2013年9月19日の活動報告より お月見してみました
秋は月が綺麗に見える。
有名なのが仲秋の名月。
またの名を十五夜。これは旧暦の八月十五日にお月見をする習慣から来た名前らしい。
そして場所によっては里芋をお供えしていた所から、芋名月という名称もある。
正直、旧暦の八月十五日は正式に分からないけど、火の二月(九月)の満月でやっちゃいましょう☆
少しずれてても、「宵待」とか「十六夜」なんて言葉があるくらい昔の人は月見してたからノープロブレム! って事にして下さい。
そういう訳で、月見決行!
「キノコと〜、ぎょしょうと〜、やまいも〜♪」
厨房で、揃えた材料を鼻歌混じりに取り出して行く。
凄く心配そうな外野はスルーです。
魚醤は前に買った物だけど、キノコ類と山芋は山から取って来た。
あ、毒キノコではないポピュラーなキノコのみ収穫してますのでご安心を。
山芋は蔦を見付けて、小さいのを掘り出して来た。里芋は残念ながら見付からなかったよ。
まずは私専用サイズの大鍋(要は普通の鍋とも言う)に水を入れてからオヤツの乾燥小魚を投入して火に掛ける。
沸騰するまでの間にキノコ類は手で適当に裂き、山芋の皮を剥いてすりおろしておく。
この際、手が痒くなるから要注意。紙で持つ所をくるんでおきますた。
しっかり手を洗って、沸騰した所にキノコ類投入。火が通ったら、魚醤と塩で味付けして味見。最後に水で濡らしたスプーンですった山芋を団子状にしてどぼーん!
それを見た調理部隊の面々の顔がひきつってるが、無視ですっ。
山芋がプカプカ浮かんできたら、芋名月に因んだ芋団子汁の完成です!!
月見団子の代用品のつもり。
「…出来たのかな?」
「オルしゃん」
「今度は一体何だ」
「お月見するのー(*´∇`*)」
『…月見(; ̄Д ̄)?』
まぁ、馴染み無い習慣だよね。
首を傾げつつ、何だかんだで付き合ってくれる辺り、調理部隊の面々は人が良い。
オルディマさんとアルフ少年に鍋とお玉、スープ皿とスプーンを持って貰ってホールに移動し、窓際のテーブルを陣取る。
「……こうしてみると、確かに綺麗なモンだな」
「………酒持ってくるか」
「ツマミも何かあるだろ」
窓を開けて涼やかな空気を通しつつ皆で月を見上げると、何故か酒盛りになった。あらー?
あっという間にテーブルに物が溢れ、月見の宴が始まる。
まずは全員でどこかおっかなビックリなご様子の芋団子汁。
「意外にも美味いな…」
「あのドロドロを見た時はどうなるかと思ったが、劇的な変化だ…」
ラダストールさんとディオガさんの言葉に全員が頷く。
…そか、魔大陸じゃ山芋とか食べないのかな?
「コイツ、案外色々使えねぇか?」
「ふむ」
そんなお声に、今度はむかごをご案内してみよっかなーと思ってみたり。
何だかんだで芋団子汁は出汁用の小魚まで食べられて空になり。
これには十三夜の栗名月も引っ張り込むかと目論見中。