lid
気持ちに蓋をした
もうこれ以上
熱くならないように
していかなきゃと思った
近寄ればそれだけで
唸るように早く鳴る
手渡ししたいモノは
いっぱいあるけど
どれも散らかるようなモノばかりで
重ねるはずだった
手と手さえ
僕は引いてしまう
上ずった声で焦りを隠し通せないで
そのまま沈黙を待つしかなくなる
僕という人間は
きっと資格がないんだ
あれもこれも中途半端で結局
気持ちに蓋をする
もうこれ以上
熱くならないように
していかなきゃと思うから
眺めているだけでいい
そんなことを言えるのは
気持ちの整理がついていないせいだ