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かわいいコックさん企画部屋  作者: 霜水無


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2015年1月1日の活動報告より 魔大陸的初夢を見ました

目の前には、魔大陸を十字に走る中央山脈。


雲一つ無い青空には、人を乗せられる大型魔鳥達。


そして、北の魔王城が農作部隊が丹精込めてお世話する畑に実るのは、立派な茄子なオベルジン。




……実に平和な光景です。こんにちは。


ポカポカ暖かい木漏れ日に、欠伸が一つ零れる。

こんな時にはお昼寝が最高だと思うので、お昼寝セットを早速準備。


羊の形の、寝袋みたいに潜り込める折りたたみ自在のモコモコブランケット。軽いのに下には薄くても暖かいマットがちゃんと入っていて、潜り口には枕代わりの高低差まで作ってくれている素敵オフトゥンです。

外でお昼寝して風邪をひいたら、カラフさんが作ってくれた逸品。


動き回るのも楽しいけど、こんなマッタリしたお休みも時には良いもんだー。


夢見心地で幸せを噛み締めていたら、何故か地響きが。

しかも徐々に近づいてくるのか振動が大きくなり、ドドドドド…! と音までしている。


これには音のする方向にチラリと視線を向けると、目の前に巨大羊の大群が迫っていた。




「ほあああぁぁぁ⁉︎」

「っ⁈」


思いっきり叫びつつ飛び起きると、近くで息を飲む声が聞こえた。

声に釣られてそちらを見ると、丁度ズボンに足を通してファスナーを上げようとしているディルナンさんの姿が飛び込んで来た。


「………ふおおぉぉ」

「…一体何の夢を見たんだ」


明らかに夢だった事に思わず安堵の声を漏らすと、ズボンを完全に履き終えたディルナンさんが呆れた声で聞いて来た。


「んとね、シースの群れが目の前にドドドドド…! って来てね」

「……そりゃ、ご遠慮願いたいな」


悪い夢は人に話せば叶わないって言うし、ディルナンさんに話してみたんだけど。

笑みを咬み殺す様な表情でディルナンさんが同意してくれた。

結構怖かったのに、酷い。


あ、でもディルナンさんだったら狩って終わりか。




それにしても日本的に考えると、今日見た夢って初夢なんだよなー。


一富士二鷹三茄子って縁起が良いって言うし、魔大陸版でも上等な夢じゃないかしらん。

最後はアレだったけど。


ま、何はともあれ今年も良い年でありますように!(柏手)

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