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閑話 弟子の悪戯2/2

閑話の続きです。

前回の話と続いているので前回を読んでない方は読まれなくても大丈夫です。

読む時間がある方は前話もお読みください。


今回は会話ベースなので、「」なしです。

読みにくいかと思いますが、そこはご了承ください。



はぁ、やーっと謹慎解けました女神様ー

っていないじゃん。

それにしても始末書も多すぎるし、あれやってる間時間経っただろうなー、どのくらい成長したんだろうあの子。

久々に女神様のいない隙に見させてもらおっかな。

あ、いたいた。

えーと、6歳の誕生日?へぇ、そっちでは6年たったのか。

こっちでは全然感覚わかんねーけど。

そういえば、あの時ちょっと悪戯心で生まれる歳をいじった方があの子的に面白いからしたけど、大丈夫だったかな?

ちょっと、なにやってるの。謹慎解けたからってまたあの事件起こしたいわけ?怒るわよ。

め、女神様…

あの子にも6年先に生まれるように干渉までして。気づかないと思った?今回のは私の力が減らされて及ばなかったからそのままにしたけど、勝手に世界に干渉しないこと。いい?

…はーい。

悪戯は50年前にやめたと思ってたのに、もっと性質悪くなってるわよ。

いやーできることが多くなると悪戯のスケールも大きいのを思いついたんですよ。人の命まで奪っちゃったのは本当申し訳なかったですけど。でもだから僕なりの配慮をして典型的なルートなんて歩まない人生を歩んでほしかったんですよ。

あなたが干渉しなければあの子の友達から読まされていた内容の世界だったのに。そこで記憶を思い出しつつどんな楽しい生き方をするのかを見たかったのに。

げ、そうだったんですか。僕気づかなくって。けど、きっと楽しい生き方できると思いますよ!女神さまのお気に入りですし!

そうやってまとめたからって、悪戯の件は許しませんよ?罰として、この量を読んで要約してきなさい。

うぁ…多すぎる…

返事は?

…はい。やってきます。

そういえば、よかったんすか?あんなにギフト渡して。

あぁ…いいのよ。あの子が自由に動けるだけの力を与えた方がよかったの。

ふーん、じゃ、いってきまっす!





ごめんなさいね、せっかくあなたには前世からの知識として軽く入れていたものが役に立たなくなってしまったけど、それでもきっと楽しく過ごせると思うわ。

存分に私が渡したギフトを使って自分のやりたいように過ごしてちょうだい。

それに世界は、あなたが大切にするものが増えれば増えるほど、救われるから。

ね、癒しの女神エリーナ。

称号を得たのに人間になりたいからと言って行ってしまったわがままっ子のあなたの息子は悪戯好きに育ってしまったわ。

息子からの干渉だから許してあげてね?



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