2014年1月5日の活動報告より 花びら餅を作ってみた
魔大陸の新年は来月だけど、日本人的感覚としてはやはり一月が新年。
そんな訳で、お休みを利用して『花びら餅』を作ってみました。
元は『歯固』という長寿を願う行事の一種。
お餅を望月(満月)に見立てて円満に、牛蒡の様にしっかりと根を張って家内安泰で一年を過ごせる様にという願いが込められたお菓子が『花びら餅』なのです。
白味噌モドキを混ぜた白餡に、食感をのこしつつ甘く煮含めた牛蒡モドキは準備オーケー。
肝心のお餅は少量だったので、とっておきの裏ワザ使いましたよ。
まさか私がこんな使い方をする為に『必殺技』を編み出したとは誰も思うまい…( ニヤリ
ま、それはさておき、一人で出来るもん! を実施中です。
丸く形作ったお餅の半分より下に白味噌餡で包んだ牛蒡を乗せ、小豆モドキの茹で汁を煮詰めた物で染めた菱形のお餅をセット。
それを折りたためば…『花びら餅』の完成!
半端に余ったお餅と白味噌餡は無駄にはしませんよ。
これは亜空間にしまっておいて、次回少し変わったお汁粉にして頂きます。
さて、お餅だから硬くなる前に頂きましょう。いざ実食‼︎
「『花びら餅』かー」
「あい、にーに。お茶どーぞ」
「ありがとうな」
食べようとしたら、アルフ少年に捕まりました。
アルフ少年もなんだかんだで食べ物に対するセンサーを内蔵してる気がする。
「ユーリの茶は美味いなぁ」
「えへへー」
「また変わった食べ方だな」
「特別おいちいじゃないのー。食べるのに意味があるお餅なのよ」
「成程な。…よく餅が作れたな」
「ないちょ」
チラリとアルフ少年に見られたが、教えませんよ。
「………ま、今はいいか」
…お、教えないんだからね⁉︎
因みに「内緒」で押し通した仕返しに、アルフ少年に『花びら餅』を作った事をディルナンさんにチクられて調理部隊の面々に突つかれる事になる。
アルフ少年め、覚えてろよー‼︎
【後日】
「にーに、意地悪したからキライ」
「ユーリ、今日は好物のプリン割増だぞー」
「…にーに、しゅき」
そんな二人に、周囲が生温かい目を向けていたり。