12月の恋
北国の夕暮れは静謐な青紫の輝き
12月の雪は特別な雪
夢のように青い雪が降る
独りだと儚くて美しい青い雪でも
君と一緒なら報われた様に思える青い雪
今 凍える景色を見つめている
白い風が吹ていく 柔らかな時が消えゆく
痩せた香りが突き抜けていく
君と僕は優しく見つめ合う
2人だけのパーソナリティー
灰色の街に溶け込む君と僕
肩をすぼめて腕を組んでいる君と僕
足音のない道を歩く度に
浮き上がった夢屑が印を残す
君と僕は愛し合っている
愛の世界が築かれている
あまりにも1つになっていて
離れられなくなっている
誰も分からないんだ
何1つ僕らの事はね
誰も知らないんだよ
二人の官能的な夢についてもね
ロマンティックに物語が進んでいく
ポートレートが見つめ返すように優しく
時々思い出す胸の痛み
心の傷は消えそうもない
時間は解決しなかった
愛の日々の面影を残したままさ
今はただ 君に夢中になっていたい
君を愛していたい
ただ君だけを愛していたい
いつも君を求めている
愛する女の胸の中で眠りたい
君より先に死にたい
君がいないと生きていけないんだ
愛する女よ
君が愛しいよ
凄く愛している
いつも愛している
君を誰よりも愛している
本当さ 愛しているよ
 




