表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
種まき  作者: 山葵からし
11/50

目覚まし時計

 午前7時30分。けたたましく鳴り響くアラームで、私の意識は覚醒する。この音だけは、いくつになっても嫌いなままだろう。

 朝の支度を進めながら、片手間でパンを胃の中に放り込む。咀嚼はしてるんだろうけど、もはや無意識に近い。

 毎朝家を出るまでのタイムアタックに挑戦してる。顔を洗ってメイクをして服を着替える。どうして朝の準備はこうも面倒なのか。

 記録の更新はできずとも、大幅にタイムを落とさなければ問題ない。家を出たところでハンカチを忘れたことに気づいた。

 鍵を開け直して部屋に入ると、何故か止めたはずのアラームが再び鳴っていることに気づく。確かに止めたはずだけど。

 スヌーズって感じの時間差でもないので、不思議に思いながら寝室に入る。

 目に入ったのは、布団の中からアラームを止めようとする私の姿。ぎょっとしてその場から動けなくなる。

 私は布団から出ようとせず、目を瞑ったままアラームの音源をペシペシと探る。

 静かになるとノソノソと布団から這い出てくる。大きなあくびを一つして目を擦る。ため息を吐きながら目を開き、視線が交差した。


「……どちら様?」


 私も同じことを言おうとしていたところだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ