表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
種まき  作者: 山葵からし
37/50

 毎度後悔しているのに、どうして同じことを繰り返すのか。己のことながら馬鹿だと思う。

 冷蔵庫からペットボトルに入った水を取り出す。キャップを開けて傾けると、いつもより何倍も美味しいと感じる。そもそも普段水を美味しいとは思わないが。

 頭痛がひどい。昨夜の記憶を思い出そうとして、そういえば家に帰ってきた覚えがないことに気づく。

 だというのにしっかりと着替え、風呂に入ったであろう身体は不快さが全くない。記憶をなくすほど飲んだというのに、案外普段無意識でしている行動は問題なく熟せたらしい。口の中もスッキリしているし、きっと歯磨きもしているであろう。

 今日は休日だし、どうせならもう一眠りしようとしてベッドに戻る。

「……嘘だろ」

 知らない女が2人。しかも裸。

 つまりそういうことだよね?

 酔った勢いでとんでもないことをしていたらしい。

 ……何で忘れちゃったんだろう。

「あのー……」

 恐る恐る寝ている2人に声をかける。揺らしても起きる気配がない。

「おーい」

 肩を掴んで揺らす。胸元が露わになり、思わず目を逸らす。だが、どんなに強く揺らしても2人は目を開かなかった。

 不安に思い、手首で脈を取ってみる。……ない。

 思い切って胸元に耳を当てて心音を聞く。……聞こえない。

 より一層とんでもないことになった。

 急いで警察と救急車を呼ぼうとスマホを探す。が、スマホもない。焦りが増す。

 昨晩、一体俺に何があったのか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ