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生活モニュメント[8]

部屋

作者: 袋小路 めいろ

小さな箱

あの時のまま

開かず置いて

開けもせず

目の前において

膝を抱えて

眺めている

斜めに見てるのは

明るい世界で

ここは

明るくも暗くも無い

明るくも暗くも無い



稚拙な感情

世界との境界線

意味のない行動は

意味のある行動

わかっていながら

意味の無い事は

やりたくない

社会的没落者



楽しい事だけやりたい



そんなわけじゃなく

意味のない事は

やりたくなかった

地獄で戦って

天国がある事を

忘れていた



積み重ねた日々は

意味のないモノか

やれる事が無いのか

社会的認知の資格の無い

ただの人

空っぽな人

1ミリ以下の薄い人

居ても居なくても

同じ人



風が吹けば

飛ばされる体で

崖っ淵で爪先立ち

ゾクゾクしながら



あゝ跡一押しで

あゝあの海に

あゝこの意識が

あゝこの存在が

あゝ吸い込まれて

あゝ無の中に

あゝ消去される

あゝ あゝ あゝ

あゝ本当に

あゝ無意味になる



踏みとどまる

そんな形は

万全な人間の

綺麗な理屈

何か欠けてると

認識してしまった

そんな人は

卑屈にもなる

他人を寄せ付けたくなくなる

世界を閉じる

でも それは

自分の事を

理解しているという事

考えた分だけ

自分を知れたという事



自分をせっかく

知る事ができたのに

それを使わないなんて

勿体なくないか?

それは

君自身の力で

得たモノだろう

君自身に力がある

その事の証明だろう

取るに足らないモノ

そうかもしれないが

力があるなら

試してみたいと

思わないか?








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[一言] 次の作品も楽しみにしています。
2016/12/05 00:49 退会済み
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