
私の顔を横目で一瞬見ただけで、謝罪を感じる表情は無いまま。
「あんがと」
そう言うと、相川はダルそうな顔で歩き出していた。
まるで、感謝とゆう概念を知らないようである。
ホントに、人を振り回すやつである。
こいつも、美術部である。
しかも、実力者なのが笑えない。
中学最後のコンクールで。
私の絵は過去一番だと言って良かった。
大胆に多くの色を使い、構図は大胆に詰め込んだ作品である
自分の絵の人生9年分の、小手先のテクニックから自分の武器を、生かした作品である。
制作には2ヶ月じっくり、完成させた。
しかし、私は佳作なのに対して。
相川は最優秀賞で、嫉妬以外の感情もあったと思う。
もはや、一種の燃え尽き症候群なのかもしれない。
だから、リベンジする事が出来るから嬉しいのだが。
どこまで、本気なのかは自分でも分からない。
やる気なのかはたまた、後に引けないだけなのか。
思いたくはないが、諦める為なのかもしれない。
やはり、半年経っても完全な言語化できないでいる。
因みに相川はアクリルメインの個性派のセンスタイプで。
影響を受けているのはアメリカの1970
年のスプレーアートらしく。
あいつの絵の特徴は構図と色がシンプルな所で
特に反対色二色のみで、動物を描き背景は
黒一色の所である。
そのコンクールで最優秀賞を取った絵は。
荒いタッチで描かれた、青色と赤色のシマウマが黒背景で草を食べている。
それを正面から描いた絵である
とにかくセンスがすごい画家である。
たぶん、センスだけならここの高校では、
たぶん、ナンバーワンである。
そんな事を思っていると。
相川がだるそうに、訪ねてきた。
「昨日、担任が校長はすごい人だったと言ってだけど」
相川は世間話をし始めた。
「知らん」
私が即答すると、相川は横目で私を見て。
相川も淡々とか私に返した。
「サッカーで高校の頃、ユースチームらしいよ。
確かにすごいが、私にとってどうでも、いいことである。
「へーだから」
そのような、返事をした。
その後、相川は少しテンポを置いて突然話した。
「俺は何の為に絵描くんだろうとか思って。」
相川の言葉は、私の心に対しての異物に近い。
それが良いか悪いか、そうゆう話でない。
考えるのが、怖かった。
それが、とても背筋を針で刺された。
それに近い、恐怖である。
それが、顔に現れたのか。
相川に若干引いた顔で心配するような、声で。
「お前顔色悪いけど、大丈夫か」
相川に心配される、始末である。
「心配しなくてもいいよ。」
私は作り笑顔でそのように、答えた。
先送り、する事にした。
理解出来ない問題も、いつかは理解出来る。
その様な理由で脳を納得させた。
そのようなやり取りをする内に。
自分の教室に着いた。
正直言って、その後のやり取りは覚えていない。
そこから、気分を変えて教室に入ると。
クラスメイトの談笑や自慢などの、会話がたくさん耳に入る。
いつもは、五月蠅いだけだが、今は心を安定させる。
まるで、精神安定剤である。
後ろから「わっ」と大きな声がした。
一瞬、目を完全に見開き、大きい声で。
「きゃ」
普段の自分の声とは、思えないかん高い声を上げた。
一部のクラスメイトが私を見られたが、直ぐに元々見ていた、方向を見た。
驚かせた張本人が後ろから、話しかけてきた。
「大丈夫」
本当に心配するように、話しかけて、来たのは、一森真弓である。
まるで、怪我をした猫を心配するような、他人行儀な心配である。
彼女は昨日から仲良くなった女子生徒である。
このクラス唯一の友達でもある。
一森が続けてこう言った。
「どこの部活見学行くの」
そう聞かれたのでいつもなら、脊髄反射と同じ原理で。
美術部と言っていた。
しかし、朝の事があって、少し迷っていた。
けれども、美術部以外行くところもない。
だから、顔から、声まで自信なさげにこたえるしかない。
「美術部だと思う」
一森は、ニンマリした笑顔と少し驚いた表情で、言った。
「私も同じ」
私も少し驚いたが、確率的にも特別に、驚くレベルでもないだろう。
しかし、理由は耳を疑うレベルである。
「中学時代は運動部で辛かったからさ、美術部なら学生生活を謳歌出来るでしょ」
彼女は楽を、する為の美術部である。
驚きはしたが、確かに楽しく楽を両立するなら、普通なら美術部が最適である。
しかし、色々反論はあるが。
しょうもない正義を振りかざしても、どうにもならない為。
私はとりあえず、受け流す事にした。
とはいえ、どうせ諦めるだろう。
そんな事を思いながら。
刻々と、ホームルームの時間が近づいている。
とらえず、荷物を一旦、机に置いて。
準備をしていると。
「一緒に見学いかない」
一森は楽しそうな、子供のような表情で、提案した。
一緒に行くには、やぶさかでないない為。
「いいよ」
私の声で一番いい声言った。
一森は安どの表情で、言った。
「美術部行く人いなくてさー。」
少し一人でいくのが怖わかったのか、そんな様子で言った。
返事をしたら、一森が席に戻って行った。
その背中、友達と遊ぶたのしげな、背中である。
ちなみに私も、準備が終わり、席に着くと
しばらくしたら、私たちの担任が教室に入ってきた。
先生の足音が大きくなるにつれて連れて。
教室は静かに近づき、先生が見えたら無音になった。
そんな、感じに静かで淡々とした感じにホームルームは進行していき。
「今日は部活見学があるので、興味のある人は行って下さい以上」
その様な、感じで二日目のホームルームは
終わった。
その後は、部活見学に大半が行った。
クラス内はさながら祭りである。
担任の言葉の後、一森が猛スピードで私の机にきた。
一森は少し迷いのある顔で言った.
[廊下めちゃくちゃ、混でるから、寄り道しない。]
彼女はたぶん、学校を見て回りたいのだろう。
顔から漏れ出す。興味が隠せていない。
「いいよ」
私は彼女の可愛さに負けたのもあるが。
こんなに、混でいる道を歩きたくない、ので助かる提案である。
その後、一森と他愛もない話をしながら、
何度も学校内の廊下などを、探検して回った。
そして、開始30分後に、美術部に到着した。
しかし、後ろから相川が顔を出してきた。
足音一つ立てず、私の後ろに立っていた。
まるで、梟の狩りの様である。
私は驚いてしまい。
「きゃ」と女の子らしい、高い声で反応をした。
そして相川が、私の声を気にも留めず。
まで、道の落ち葉が飛ばされた、様な反応である。
「届けてくれた、お礼にジュースおごるから」
と言って、私は一緒に帰る誘いなのかと思い。
「一緒に帰りたいわけと」返えした。
私は笑みを、浮かべながら、返した。
「何に言っての」
と言われて、深読みしすぎたようで。
顔が赤面したが、出来るだけ、それを隠した。
自分でも、笑いが出るレベルの酷い、照れ隠しである。
「取りあえず、帰りにおごるから」
そんな私を気にも留めず、私たちより先に躊躇なく美術部の扉を開けた。
そこには、美術部の顧問が黒板の前の教卓に椅子に座りながら。
コーヒータイムでゆっくりしながら、座っていた。
それで、美術室には⒖人程が、ジュースを飲んだりしながら楽しそうに話していた。
何なら、4人はスマホでゲームしていた。
あまりの緩い空気感に、呆気に取られていると。
顧問がこちらを横目に話かけていた。
「君たちは部活見学の人」
と、若干低い声でやる気ない感じで言った。
「はい」
一森が自己紹介と」同じような明るい声で返した。
私たちが美術室入った事、対して部員たちは、横目に見るだけであり。
特に会話は止まらず、スルーされた。
「君達、指定校推薦の子かい」
そう話しかけていたのは。
赤い髪ゴムで髪を、束ねた背が大体165㎝の大人びた顔の女子生徒
しかも、興味津々で訪ねてきた。
まるで、猫のようである。
「いやーわからないですよ。」
そうやって、笑いながら、回答を濁すことにした。
そうすると、女子生徒は一森を見て。
私に質問する時と、同じような顔で言った
「君は」
そう、聞くと一森は、頭がついていけないのか、そんな顔で
「ここの高校は、指定校推薦ありましたっけ」
その様な質問を一森は投げかけると。
その質問をした、一森は。
女子生徒の顔は頭が追いつかないような顔で言った
「普通、入る高校の推薦枠調べないの」
正直、私もそう思ってしまった。
そこに対して一森が申し訳なさそうに。
「滑り止めだったもので。」
そう言うと女子生徒も納得した表情。
「あーそれなら、しゃーないか」
その女子生徒は続けて。
「ここの美術部は美大の指定校推薦があるの、それ目的に入部する奴も多いわけ。」
ため息を交じりの声で言っていた。
そう聞くと一森が軽い気持ちで質問を問い掛けた。
「美大ってそんなに入るのがムズイですか。」
そう聞くと、その女子生徒はまたもや、ため息交じりに話した。
「まず、藝大の倍率は⒖倍しかも、偏差値も六十五あるの、しかもデッサンのレベルも高い」
一森の顔が引きつって来ても、気に留めず話を進めていた。
「しかも二次試験は、白紙に絵を描けとか
試験が鬼難易度なわけ。」
一森が納得の顔で
「確かに、まだ推薦のほうが楽か」
その女子生徒は次に相川を見て、ニヤニヤしだし
「君も指定校推薦狙っての」
相川にそう聞くと。
相川は飄々と答えた
「はい」
それを聞いてその女子生徒は一瞬、驚いたのと、嬉しそうな表情になった。
その後すぐに、女子生徒は呼吸を少し整えた。
また、ニヤニヤした、表情に戻して言った
「君は私の弟子にしよう」
その女子生徒の表情とは相反して、真面目に言っていた。
その直後、周りの生徒たちや顧問でさえ、視線が相川達に向いた。
その女子生徒と同じ机で二人、話していた、女子生徒が相川を驚いた表情で見た。
その女子生徒の顔は緊張感も漂っていた。
相川は眉間にしわを、寄せて理解出来ていなかった、そんな感じの表情である。
相川はしばらくテンポを置いて。
「何で俺を弟子にしたい訳」
質問の答えを答え無かったが、嫌がるような表情である。
そうゆうと、女子生徒は少し笑いながら。
「顔がタイプだったから」
そう聞くと相川は呆れた顔をため息交じりで。
いつも人を振り回すタイプが、振り回されるのは、新鮮である。
「冷かしなら、黙れよ」
相川はふざけた質問だと解釈した。
そのせいなのか、少しイ見下した表情で答えた
周りは先輩にため口かよとそんな、軽蔑的な目で見つめていた。
前の女子生徒は心配そうにその女子生徒を見つめていた
それを聞いて、ニヤニヤした表情でその女子生徒は答えた
「君みたいな、毒蛇の牙を抜いてみたかったかね。」
すごい、猫が新しいおもちゃを見た、表情で相川を見た。
相川は下唇を強く噛んで目を鋭くした。
呼吸を整えてその女子生徒を睨み付けて。
「俺より結果出してから言えよ、後名前言えよ」
そして呼吸を整えて、強い声で相川は言った。
相川の自分が実力者だと、自負している感じが、ヒシヒシと感じる。
まるで、ライオンの群れの雄の雄叫びである。
「俺は東日本美術コンクール二連続優秀賞」
相川は勝ち誇った様にそう言った。
部内がさっきまでの、騒がしさが少ししずまった。
前の女子生徒は少し表情の硬さが解けた。
相川は生まれつき文武両道で自信過剰が最強レベルに強い。
その為か、大体自分の実力を言えば、他人をひれ伏すと思っている。
それを聞いた女子生徒は笑みを浮かべて。
「私は飯沼咲、東日本高校生美術部展、最優秀賞」
相川は少し驚いた様だが、表情を変えずに、
呼吸を整えて。
大分、焦っているのか、相川の手に熱がこもる。
相川が反論を出そうとしたら。
顧問がダルそうな顔で話相川に話しかけた。
「お前の絵は見たことはあるけど、センス全ぶりの絵、画力が圧倒的にない、はっきり言ってゴミ以下だよ」
相川が顧問をにらみつけた、そして反論をした。
空気がさっきよりもっと、張りつめた感じになった。
今の空気はまるで、灼の中に冷たい氷の針が花粉の様に舞っているようである。
しかも、氷の針がまた次とどんどん刺さり、
かつ更に体の奥に刺さって、いくようである。
しかし、相川はそんな空気を気にも留めて、いなかった。
相川は顧問に言い返した。
相川は表情に出てないものの。
声の出し方や手の握り方などから分かるのだ。
相川は自分の才能がどれだけ自信を持っているか。
まるで、たこ焼きのような怒り方である。
表面はちょっと熱いのに中は、死ぬほど熱い。
そのように、相川はいつもより声が大きく、淡々と顧問に返した
「俺は神童と色んな奴から物心が付いたときから呼ばれた、それで俺の絵は大会でも結果を残してきた。」
顧問がいつも通り相川の眼も見ず答えた。
しかし相川と違い、声も早さもいつも通り、の淡々さだった。
「そうやって、他人の評価しか気にしない奴は、全員努力してない。
分かり易く話すなら、努力してないから。
才能や他人の評価で物を語る。
いわゆる、自信が無いから張りぼてで、自己肯定感を保つしか無い。」
相川が言い返せず無言になっても、話は続く。
「相川、お前は努力してない、ただの中二病の奴だよ。」
顧問の言葉は重く鋭いかつ、弱いところを的確についた
相川の顔は怒りと悔しさが籠った、表情だった。
しかし、何と無く納得はしている、それだけはわかる。
何より言い返さないのが一番の証拠である。
しかも、自覚はあっただと思う。
しかし、それを他人に突き付けられて、実感すると、尋常じゃなく痛い。
完全なKO勝ちである。
だが顧問は勝ち誇りもせず、またコーヒーを一口飲むと。
そんな相川を気に留めず、顧問は飯沼先輩を見て。
簡潔でただの、指示で感情をこめずに言った。
「飯沼、自分の言葉には、責任もてよ」
そう言うと、またコーヒーを飲んでダラダラくつろぎ始めた。
まるで、弱小の高校に勝った強豪の監督である。
それと同時に部内の空気も落ちついた。
テスト後のクラスの様な、緊張感のナイフが抜けていくようである。
相川の表情もまた、若干いじけた顔へ変わった。
飯沼先輩は一瞬だが、明らかに辛い表情だった。
だが、その表情は黄昏みたいに、すぐに別の表情を変わった。
相川を横目にジュースを一口飲み。
前から、決めていたように、少し口角が上がった顔で言った
「君、取りあえず、丸を綺麗に書きな」
相川は飯沼先輩の言葉を聞いて。
天井に目をそらすが、直ぐに前を見ていた。
「俺がうまくなれる、見込みはあるよな」
相川は自信が前ほどなく、その様な質問を返した。
とわいえ、それでも気の強さが伝わってくる。
見事に毒蛇の牙を抜いたようである。
「知らんけど、センスがなくて最後まで、面倒は見るから」
飯沼先輩は一切迷いなく答えた。
声は明るいし軽いが、真っ直ぐである。
相川は立ち上がり、呼吸を整えて。
「飯沼、よろしく」
少し笑みを浮かべながら、カラッとして言った
まるで、理想の夏を連想させるそんな、オーラである。
言われた瞬間に飯沼先輩の瞳孔が、松ぼっくりを水に入れたように縮んだ。
顔は少し、呆気に取られている感じである。
ため息をつきつつも、飯沼先輩の表情は安堵しているように変わった、ように見えた。
「てか、敬語使えよ、一応師匠になったのに、ため口かよ。」
飯沼先輩は残念そうに言った。
だが、顔からは幸福感が伝わる、笑顔である。
前の女子生徒もホットした表情になった。
「敬語は、ハズイからヤダ」
相川は口をとんがらして、そう言った。
しかも、首は飯沼先輩の方は向かず、顧問をみていた。
相川の眼はナイフだった。
とても鋭く、表面は冷たいが。
しかし中に他を寄せ付けない、圧倒的な熱が籠っている。
顧問は反応さえしない、しかし二人の間に
それぞれ龍がいる。
一森が硬い表情を解いて、少し抜けた表情で言った
「本当に美術部は変わり者多いのかな」
そんな事を私に質問のような、共感を求めた。
私も正直驚いた、相川が人に助けを求めるのは、初めて見た。
私は少し、疑問が出たので、聞いてみた。
「部員の数、少なくないですか。」
その様な質問を飯沼先輩に投げかけると。
口を小さく開けて、何でもないように返した。
「美術部の部室は、2個あって、ここはだらけるスペース。
いわゆる、フリースペースで自由、宿題やったり、スマホとか話したりする所。
もう一つの方は描く所に静かに絵を描く場所。」
飯沼先輩は淡々と言い終わると。
前の女子生徒が口を開いた
髪は30㎝の綺麗な黒髪の癖毛の、女子生徒である。
顔は小さく 、目はだけが大きくその他の、部品が全部小さい美形である。
背丈は160㎝程で、スレンダーな体型である。
本を読みながら目も合わせず、淡々と言った。
「実際に行かなきゃ、わかんなくない」
しかし、言い終わった後に一瞬、横目で私たちを見た。
その目はとても、品調べをするような、捕食者の目である。
「確かに、じゃあ私に付いていく。」、
間髪入れずに、飯沼先輩は少し焦り気味に答えた。
飯沼先輩は口角を上げて、笑顔にして言った。
目は少し別の所をみていた気がする。
少なからず、悪意がないのはわかるが、どうも余裕がなさそうに見える。
「なら、速く行こうぜ」
相川が真顔でそのように、口にした。
やはり、表情にはあまり焦りが無かった。
相川はとりあえず、気になる程度の興味である。
それに対して、飯沼先輩は相川を見て言った。
「見学だけだけどいいの。」
飯沼先輩はまた笑顔で言った。
今回は明らかに口角が高い、まるで無理矢理上げているようである。
そのように、返すと相川は表情を変えずに言った。
「関係ない。」
相川は正直どっちでもいい感じだろう。
前触れもなく、髪の長い先輩は本を閉じた。
彼女は突然立ち上がり、ずっと座っていたのか、大きく背をのばした。
「私も行くよ」
彼女は普通のように言った。
彼女が行くと言うと、飯沼先輩は少し驚きの表情になった。
少し彼女が行くのを、ためらうようである。
声色が少し右往左往している、様な声である。
「用事でもあるの、雪」
「ある」
彼女は短く淡々と答えた
声色は真っ直ぐで冷たい感じだった。
質問に対して、回答を返す、ただそれだけの会話。
なのに、明らかに何か裏を感じさせる、会話である。
そんな事を考えていると。
一森が何かを思い出したように、少し焦りながら言った。
「私が一森若菜と隣のこの子は三河夕です。
よろしくお願いします。」
そのように自己紹介をすると
「古味雪です、よろしくお願いします。」
そのように、淡々と言うと。
飯沼先輩が頬を人差し指で軽く押すと。
「雪の、頬めちゃくちゃ柔らかいだよね。」
古味先輩は、めちゃくちゃ嫌な顔だった。
しかも、眉間にしわを寄せて飯沼先輩をじっと見つめて、口を閉じて。
「毎回、自己紹介の度にそれ、止めない。」
その様な、古味先輩に対して一方、飯沼先輩は。
めちゃくちゃ笑顔で、まるで新しいおもちゃを遊ぶネコのようだ
「雪なんか暗いから、可愛い所を見せたくて」
古味先輩は、あきれながら。
「今度また触らせてあげるから」
古味先輩がだるそうに言うと、飯沼先輩は
ため息をつきつつ。
人差し指だけでなく、中指でも押し始めると
「それ言って、いつも触らせて、くれないのに」
古味先輩は嫌がっていたもの、痛い所をかれ的な苦い表情であった。
「どうでも、いいけど速く行こうぜ。」
そう言ったのは、相川である。
表情は、少し焦っていたのと、本当に興味が無い感じである。
猫の気に入らなかった、おもちゃを見る、
表情はである。
それを聞いた、飯沼先輩は残念な表情であった。
飯沼先輩は古味先輩の頬から、手を離すと。
飯沼先輩は相川をじっと見つめて、言った。
「君は百合に興味ないわけ。」
そのような、質問を相川に投げかけると。
「興味ない」
相川は、淡々と言い放つと。
一人歩きだすと、飯沼先輩は走って、相川の隣に行くと。
「私の扱いひどくない」
そんな感じに私たちは不安定な空気感で、二つ目の美術部を目指して歩いた。
飯沼先輩と相川は一番前で話していた。
話していたのは、絵の練習についてだった。
まるで、世界に二人だけの様な、排他的な会話である。
古味先輩は飯沼先輩をずっと見守っていた。
古味先輩の表情は、落ち着いた様な、嬉しいそうなそんな目である。
一森は古味先輩に話しかけた。
「古味先輩は絵何歳から、始めました。」
明るく軽い声で古味先輩の目を見て。そう話しかけた。
古味先輩は一森を横目に軽く見ると、視線をそらすと。
少し考えると真顔で淡々と。
「10歳ぐらいから」
一森はため息で落ち込んだ顔で言った。
「三河は何歳の頃か始めたの」
明らかに落ち込んだ顔で、私に質問して来た。
「6歳のころからかな」
そう返すと、一森は明らかに落ち込んだ表情で言った。
「私、経験ゼロだけど大丈夫かな。」
顔が明らかに暗い一森を見て、慰めようとしたら。
「描きたいやつは、年齢とか気にしないし、描きたいから描くだけだと思うけど。」
そう言ったのは古味先輩だった。
慰めるような、弱く柔らかい言葉で包み込むようではないが。
事実を述べる、固く冷たいが中途半端の優しい言葉より、説得力もある言葉になる。
しかし、古味先輩の顔は少し暗い顔だった。
一森はピンときてはいない様子だった。
私は先送りにした、考えたく無かった。
相川の朝の言葉と同じ様な言葉の感触だった。
そんな事を考えていると。
一森が合致のいった顔で古味先輩に言った。
「憧れたものになりたいからとかですか。」
古味先輩は少し悲しげな表情で
「正解はないけど、一森さんがそれで納得したなら、それでいいよ。」
一森は笑顔で隣を歩く古味先輩に体を向けて、お辞儀をして。」
「ありがとうございます、人生の糧とします」
古味先輩は顔を驚きと恥ずかしさからなのか、かおが赤面して。
耳を赤くしながら、一森に背を向けて、声は少し上に上がりながら。
「別に普通の言葉しか、言ってないから。
そんな感謝されるほどじゃないよ。」
やはり、この人は優しいそう感じた。
そんなやり取りをしていると、美術室に着いた。
教室を開けた瞬間空気感が変わった。
目の前にはイーゼルを立てながら絵を描く人や卓上イーゼルを使って描く人まで。
私の求めた、常に漂う緊張感とヒシヒシと感じる。
それぞれが自分の絵に自信と闘志に燃えた、
熱の暑さ。
まるで、盤上の中から見る将棋の様な、恐怖まで感じる空気。
そこに話しかけてきた、先輩が現れた。
「あれー飯沼さんじゃないですか、俺に負けた癖に後輩連れて。
どの立場なわけ。」
そう話しかけてきたのは、坊主頭の闘志の宿る目の男だった。
飯沼先輩は少し気まずそうな弱そうな、顔になった。
顔そらした瞬間、古味先輩が鋭い目付きで睨み付けた。
「何の用、ようがないなら消えるか、どっか行ってくんない、寺家」
その様な、ナイフのような言葉を古味先輩が言った。
子供を守る母熊のような恐怖感を抱いた。
ただ、寺家も一歩も引かない、寺家が飯沼先輩を見て。
「恥ずかしくないわけ、人の後ろ隠れて。
やっぱ、お前も卑怯だよな。」
少し笑みを浮かべると、視線は鋭く言葉を含めて、とてつもない恐怖感を抱いた。
相川がその先輩の前に立堂々と言った。
「絵描いて奴なら、絵で言いたい事を表すのでは、寺家先輩」
相川背筋を伸ばして、笑みを浮かべながらけれども、目は一切動かず寺家先輩を見ていた。
寺家先輩は相川の言葉を聞いて、笑みを浮かべた。
「確かに、お前の言葉に一律ある。
ただ、飯沼の肩を持つなら考えた方がいい。」
寺家先輩はそう話すと歩いて、私たちの前から姿を消した。
そうすると、相川は眼には闘志が宿っていた。
「戻るぞ、飯沼」
相川の声には、震えがなく堂々と言うと。
元居た美術室を歩き出した。
飯沼先輩は相川に無言でついていった。
飯沼先輩の顔は少し安心した顔にも見える。
古味先輩が不安そうな、辛そうな顔で飯沼先輩たちを見ていた。
そして、首を回して私達の方を見ると、表情は変わっていた。
「一森さんと三河さんはどうする、戻る」
淡々と言っているが、いつもより声が焦りと弱い声だった
「はい」
そう答えるしかない、なぜなら。
私たちになんか視線が向いていたのもあって。
居心地が悪く、長湯したい場所ではない。
戻るときは、静かだった、どちらかと言えば。
喋れる様な、空気感ではない、圧が強く正直神経をすり減らす。
その後私と一森は逃げるようにして、部活見学を後にした。
相川は残ったがその後の事は、知らない。
私は帰宅する間、少し恐怖感と自分は美術部への、入部をためらう気持ちが渦巻いていた。
スマホが振動した、確認してみると。
ラインの見たことのない、人から通知が来ていた。
正直見る気がしなかったが、無視するわけにもいかないので。
見てみたら、古味先輩からだった。
ラインには謝罪文と美術部には、ほとぼりが冷めるまで来ない方いいと、ゆうものである。
家に帰り、重い体をそのままベッドにダイブした。
何とも言えない、不安感を抱いた私は。
とりあえず、古味先輩に返事を返すと。
私は窓を見ると、曇って風が強くなっていた。
ビニール袋が風に飛ばされているのが見えた。
私は目を背けると、そのまま枕に顔をうずめると。
再び顔を上げる時には、風もやみ雲は無くなり。
黒い空に満月が出て居た。
私は重い体を持ち上げると、リビングに歩いた。
しかし、リビングは真っ暗であり、電気をつけると。
机に置き手紙一枚が置いてあった。
そこには、カップ麵食べてと書いてあった。
私は棚を見ると、辛いもの以外なかった。
私は落胆しつつも、仕方なくそれを食べようとしたら。
電話が掛かってきた、相手は母だった。
「何、お母さん」
冷たく私は母に言い放しつと、母は余裕のある声で。
「夕さー、卵とキャベツと胡麻油を山田の所で買ってきて」
こちらの意思なんて関係なく、一方的に通話を切られた。
因みに、山田は近くのスーパーで私の家族が、一番利用している所である。
仕方なく、制服から着替えて私服の緩い服に着替えて。
親のお下がりの緑のジャケットを羽織、財布とスマフを持ち山田に向かった。
ドアを開けると、日中に比べて寒さを感じる。
階段を降り、マンションのロビー着くと。
目の前には相川がいました。
その相川の何とも他を寄せ付けない、圧倒的な威圧感を感じた。
読んでいただいて、幸いです
次回も楽しみにしみにして頂けると、私は嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。
季節の変わり目で体を壊しやすいので、病気に気をつけてください。
読者の皆様の読書人生に幸あれ。
お読み頂きありがとうございました。




