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流星の僭王  作者: 月の銀兎
1~旅籠屋の狐狸~
1/11

プロローグ~国王とは~


俺は王にとって、国王とは遠い存在でしかなかった。


でも、今の俺にはその言葉自体が俺を指し示し物になる。



今日から俺は、国王となる。



「…本当によろしいのですね」



俺の横に、光を思わせる黄蘗色の髪の女性がいる。彼女は美しい姫でもあり、俺の姉でもある。


準備を終わらせ、彼女と共に階段を上がりながら言う。



「あぁ、俺はその為に生まれて来たからな」



国王は俺を表すが、俺にとって不安の対象にもなる。


だが国王になる前、様々な地方へ足を運び、多くの種族に会い…そして、幾たびの戦いを乗り越えて来た。


『この国の王は、お前しかいない』


戦いを共にして来た仲間達がそう答えてくれた。


俺は…。



「俺は誓う。

もう二度と、この国の民を…この世界の人々を、消させやしない。

全てを、この生涯にかけて、護ってみせるッ!」



声は世界に轟いていた。


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