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自業自得ってなんか嫌な考えだよねって話

あいかわらず、あんま内容のない内容

「自業自得って、酷い概念だよな」

教室の机に深く腰掛けた ゆたかの股の間に座った若葉がボソリと呟く。


「どうした〜? なんか嫌なことでもあったか?」

「嫌なこと? うーん、嫌なことって感覚が良く分からないんだけど、まあ、客観的に考えたら嫌なことなんかな」

若葉はあまり感情的になる事がない。


「若葉ちゃんはそう言う心配要らなかったな」

ゆたかが後ろから頭を擦り付けてくる。


「で、自業自得がどうしたの?」

エリナがパックジュースのストローを咥えながらやってきた。

「ああ、だいたい事象はこじつけたら全部自業自得って言えなくもないじゃん?」

「良く分からないけど」

「例えば私の背が低いのも、ちゃんと食べないからとか、スポーツしないからとか言われたら、そんな気もする」

「若葉ちゃんは食べたくても人並みに食べられないし、スポーツ出来るような丈夫な身体じゃないじゃん」


「それだって結局こじつけるやつは全部私が悪いことにしないか?」

「するだろうなぁ」

ゆたかが同意する。


「でも、私がこんな女になったのは、全部若葉ちゃんのせいだからね」

「なんでじゃ」

「言い方が悪いよ、今日の私たちがあるのは全部若葉ちゃんのおかげだから」

「まって」


「若葉ちゃんは誰のせいが良い?」

「誰のせいが良いってお前…、じゃあ、ゆたかのせい」

「いいよ〜。はい、あーん」

ゆたかがどこかから取り出した飴玉を若葉の口に放り込む。

「ん」


ゆたかに寄りかかる。いくら軽い若葉でもそれなりに体重がかかるはずだけど、むしろ楽しそうだ。


「実際、最近はみんなに頼ってだいぶ楽してる気もしなくもない…」

「良いんじゃない?それで」

「そうそう」


ゆたかが体重をかけてきたから椅子から落ちそうだけど、腰に回した腕と太腿でがっちり押さえ込んでるから落ちない。こう言うのも悪くない。

なんかこの世界では事件もいじめも起こらないので、話が思いつきません(オ

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