2013年2月22日の活動報告より にゃんにゃんにゃんでふーふーふー
土の一月(二月)二十二日、晴れ。お仕事休み。
「にゃんにゃんにゃん」にちなんで、猫化騒動の後にカラフさんが作ってくれた黒猫の着ぐるみルックでお友達になった子猫なネリア達に囲まれてみました。
北の魔王城の隊員さん達に飼われているカワイ子ちゃん達は、皆、大事にされているのが良く分かる。
毛並み百点、首輪なんかのお洒落も百点。
人懐っこくて、撫で撫でしても怒らない所か逆にスリスリ擦り寄ってくれたり可愛い鳴き声を聞かせてくれる。
揃いも揃って私をその可愛さで悩殺する気ねっ。恐ろしい子達っっ!
…でも可愛いから、無様にデレデレに崩れた顔で許す。
そう言えば、二月二十二日って、「おでんの日」でもあるのさ。「ふーふーふー」ですよ。
白身魚で練り物作って、卵に大根モドキはあるから大丈夫。こんにゃくは無理だからタシ芋入れて、牛筋でしょ? 後はちくわぶ…グルテン加工品だから、頑張れば出来るかも知れない。
出汁は小魚干したおやつ使えばいいや。醤油は…魚醤しかないや。それでもいいよねっ。
………いつかおでん作って食べるんだからー!
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−−−お昼過ぎの厨房−−−
「ディルナン隊長、一生のお願い! 四半刻自由時間下さいっ!!」
「あ? 寝言は寝て言えや、サム」
いきなり拝みつつすがり付いて来たサムを殴りつつ切り返す。
今日はユーリが休みな分、厨房は荒々しい。
「絶対に損はさせないから、お願いだよ隊長ー」
それでも諦めないサムに、他のヤツ等からも鋭い視線が向かうが、サムは一向に揺るがない。
「アレを残さなくてどーすんのさっ」
『ぁあ?』
それ所か何故か逆ギレしたサムの右の人差し指がホールの窓の外を指し、思わず厨房の全員がイライラしつつも視線を向ける。
そこで小さく見えた光景に、全員が一瞬で苛立ちを失う。
大樹の根元で五匹のネリアと丸まって昼寝する黒ネリアの着ぐるみ姿のユーリの姿。
クソッ、遠すぎて良く見えん!
「今日の日誌用と会報用に絵姿描いてくるので四半刻時間下さい(キリッ」
『行って来い(来て下さい)』
サムの真剣な申し出に、今度は厨房の全員が迷いもせず一斉に送り出した。