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デビル・ミュータント  作者: 竹林十五朗
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    二人はそれを我慢できない③

 その日の夜――

 登山はその後、滞り無く続けられ、自殺した男性の死体も警察に任せた。士も含めた六人は、その場で軽く事情聴取をされたが、比較的早く解放された。

(はぁ、さて、ここからが本番だな)

(ああ、奴等は夜間の方が活発だからな)

 教員達には、『怨霊が出るから肝試しを中止にしろ』と伝えたところで、正気を疑われて終わり。そう考えた為、その事は伝えず、夕食後の予定にある肝試しは変更されんかった。

(肝を試す場所は、怨霊が封印されてた祠が在った山とは、反対側に在る。それでも一応、警戒はしとかねーとな)

(うむ。我も最大限に気を張っておく故、貴様は肝試しを楽しむが良い)

(おう。……ん? 肝試しの楽しみ方ってなんだ?)

(それはもう! 暗闇の中を歩くのは不安がある! その不安を解消する為に密着度は自然と上がる! そこで! 意中の異性が()れば、女子であれば『コワ~い』と言いながら男に抱き付き、男なら怖がる女子の肩をそっと抱き寄せ、『大丈夫。僕が付いてるから』と耳元で囁くのだ!)

(何お前キショ)

 其処(そこ)まで言わんでも良かろうに。

(お前、緊張感無さ過ぎ。こうしてる間にも怨霊の群れが、こっちに向かってるかもしれねーって言うのに)

(いや~我はその緊張を解そうとだな……)

 と、我が士の緊張を解そうと奮闘しておると、光達が士の許までやって来た。士よ、一回位は貴様から行け。

「あーダッるー。高校生にもなって肝試しって……」

「そうでしょうか? 私は面白いと思いますが?」

「ふふん、実は怖いのではないのか?」

「バッ……! チゲェよ!」

「へぇ~加賀美君、オバケ怖いんだ?」

「意外ねー。でも、ちょっとカワイイかも」

「だから違うんだってぇ~~!」

 ふむ。如何(どう)やら先程の出来事はもう頭の中には残っておらん様だな。良かった、良かった。斯様(かよう)なモノを覚えておっても嫌なだけであるからな。此方(こちら)も思い出させぬ様に気を付けてやらねばな。

「まあそんな事はさて置いて、この肝試しは男女一組で山中を歩くそうだ」

「男女一組?」

「これでカップルになる子とかもいるんだって!」

「でもすぐ別れちゃうらしいけどねー?」

「蘭さん、そう言う事はあまり言わない方が……」

「へぇ~、皆にはそうなりたいヤツとか居んのか?」

 士がいきなり、デリカシーの無さ過ぎる質問を皆に()つけ出した。当然、空気はピタッと止まった。この少しだけ張り詰めた緊張感。ある意味戦闘時よりキツい。

「そ、そう言う士クンは? 誰かいるの?」

「え?! あ、ああ、バイト先の上司かな?」

(ええ!? そうなのか?!)

 衝撃の事実。全く気付かんかった。その様な素振りは一切無かったではないか。

(いや、こう言っときゃ皆のヤツも聞けるかなって)

(あ、ああ! そう言う事か! 我はてっきり……)

 てっきり、沢渡の事が好きなのかと思うたぞ。あ~吃驚(びっくり)した。

「俺が言ったんだから皆のも聞かせてくれるよな?」

「「っ……」」

「「「……ぅっ」」」

 この反応。少なくとも好きな人は()る事は分かったな。()らんのなら()らんと言う筈であるしな。もしかしてこの中に……?! 

「……? どうした?」

「えっと……」

「はーい! じゃあ肝試しのペアを決める為のクジ引きをしまーす!」

 良いタイミングで(くじ)引きの箱を持った教員がやって来た。その為、上手い具合に切り上げられ、皆は走り去って行った。惜しかったな。

「チッ! 聞きそびれたか」

 悔しそうに毒吐く士。我も興味をそそられる事項であったので、非常に残念である。

「はぁ、俺も引きに行くか」

(光とペアになりたいのか?)

(フフッ、さぁ?)

 はぐらかしおった。士の癖に生意気な。

「えーと……」

 士は教員の持っておる箱に手を突っ込み、ガサゴソと箱の中を探ると一枚の紙を引き抜いた。

「十五番か」

 士が引いたのは十五と書かれた紙であった。この学年の生徒数は男女合わせて二百人弱であるから、最後か。

「ねぇ、士クンは何番だった?」

「十五番。光は?」

「わたし十四番。士クンの一つ前だね」

「光さんは十四番だったんだ? じゃあ僕とペアだね」

 光とペアになったのは、(なん)と無く腹の立つ顔をした別のクラスの見知らぬ男子。此奴(こやつ)が怨霊に襲われても助けんでおこうか。

「うん……」

 ふむ? 光は何か浮かない顔をしておるな。この男子が嫌いなのであろうか。我は好かんがな。

 それから約一時間後。次々と男女のペアが夜闇の山へと消えて行き、光のペアも先程出発した。

「百番って俺一人なのか……」

 如何(どう)やら、人数の関係で士のペアは無し。士は一人で肝試しをする事になった。残念であったな、色々な意味で。

(その方が、都合が良いのではないのか?)

「まぁ確かに、動きやすいっちゃ動きやすいけど……。あ、俺の番だ」

(さて、鬼が出るか、蛇が出るか)

「霊が出るんだよ。出られたら困るけど」

 肝を試しに出発した士。今更試さずとも士の肝は据わっておるがな。

「う~ん、みんな大丈夫かなぁ?」

此方(こちら)には来て()らぬ筈だが。断言は出来んな)

 (しばら)く歩いておったが、特に何もない。全く(もっ)て、面白みの無い肝試しであった。

「早く救援の人たち来ねーかな?」

 キャァアアァァァ――ッ!? ! 

 突如、夜の闇を斬り裂く様に可憐な女子の悲鳴が山中に響き渡る。む、この声はまさか……!? 

(士! この声……!)

「ああ! 光だ!」

 光らしき女子の悲鳴が聞こえた士は、一目散に悲鳴の音源へと突っ走る。

「イヤ……ッ!」

 悲鳴の主はやはり光であった。彼女は“ナニカ”から逃れる様に後退(あとずさ)る。ところが、腰が抜けたのか、彼女は尻を地べたに着けながら後退しておる。故に、その“ナニカ”から逃げられずにおる。

「光っ!」

 士はすかさず光を(かば)う様に、“ナニカ”を背にしながら光と“ナニカ”の間に割って入る。

「ひぅ……ぅ、つ、士クン?」

 この様な状況に陥ってもパニックに至らず、士だと分かるのか。

「立てるか?!」

 士が確認すると、光はフルフルと首を横に振り、否と答える。

「こ、腰が抜けちゃって……」

「じゃあ背負うぞ!」

「ぇ?!」

 光を背中に負い、士は“ナニカ”から脱兎の勢いで逃げ出す。

「光のペアは?!」

「わ、分かんないけど、多分逃げた」

((ソイツ後で殺す!!))

 我と士は、全く同じ事を心の中で叫ぶ。士が走っておる間にも、その“ナニカ”、というか怨霊の塊は我々を追い掛けて来る。

「クソッ! どうする?! 皆のトコまで戻るのはマズイし! かといって光を背負ったまま走り続けるとこいつに負担が……!」

 当の光はというと、恐怖が頂点に達して気絶したのか、それとも士と出会った事で安堵して眠ったのか、スヤスヤと寝息を立てておる。我の予想が正しければ恐らく後者であろうが、それを士に伝える事はせぬ。ムカつくから。

「寝てるっ?!」

(ふむ。丁度良い。このまま山中を逃げ回れ)

「え?! でも!?」

 光を何処(どこ)かに置いて行く暇は、奴等は与えてくれんであろう。それに、置いて行く事ができたとして、我等が離れた隙に彼女が襲われたら如何(どう)しようもない。奴等は分裂したり、また集まったりできるからな。

「くっ……! こっちには奴等を倒す手段も封印する手段もない。X-SEEDの助けが来るまで時間稼ぎするしかないか……。ん? 待て! 今あいつらは分裂するって言ったか?!」

(ん? 言ったが? ……あ! 此処(ここ)()るのが全てではない?!)

「他の生徒の所にも行ってるかも……!」

 だが我等の体は一つだ。如何(どう)する事も出来ん。

「ぐぅっ……!  もう、あいつ等を一ヶ所に集めるか? どうせこのままじゃどうしようも無いんだし」

(集めて如何(どう)するのだ?)

「一網打尽にする!」

 如何(どう)やって? まさか、何のプランも無しに言った訳ではあるまい。

「そ、それは……そ、そうだ! 祠の前に落ちてた御札! これでまた封印出来んじゃ……!?」

(その封印の力が弱まったから奴等が出てきたのでは?)

「あ、そうか……ダメか……」

 いや待てよ。そうだ。力が無くなったのなら、注いで充填してやれば良い、か?

「どうやって?!」

(我が魔力を注ぐ。そうすればこの御札の効力は元に戻り、奴等をまた封印できる筈だ)

「よし! それで行くぞ!」

(では、貴様はそのまま、皆が()る筈のゴール地点に向かえ。我はその間、御札に魔力を充填しておく)

 怨霊封印の方針を決定。士は光を背負い直す。そしてトップスピードで山道を駆け抜け、皆の()るゴール地点へと辿り着いた。

「よし! 着いたぞ……!」

 オオオオオオォォォォォォォッ……!

 阿鼻叫喚の地獄絵図。

 キャアァァ――ッ! 死ね―――っ! ウガァァ――ッ! ヒャヒャヒャ! いやァァ――っ! ううぅっ! 助けてぇぇ――っ! ひぃぃっ! 

 其処(そこ)には士が予想した通り、否それ以上の怨霊の群れが、二百人の生徒達を襲っておった。 如何(どう)やら、光を襲っていた個体を除いたほぼ全ての怨霊が、此処(ここ)()る様だ。他に()るとは……考えたくもない。

「こ、これは……!?」

 あまりにも凄惨な出来事に、思考停止に陥っておる士。級友達がこの様な目に遭えば無理もない。しかし、彼等・彼女等をこの状況から救いたいのであれば、その様な甘ったれた事は許されん。

(シャンッとしろ! 士! もう充填は済んだ! 貴様がこの悲劇を終わらせろ!)

「……え? ……あ、ああ! ど、どうすりゃ良い?!」

 我の活で正常な思考を取り戻した士に、封印の手順を教える。お(あつら)え向きの巨大な岩場が在った為、それを利用する事にしよう。

(よし、まずは彼処(あそこ)の岩場へ行け。それから札を掲げて『怨霊! 封印!』と大声で叫びながら岩に御札を張り付けろ)

「分かった!」

 我の言葉に返事をするや否や、士はその場から一直線に岩場へと向かう。そして、御札をポケットから取り出し、叫ぶ。

「怨霊! 封印!」

 と、叫び、岩に御札を叩き付ける様に張り付けると、御札が発光。大量の怨霊共が苦痛? に悶え、断末魔の叫びらしき音を響かせながら、その光に吸い込まれる様にドンドンと光に引き寄せられ、封印されて行く。

『『『『オオオオオオォォォォォォォ……ッ?!』』』』

 光は徐々に収まって行き、最後の怨霊が吸い込まれると御札の発光は完全に収まった。

「はぁ、はぁ……も、もう怨霊は居ねーか?」

(ああ、もう()らんぞ。全てその岩に封印された)

 全てが終わった後、X-SEEDの救援と思われる車両とヘリコプターの音が聞こえてきた。

「はぁ……やっと来たか……」

(チッ! 今頃来おって! もう遅いわ!)

 気絶し、或いは正気を失った生徒達を、彼等は介抱して行く。士も、背負っておった光を彼等に預けた。

「石森さん! 御無事でしたか?!」

 沢渡も救援に駆け付けてくれた様だ。(いささ)か遅かったがな。

「え、ええ、まぁ……」

「怨霊は?!」

「あそこ、御札」

 士は岩を指差しながら小声で二つの単語を答える。

「一班と二班はあの岩と御札の調査! 三班から九班は生徒たちと先生がたを宿舎まで運んで介抱! 十班も付いて行って! 急いで!」

 彼女の指令を受けたゴースト及びアンデッドの専門家達は、各々の任務の遂行を開始した。



 一応、釈義しておこうか。

 《アンデッド》とは、今回の《怨霊》やこの前の《スケルトン》等の、死んで肉体から抜け出た魂が成仏出来ず、この世を彷徨っておるモノや突如動き出した死体・骸骨等の総称である。

 他にも《ゾンビ》《マミー》《グール》《ファントム》《スペクター》等がおり、(いず)れも“死”という言葉と密接に関連しておる。スケルトンやゾンビといった曲がりなりにも実体を持っておるモノ《リビングデッド》は、徹底的に打っ壊せば活動は停止する。だが、スペクターやファントムといった所謂《ゴースト(幽霊)》タイプのモノは、今回の様に封印するか、説得して成仏させる。もしくは浄化によって強制的に消滅させるか、の(いず)れかでしか対処出来ん。

 《ヴァンパイア》や《リッチ》、《ノーライフキング》等の意思を持ちながらも“生きていない”モノも存在するが、此奴(こやつ)等はアンデッドとはまた別種である。それ等の講説はまた別の機会に……。



「御疲れ様でした石森さん。後は我々に任せてお休み下さい。…あ、今回の怨霊封印の功績分の給料はちゃんと出しますので、御安心下さい」

「わーい、うれしいなー」

 金の事を引き合いに出されても、返事は何処(どこ)か無気力であった。普通ならば、喜ぶ筈であるのに。極度の緊張と不安から解き放たれた為か。

「なぁ? そういやお前、何で悪魔の癖に御札で怨霊を封印する仕方知ってたんだ?」

(ん? ああ、それは昔、ある魔術師に教えて貰ったのだ)

 あれは、何時(いつ)の話であったかな。千年位前か。まあ、それは機会があれば(いず)れ話してやろう。その様な事より、皆が無事で良かったではないか

「まーな。……お前さぁ、今回の事もそうだけど……悪魔の癖に、ヤケに人間の味方するよなぁ?」

(んん? まあな、我は人間が好きであるからな。だから人間界に来たのだ)

「お前が好きなのは人間が創り出す文化だろ?」

(無論、それも好きであるが、我は人間という種族そのものが好きなのだ)

「変わってんなぁ。俺は人間だけど、あんま好きじゃねーぞ?」

 それはそれで如何(どう)かと思うぞ?

(いや我にも嫌いなタイプの人間は()るぞ? しかし、そういう輩ばかりではないであろう?)

「そりゃまあ、良い人もたくさん居るけどさぁ……」

(恐らく貴様と我では人間の見方が違うのだ)

 貴様は人間であるから、人間の悪い部分がよく見える。我は悪魔であるから、人間の良い部分がよく見える。そういう事であろう。

「はぁ、そういうモンか」

 納得し切れておらん、といった顔であるな。

(そういう物だ。逆に我も悪魔の嫌な部分はよく見えるぞ?)

「ふーん、例えば?」

(ふむ、そうだな、例えば貴様が容姿端麗な女性に助けを求められれば、即座に助けるであろう?)

「ま、まあ、多分そうするな」

 やや歯切れの悪い返事をする士。格好付けるな。

(だが悪魔は違う。助ける前に必ずと言って良い程、先に報酬について聞く)

「ビジネスライクなだけじゃ?」

(馬鹿め。綺麗な女子が助けを求めておるのだから、何も聞かずに助けるのが真の“漢”というモノであろう。)

「なんでお前に男の定義に付いて説教されなきゃイケねーんだよ。てかもう、そんな事どうでもイイから」

 面倒になった士は、早く本題に戻るように我を促した。

(おお、そうであった。話が逸れたな)

 要するに悪魔は合理的で、メリットが無ければ動かぬという事だ。もしくは本能に従うか。その反面、人間は義理や情といった、感情が揺れ動いた時に行動するではないか。

「ん~? 皆が皆そうじゃ無いけど、まぁ大体の人はそうかな?」

(悪魔も似た様なモノだ。まあ、例外はあるがな)

「ふ~~ん」

 我等が人知れず悪魔談議?に花を咲かせておると、沢渡が士の元へと歩いて来る。もうやるべき事を終えたのか。

「石森さん、生徒の方々の保護は終了しました。怪我人と精神が疲弊した方は居ましたが、死者が居ないのは不幸中の幸いでしたね」

 死者はなし。それを聞いて士の体から力がドッと抜けた。

「岩と御札の調査は引き続き行いますが、石森さんは御疲れでしょう? もう御休みになって下さい。……あ、それと今回の事は、皆さん覚えていない筈ですので、そっとしてあげて下さい」

「分かりました。元々そのつもりです」

 今宵(こよい)の出来事は忘れるか、自分に都合良く改竄(かいざん)してしまうであろう。精神の均衡を保つ為にな。脳とは実に良く出来ておる。マンティコアの時と同様だな。あの時も、大多数の人間の常識と本人による記憶の補填(ほてん)を利用して、真相を闇に葬ったからな。

(ふぅ。これで此度(こたび)の騒動は終了か?)

「おお。……あ~いや、まだやる事が残ってる」

 ……? まだ何かやり残した事があったか? 少し記憶を探ってみると、確かにあった。

「おう、光を見捨てて逃げたヤツをブッ飛ばすっていう、義務がな……!」

 そうだ、これだ。忘れておった。必要な事だな。

(ハハッ! そうであったな。其奴(そやつ)には我も腹に据えかねておったのだ。では、今から其奴(そやつ)を……)

「ああ、これからそいつを……」

「(ブン殴りに行くぞっ!!」)

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