71.色々な定期券
『ガタンッ・・・ガタンッ・・・』と小刻みに揺れる、地下鉄東京メトロ有楽町線の新木場行き列車。
差ほど人も乗っていなかったその列車の3両目から、突然こんな女性の大声が木霊した。
「うっそぉ~!? 本当にICOCA持ってきてたのっ?! 信じらんなーい!」
ふっと手渡されたICOCAの定期券を見て、未佳はもはや『呆れ』を通り越して『驚いた』かのような声を上げる。
そのICOCAの定期券には、小さく持ち主を証明するために書かれた『ハセカ゛ワ サトシ』という半角の文字。
言うまでもなく、この定期券は厘を間に挟んで座っている長谷川のもの。
ついでに言ってしまえば、先ほど自動改札機が反応してくれなかった定期券だ。
「だから知らなかったんっすよ~! いつも切符とか乗車券とかはスタッフが前もって用意しとったし・・・。そうでない時は自分で買ってたから・・・」
「・・・じゃあなんで今日は切符を精算しなかったのよ」
「だってみんな定期券でスゥ~ッって入ってたから・・・。『定期券だったら僕も持ってますよ~?』みたいなノリでつい・・・」
「ははは。まあ地域が変わると、それまで『当たり前だった』ってこともちょっとは変わっちゃうしな・・・。とりあえず今回は『関東では使えない定期券がある』ってことを学べただけでも、よかったんじゃないか?」
そうサングラス越しにニッコリと笑いながら慰める手神に、長谷川も釣られて笑みを返した。
「まあ・・・、そうっすね」
「うんうん」
ちなみに今現在、未佳を含むCARNELIAN・eyesメンバー4人と栗野。
そして日向と彼女らの護衛&同伴を任されているスタッフ5名の計11人は、ただ今地下鉄有楽町線新木場行きで豊洲に向かっている真っ最中。
急遽『渋滞』という名の障害にぶつかり、当初の予定が完全に狂ってしまったので、今は止むを得ず人目に付きやすい列車に乗っている。
ちなみに改めて変更となった予定では、未佳達が豊洲駅に到着し次第、例のホテルの迎え車が未佳達を拾ってくれるとのことだった。
「そやけどよかった~・・・。この電車めっちゃ空いてて・・・」
「そうね。私ももしさっきのJRみたいな車内だったらどうしようかと思ったわ。何せこっちは全然土地勘ないし・・・」
「そうそう! 私もビックリしちゃった。だってたった一駅なのに、あんなに一気に人が乗って下りてくんだもん!」
そう未佳や栗野達が思わず口にするとおり、最初に乗り込んだJRの列車の印象はかなり強烈なものだった。
まず第一に、あの列車は一度に乗り込んでくる人の数が尋常じゃない。
そもそもホームにいた人の数の時点で、未佳達からしてみれば尋常ではない人数だったのだが、まさかその人達全員が一つの列車に乗り込んでくるなど、未佳達は思ってもみなかった。
ところがいざ目的の列車がやってきて、乗っていた乗客のほとんどが東京駅にて下りていったその瞬間。
前もって作っておいた列など一切関係無しに、ホームに集まっていた人達が一斉に『ドッ!』と後ろのあらゆる方角から乗り込んできたのである。
この時未佳達は列的に真ん中ら辺に並んでいたのだが、あの時はいきなりもの凄い力と勢いで背後から突き押されていったような感じがした。
しかも最後の方で乗り込んでくる乗客達は、信じられないことに列車の自動ドアの周りなどに背中で『グイッグイッ』と押しながら乗車。
おまけにそんな『満員』という名のボーダーラインを越えてしまった列車の自動ドアは、結果人が多すぎるせいで途中までしか閉まらず、最後は駅員の両手の力だけで閉められるという有様。
そして列車が乗り換え駅でもある有楽町に到着すれば、例の車内の人混みにより身動きが取れず。
そのくせ未佳達の後ろに立っていた乗客達は、何とかこの駅で列車から下りようと、未佳達を突き押し出して出ようとする始末。
幸いにも怪我等は追わずに済んだが、この列車を下りた直後、厘が極度の拒絶反応を起こしたのは言うまでもない話だ。
「もうあんなんは懲り懲り・・・」
「そういえば長谷川くん・・・。なんか途中誰かに舌打ちされてたよね?」
「えっ? 嘘ぉっ!?」
「それホンマ!?」
「・・・! そうなんっすよ!! なんか“俺”の右隣辺りにいた金髪の兄ちゃんに、いきなり『チッ!』って・・・!」
「えっ!? ひどーい!!」
その『舌打ち事件』は、先まで乗っていたJRの列車が走り出してから数分後に起こった出来事である。
この時長谷川は左座席の前の辺りに身を置いていたのだが、その長谷川の後ろ右隣にいた金髪の男性と一瞬目が合った瞬間、何故か舌打ちをされたのだという。
一応念のために言ってはおくが、この金髪の男性と長谷川の面識は一切ない。
おまけにその後は車内で目が合うこともなく、また長谷川達はたった一駅で下車してしまったので、その男性とはそれっきりである。
ちなみにその光景を目撃していた手神は何処にいたのかというと、その長谷川と金髪の男性のちょうど真後ろ。
向き的には二人に背中を向けるような位置に立っていたので、この舌打ちには長谷川と同時に気が付いたのだという。
「でもなんで舌打ちなんてされたん? さとっちなんかしたの??」
「俺がんなことするわけないっしょぉ~っ?! 小歩路さん!! 向こうが一方的にっすよ!」
「えっ・・・、特に理由もなしに・・・??」
そう聞き返されると、実は思い当たらない節がないわけでもない。
一応『コレが理由だったのではないのか?』と考えられるものはある。
いや、むしろその前に。
コレ以外の理由は他に考えられなかった。
「・・・たぶんギターが邪魔だったんでしょうね!? 『コイツ無かったらもう少し車内スペースできたやろーっ!!』みたいな? でもさ。あの車内状況の中でギターを網棚に乗せるって、明らかに無理っしょ?! しかも僕ら1駅だけだったし、変に動いたらそれこそ周りの迷惑っすよ!!」
「「「「確かに・・・」」」」
さらにその後も込み上げる怒りが収まらなかったのか、長谷川はその金髪男性に対する怒りを口の開くばかりに言い散らす。
「でもさ・・・、でもっすよ!? あのお兄ちゃん、なんか見るからに20代前半くらいやったし・・・! 僕よりも遥かに年下でしたからね?!」
(でもさとっち・・・。意外と顔は老け顔じゃないから年下に見られたかも・・・)
「しかも何なんすか?? あの格好・・・。なんか安っぽ~い革ジャンに、ふっと~い銀のネックレスに、口と耳にピアス差し込みって」
「ま、まあ・・・。よく渋谷とか新宿ら辺にいるチャラチャラした感じの人だろ?」
「おまけになんか厳ついベルト巻いて? 黒っぽ~いズボンとかに銀チェーン何重も付けて? ・・・『一体何処のホステス男やねん!?』って感じっすよ!!」
「長谷川くん、毎回思うんだけど・・・。結構短いタイミングで色々と見てるよね?!」
「というかさとっちは~・・・。結構根に持ちやすい・・・」
「「「それは同感・・・」」」
さらにその後も怒りは収まらず、とうとう長谷川の口からはこんな発言が飛び出した。
「あ゛ぁ゛~・・・っ!! 思い出しただけでも頭に来るっ!! 今度またどっかで会うて舌打ちしてきたら、こっち“ギターケース”で思いっきり殴ったるでぇ~!? ホンマに・・・!!」
「いやいや、長谷川くん・・・!」
「それだけは止めてください! 長谷川さん・・・!!」
「・・・・・・ちょっと待って・・・」
ふっとその長谷川の発言をよくよく聞き直してみた未佳は、その発言の中に出てきたある単語について、長谷川に追及するように聞き返した。
「なんで『ギター』じゃなくて『ギターケース』なのよ?」
「えっ?」
「そういう時は思い切って本体でやるんじゃないの?!」
〔えっ? ソコっ?! 未佳さんソコを言うの!? 聞くの!?〕
「あっ、いやっ・・・! さすがに“僕の”ギターはちょっと・・・」
〔(エッ・・・? まさかのそういう理由??)〕
「コイツは大事な相棒やから、それだけはー・・・」
「・・・・・・根性無し」
「なんやとぉ~っ?!」
「まあまあまあまあ! 二人とも落ち着いて・・・!」
その未佳の発言によって再びキレそうになった長谷川を、手神は横から手を入れながら慌てて宥める。
結局いつも、このメンバー同士でのモメゴトを止めているのはリーダーの手神だ。
「まったくすぐモメるんだから・・・」
「「すみません・・・」」
「でもそれに比べたら、この電車はまるで天国っすね。全員キレイに椅子に座れたし・・・」
「人もそんなにいないしね」
「関東人の手神さんも、久々にそう思ったんじゃありません?」
「いや、でも・・・。JRはいつもあんな感じだったから、僕的にはあんまりあの混み方に違和感は感じなかったかなぁ~。なんか『あぁ~、また混んでるよ~』みたいな・・・」
「えぇ~っ?! アレが『普通』なんっすか?!」
「そうだよ? ・・・長谷川くん何かの機会があった時でいいから、池袋とか新宿とか渋谷とかに行ってごらん。日によってはあんなもんじゃないから」
「あがぁー・・・」
もちろん、これが長谷川にとって想像の付かない世界であったということは、もはや言うまでもない話である。
「でも厘さん。さっきのあの電車乗ったら、今までの人混み嫌いのレベル。一気に越えちゃったんじゃないですか?」
「そんなん『越えた』『越えない』のレベルちゃうよ! 栗野さん!! ホンマにウチ殺されるかと思ったわっ!!」
「えっ? そ、そんなに・・・?」
「うん! しかもウチの真ん前に立ってたおっちゃん、めっちゃウチのこと壁側に押していくんやもん!! おまけに耳に入れてるイヤホンはめっちゃ喧しいし・・・。寒い日やのに汗だくやったし、変な臭いの香水はつけてるし・・・」
(いや・・・。たぶんそれは『コルン』じゃなくて加れぃー・・・)
「もう全部のスケジュール投げ出してお風呂入りたい!!」
ズルッ・・・
「厘さん。気持ちは十分分かりますけどダメです・・・」
「・・・フンッ!」
「なんか・・・、だいぶご立腹みたいですね。小歩路さん・・・」
「・・・あっ。そうだ、坂井さん」
「ん?」
「そのさっき言ってた『Suica』っていうカード。ちょっとどんなヤツなのか見せてくださいよ」
「えっ? ・・・あぁ~! アレね? ちょっと待って」
未佳はそう言うと、自分のカバンの中に付いている小さなポケットに手を突っ込む。
そしてその中から、白い定期入れに入れられた定期券を長谷川に手渡した。
「はい。これが『Suica』」
「! へぇー・・・」
「緑とグレーなんやね」
「そう。なんか色合いキレイでしょ?」
「うん」
「長谷川くん、やっぱり見たことない?」
「いや、ないっすねぇ~・・・。名前も初めて聞いたわ・・・」
そう口にする長谷川は、ただただ未佳から手渡されたSuicaのカードを物珍しそうに見つめる。
どうやら長谷川は、本当にこの定期券の存在を一切知らなかったらしい。
「ふ~ん・・・。結構関東じゃ色んなところにポスター貼ってあるのにね? ・・・あっ、そういえば手神さんもSuica持ってるんだよね?」
「えっ?」
「・・・あれ? なんかそんな風なこと言ってなかったっけ??」
「あ、いや。Suicaは僕も持ってるよ? ・・・って言うよりー・・・」
「「「「ん?」」」」
ふっと何やら尻切れトンボのような会話だけを口にしながら、手神もまた自分のカバンの中をガサゴソと漁り出す。
ただし手神が探していたのは定期入れではなく、自身の財布の方だ。
「実は僕、あんまり長谷川くんのことどうこう言えないんだけど・・・」
「・・・っと言うと?」
「実は僕も持ってきてるっていう・・・」
そう口にする手神の右手には、つい先ほどまで話題になっていた、例のICOCAのカードが1枚。
実は手神もまた、今朝の新大阪駅の駅前にまでやってくる過程で、この定期券を使用していたのである。
「あぁ~! ICOCA!!」
「途中ね? 途中までは僕も使ってた」
「なんでさっき庇ってくれなかったんすか?!」
「いや、だって・・・。どうすればいいのか分からなかったし・・・。あっ、で。コレが僕のSuicaね」
その手渡された手神のSuicaも、デザイン的には未佳のものと瓜二つであったが、手神の方には誰の予定なのかを判別するために、手神自身の名前が打ち込まれていた。
「あっ・・・。手神さんの名前入りなんだ」
「うん。何かで落としたりした時に、すぐに見つかるようにね。あっ・・・、あと・・・」
ふっとそれだけ未佳達に説明すると、手神は最後にもう1枚。
今度はピンクと薄いグレーのカラーが印象的な定期券を取り出し、それを一番近くにいた長谷川に手渡した。
「そしてこれが、さっき改札のところでちらっと言ってた『PASMO』」
「!! へぇ~・・・。『PASMO』ってコレ?!」
「あっ・・・。コレは私も初めて見ました・・・」
「え゛っ!? 関東じゃ色んなところでCMやってるのになぁ~・・・。『電車とバスで使える定期券』って・・・」
「えっ? バスで使用できるんすか?」
「うん。関東じゃ当たり前に・・・」
「ってか手神さん。定期券ほぼ全部持ってるじゃないっすか・・・」
ふっとこの3枚の定期券を並べながら長谷川がツッコむと、手神はやや苦笑しながら、この3枚の定期券の役割分担を説明した。
「ハハハ・・・。でも僕一応、コレ全部使い分けてるんだよ? まずICOCAは、関西の方の移動でよく使ってて、Suicaは関東の電車。で、PASMOは関東のバスとかなんだけど、最近はあんまり使ったりしないから、よく駅中の自動販売機とか買い物とかで使う程度かな?」
「なんか地味にバランスのいい役割り分担っすね・・・」
「まあな♪」
しかしそんな会話を交わす男性陣の傍ら、未佳はふっと長谷川の持っていたPASMOのカードを横から取り上げ、先ほどの長谷川同様にまじまじとそのカードを見つめる。
そしてしばしカードを見つめた後、こんな感想をボソリと口にした。
「でも私・・・。『ピンク色』とかは好きな色だけど、ちょっとこのグレーとの相性は~・・・」
「坂井さん・・・。まさかの『色』で好み判断っすか?」
「だってなんか微妙じゃない? ねぇ、小歩路さんもそう思わない?」
「うん。・・・・・・なんか“ハム”みたい・・・」
ドテッ!!
「さ・・・、小歩路さん・・・! ちょっと『ハム』って・・・!!」
「だってそう見えへん!? ピンクんトコはお肉で、グレーのトコは脂身・・・。ほら! 完全に“薄切りにした生ハム”みたいやん!!」
ズベッ!!
「た、確かに色合い的にはそう見えなくもないけど・・・!!」
「例えがマニアック過ぎるわっ!! 例えがっ・・・!!」
その後も残りのメンバー3人からは色々と突っ込まれていたのだが、結局厘は最後まで『だってそう見えるんやもん・・・』と、自分の見方について言い零していた。
「そういえば・・・。厘さんは定期券とか持ってないんですか?」
「うん。ウチは別に・・・。あんまり必要性感じたことないから・・・」
「まあ小歩路さんは・・・。なんかイメージ的にも『定期券持ってる』って感じじゃないっすもんね」
「えっ? ・・・そう?」
「うん」
「ふ~ん・・・。これでも一応“市民プールの回数券”やったら持ってるんやけどね」
ドテッ!!
その瞬間、車内から次の停車駅を伝えるアナウンスが流れた。
【次は豊洲。豊洲。お出口は、右側です。豊洲の次は、辰巳に停まります。・・・Next station is Toyoshu.Doors on right side オー・・・】
「! あ゛ぁ゛~・・・っ!! 皆さん、倒れてる場合じゃないですよ?! ほら! 次です! 次!!」
「栗野さん・・・。全然立ち上がる気力ない・・・」
「「同じく・・・」」
「ちょっ、ちょっと皆さん・・・! も~う! 厘さんも何とか皆さんに言ってくださいよ~!!」
「えっ・・・・・・。『何とか』って言われても・・・。みんなそんなにこの電車下りたくなかったん?」
「「「〔違うわっ!!〕」」」
その後未佳達はどうにか倒れていた体勢から立ち上がり、目的地でも豊洲駅にて下車。
先ほどまではトラブル続きだった改札も抜けて、例のホテルの迎え車が待つ出口の方へと向かっていった。
『厳禁行為』
(2009年 9月)
※事務所 調理室。
厘
「お腹空いたなぁ~・・・」
手神
「あぁ~・・・。なんだかんだで1時過ぎですからねぇ~」
厘
「みかっぺとさとっち。今頃何食べてるんかなぁ~・・・」
手神
「・・・たぶん普通の楽屋弁当だと思いますよ?(苦笑) この後すぐイベント本番ですから(^^;) ・・・・・・僕らも何か食べましょう」
厘
「でも事務所の冷蔵庫って、基本的にな~んにも・・・・・・あっ」
※ふっと事務所の冷蔵庫を開ける厘。
厘
「明太子・・・」
手神
「ホントだ・・・。しかも冷ご飯もあるし。これはちょうどいいかも♪」
厘
「でもこの明太子、いつのか分からへんしー・・・・・・。あっ!」
※ふっと電子レンジに目が向く厘。
厘
「そうや。温めてしまえばええんや!」
手神
「あっ、そうですね。若干タラコにならない程度に温めてしまえば・・・」
厘
「ほなウチ入れてくるわ」
(1分くらいでええやろ(適当))
※そう言って電子レンジに明太子を入れて温める厘。
厘
「ほなその間に、この間の曲の歌詞渡しとくね」
手神
「あぁ~、はいはい。・・・・・・じゃあコレの内容に沿ってアレンジを・・・」
プチッ・・・、・・・プチッ・・・・
手神
「この部分はどう歌う感じで?」
厘
「たぶん低い声で伸ばして歌うような気ぃするから・・・、音はあんまりガチャガチャさせへん方がええかも」
プチップチッ・・・、プチッ・・・
手神
「なるほど。じゃあこのサビの部分は、逆にデジタルな感じの音を多めに?」
厘
「うん、それで合ってる思う。明後日みかっぺにも聞いてみるけど・・・」
プチップチップチップチッ・・・
手神
「ところでここは?」
厘
「ここは~・・・。一応ウチがイメージしてたんは」
バンッ!!(破裂)
厘・手神
「「え゛っ!?(ビクッ!!) ・・・・・・・・・(汗)」」
あ~ぁ~・・・(ーー;)
(※生タラコや生卵などの多くは、電子レンジで加熱すると破裂する場合がございます。ご注意くださいm(__)m)