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69.厘の呪い~特急券~

「さっきはすみません・・・。黙ろうとしたんに話してしもて・・・」


どうにかエスカレーターの前まで辿り着いた辺りで、ふっと長谷川が小さく感謝の言葉を口にした。


このまま仲が拗れるのはマズイと思ったのか。

それとも『自分が一番悪い』と感じたからなのか。

はたまた栗野の『説教』という追加の仕事をなくそうとしたのか。

その真意に関しては定かではないが、とにかく今回は長谷川が先に謝罪の意を示したのだ。


その無言の中での長谷川の謝罪に、未佳はハッとしながら横目で長谷川の様子を見つめてみる。

そして彼が、一応表情的には本気で謝っているのであると察し、未佳も小さく謝った。



「私も・・・、ゴメン・・・。ちょっと調子に乗って言い過ぎた・・・」


あえて目線を合わせずにそっぽを向いて謝ってしまった未佳だったが、長谷川はその辺りに関しては特に気にせず、そのまま謝罪の意として受け取ったようだった。


一方、二人のそんな事情を何も知らない手神と厘は、何故か東京駅に着いてから黙ったままの二人にそっと尋ねる。


「二人とも・・・、どないしたん?」

「なんかここに来てからいやに静かだけど・・・」

「何かあったん?」

「えっ? ・・・・・・ううん、なんでもない。なんでもない」

「ちょっとあったんですけど、今終わったことなんで・・・」

「・・・・・・二人とももしかしてまたアレやったんやろ?」


そう言いながら厘は、自身の両人差し指で小さくバツ印を作り、二人にジト目で聞き返す。


ちなみにこの指で作るバツ印は、一般的には『ダメ』や『言えない』『できない』などの否定の意味として使われることが多い。

しかし中にはもう一つの意味の見方として、戦いの時の自分と相手の剣が合わさっている状況のように表されることもある。

その場合、表される言葉は『戦い』『争い』『仲間割れ』。

ようは簡潔に言って『喧嘩』だ。


「ま、まあ・・・」

「その~・・・」

「やっぱりやりやったんやね?」

「「ハハハ・・・」」

「懲りないなぁ~。二人とも本当に・・・」


手神はそう口にしながら、両脇に手を当てて二人を見つめる。

基本的に手神の目はサングラスで隠れてしまっていてよく見えないが、おそらくグラスの中の瞳は呆れ返っているに違いない。


そんな手神の、何となく全体的な表情から感じる呆られ感に、長谷川は苦笑しながら頬を人差し指でポリポリと掻く。


「ホンマになんで僕らこんなんなのに10年間もバンド続いてんねんやろ。本当だったらとっくに解散してそうっすけどね」

「・・・なんだかかんだ言って仲いいからじゃない? 仲直りだってそこそこ早い方だし」

「あなたがソレを言う?」

「はいはーい! じゃあ皆さん、エスカレーターを下りてくださーい! あっ・・・。あと手摺りの握る位置、いつもと違うんで気を付けてくださいね?! いいですかー!?」

「「「「はーい」」」」


とは一応忠告しているのだが、それでも必ず誰か一人が間違えてしまうのがこのエスカレーターである。


実は関東と関西では、エスカレーターの手摺りを握る側と立つ位置が少々異なる。

基本的に関東では、エスカレーターの上りも下りも左側に立ち、左側の手摺りに捕まる。


一方未佳達の暮らす関西方面では、逆にエスカレーターの立ち位置、そして手摺りを握る側が右側なのだ。

そのため未佳達は毎回、一応気を付けてはいるものの、咄嗟に関西と同じ側の手摺りを掴んでしまうのである。


ちなみに元々関東で暮らしていた手神はというと、今は関東と関西を行ったり来たりしていることもあり、このエスカレーターの場所にしては、位置を間違えたことは一度もない。


「毎回間違えそうになるのよねぇ~・・・。このエスカレーター・・・」

「確かに」

「ウチ、コレホンマに苦手・・・」

「・・・あんまりエスカレーターで『~が好き』とは聞かないけどね?」


そうお互いにエスカレーターについての雑談を交わしながら、メンバーは前から順に厘・未佳・長谷川・手神の並びで、ホーム下へ続くエスカレーターを下りていく。


ちなみに先ほどの常連のファン達は、ある程度の間隔が空くまでスタッフの人達に止められているのか、なかなかエスカレーターの降り口にやってこなかった。

どうやら、まだあの駅のホーム近くにいるらしい。


「そういえばさっき後ろで見てて思ったんすっけど・・・。小歩路さん、一瞬左側の手摺りに手ぇ伸ばしませんでした?」

「・・・え゛っ?」

「あっ・・・、やっぱり長谷川くんもそう見えた?」

「はい、見えました! 見えました! で、慌てて手引っ込めたっしょ? 小歩路さん」


そう半笑いしながら聞き返す二人に、厘は半分嫌そうに目を細める。


実際今さっき厘は握る側を間違え掛けてしまったが、それが一体なんだと言うのだろう。

確かに毎回注意されていることを間違えてしまいはしたが、そんなもの、生きているモノであれば必ず生涯やり続ける。


しかしそれを一つや二つ目の前でやってしまったところで、その間違いを笑うモノがあるだろうか。


少なくともこちらは絶対に笑わない。

特に普段の生活リズムが通用しない、このような場での場合は尚更に。


そんな後ろに並んでいる二人を睨みながらそう思っていると、ふっと厘の真後ろに並んでいた未佳がその視線に気付き、自分の後ろ二人に口を開く。


「止めなよ、二人とも! 小歩路さんすごい嫌がってるじゃな~い!」

「ん・・・?」

「あっ・・・」

「・・・・・・別に大丈夫やよ? みかっぺ」

「・・・えっ?」

「こういう場合、あとで自分が痛い目ぇ遭うから・・・」


そう口にする厘の顔は実に大人びた軽い笑みを浮かべていたが、その表情とは対照的に、厘の瞳は恐ろしいまでの殺気と冷たさに満ちていた。


ちなみに厘が何かでキレ出した時、その内容に対して完全に怒鳴り散らしたままになってしまうのはまだいい方。

本当に厄介な状態というのは、実はこんな風に傍からではキレていないように見えている時の状態なのである。


その後厘は、前へ向き直る間際に軽く二人のことを睨み付けたが、その後は一切として口を開こうとはしなかった。

どうやら、完全に厘を怒らせてしまったらしい。


((・・・・・・・・・))

「だってさ。二人とも、小歩路さん怒らせただけじゃなくて危険フラグまで立たせっちゃったよ~? どうする~?」

「『どうする~?』って別に・・・」

「No problem♪ No problem♪♪ まったく無問題! 無問題!」

「僕1回も東京で間違えてないし・・・」

「そうっすよね? 僕も毎回そこんところは気を付けてる人間だし」

(さっきうっかりファンと喋っちゃったのは一体誰よ~っ!!)


堪らず胸中で絶叫しつつ、未佳達はいよいよ東京駅内の移動へ。


ちなみに東京駅には、通常の関東を走る電車はもちろん。

先ほど未佳達が乗っていた新幹線や、空港へ向かうための特急なども通っている。

さらに駅の外にはそこそこのバスターミナルやタクシー乗り場なども設けられているので、駅構内はとにかく人の数が多い。


さらに今現在、東京駅は一部建設工事中のため、数箇所の通路やスペースが狭くなっている。

そんな『ドッ!』と人の波が押し寄せている中にこのスタッフの人数。

同じく改札へ向かっている人達と歩いているとは言え、目立たないはずがなかった。


「すごい人・・・」

「あぁ~。今東京駅は工事中なんだよ。昔の東京駅復元のための・・・」

「えっ? 『復元』?」

「うん。昭和の東京駅にね。出来上がるのは2012年になりそうだけど・・・」

「「へぇ~・・・」」

(まあ・・・。私には無縁な話か・・・)

「でもこんなに人が多い環境嫌っ!! 早く外に出たい!」

「さ、小歩路さん・・・」

「厘さ~ん! そんな拒絶反応起こさないでくださいよ~。あっ、ホラ! 改札見えてきましたよ?!」


そう口にする栗野の指差す先には、新幹線から東京駅の方へ出るための自動改札機が、横一列にズラリと鎮座されていた。


メンバーはここで一旦乗車券と特急券を改札に通し、返ってくる乗車券だけを取って改札を通過。

その後、今度は東京駅自体を出るために、先ほど返ってきた乗車券を通して改札を通り、スタッフ達が待つ車に乗車する、という流れになっている。


なんとか改札の前までやってきた未佳は、先に改札を出ていったスタッフ達の動きを確認する。

既にこの時、あれほど大勢いたスタッフ達の半数以上は、皆それぞれの任せられている係場所へ移動を開始していた。

そのため新幹線の改札前に残っていたのは、既にいつものメンバーとマネージャーの栗野。

そして事前に聞かされていたスタッフ5名と、先ほどファンの足止めを手伝って残っていた日向のみ。


しかもその内のスタッフ5名は、もう既に自動改札を通り終え、その改札の右端にある小さな空きスペースで待機していた。

どうやら、未佳達が改札を通って出てくるのを待っているらしい。


その様子を確認した未佳は、ちょうど真後ろに立っていた栗野の方に首を向ける。


「ねぇ栗野さ~ん? 私達ここ出た後、みんながいるあそこに居ればいいんでしょ~?」

「えっ? ・・・あっ、はい。そうです。あそこのスタッフはみんな護衛係なんで、出たあとはそちらに移動してください」

「はーい」

「じゃあ他の皆さんも! 日向さんもどうぞ先に」

「あっ、すみません。じゃあお先に・・・」

「ほら。手神さんと長谷川さんも早く!」


しかし実はこの時。

自動改札を目の前にしていた手神はあるやってはならない失態に、思わずその顔を真っ青に染めていた。

そしてその内容を悟った長谷川もまた、同じく米神に冷汗を流しながら手神を不安げに見つめる。


「・・・・・・ヤバイ・・・」

「ないんっすか・・・? ・・・あの・・・、上着とかズボンの中は??」

「何回も手入れたし、財布も見た・・・・・・。でもない・・・!」

「・・・ウソっしょ? ・・・ホンマに??」

「本当にない・・・。かなりマズイ・・・! 本当にない!」

「ちょっと~? 手神さんも長谷川さんも何そこで立ち止まってるんですか~?」

「ほら! 早く改札通ってください」

「それが・・・・・・、通れないんです・・・」

「「えっ?」」

「無くしたんっすよ・・・。手神さんがどっかで特急券を・・・」



・・・・・・・・・・・・。



「「エ゛エ゛エ゛ェ゛ェェ~っ!?」」


この瞬間新幹線の自動改札付近からは、まるで驚愕したかのような女性の叫び声がこだました。


「なっ・・・、何してるんですか! 手神さんっ!!」

「いやっ・・・。新幹線乗った時には確かにあったんですけど・・・」

「座席に座った時も持ってましたもんね?」

「うん。だからそこまでは確実にあったんだよ」

「じゃあまさか新幹線の中に落としたんですか!?」

「エッ!? で、でもあの新幹線・・・。もう品川の方に走り出してしまいましたよ!?」

「なっ・・・! なんですって!?」

「はい、今さっき・・・。だから駅員さんが持っているのを祈るしか・・・」


一方その頃、先に改札を通ってしまっていた未佳と厘は、何故か待てど暮らせどやってこない栗野や長谷川達に小首を傾げていた。


ちなみに未佳達のいるこの位置では、先ほどの栗野と日向の絶叫は聞こえても、その他の会話までは聞こえてこない。

そのためこの二人は、たった今手神のところで起こっている出来事のことなど知る由もなかった。


「どうしたんだろう? さとっちも手神さんも・・・」

「なんか~・・・、モメてるみたいやね」

「うん・・・。何かあったのかなぁ~。でも私達ここから動けないし・・・」

「うん・・・」

〔あっ。じゃあ僕が代わりに会話聞いてこようか? 僕なら未佳さん以外の人には見えないし、声も聞こえないから〕

「あっ・・・」


『そういえばこの手があったか!』と、未佳はそのリオの言葉に甘えさせてもらい、右手で厘に見えないように『お願い』という意味のOKサインを送る。

そのサインをしっかりと確認したリオは、自分の向かう方向とは逆方向に進む人々の身体をすり抜け、改札の方へ。


そこから情報を仕入れて戻ってくるまでは、時間にして1分と掛からなかった。


〔なんか『特急券がどうのこうの』とかって言ってる・・・〕

「えっ? 特急券??」

「ん・・・?」

「あっ、いや・・・。小歩路さん、今の何でもないよ?」

「いや、そうやなくて・・・。・・・・・・あ゛っ!! そうや! 『特急券』言うたら・・・!!」


その『特急券』という言葉を聞いて、厘はふっと自分のジーパンの後ろポケットに手を突っ込む。


そしてそこからガサゴソと取り出したのは、何故か改札を出た後には手元に残らないはずの特急券が1枚。


「さっきウチの座席近くで拾たんや。コレ・・・」

「・・・・・・え゛っ!? 小歩路さんコレ持ったまま改札出ちゃったの!?」

「だって緑の窓口が何処にもないんやもん。それで渡せないうちにそのことも忘れてしもて・・・」

「と、とにかく早くそれを駅員の人に・・・! あっ・・・。その前に皆に確認してみよう。新幹線の中で落とした人がいないかどうか・・・」

「う、うん」

「すみませーん。ちょっとコレ改札の方に行って聞いてきまーす」

「えっ? ・・・あっ、はい。じゃあなるべく端の方通って人目に付かないように」

「あっ、はい」


こうしてスタッフからも許可を取り、二人は再び改札の前へ。

そして何やらモメている手神達の方に向かって、未佳は声を張り上げた。


「ねぇ~、みんな~!! 小歩路さんが誰かの特急券拾ったみたいなんだけど、誰か落とした人いなーい?!」

「「「「・・・えっ?」」」」

「あっ・・・、なんかこの特急券書いてある。読むよ~? 新大阪っ、東京行きっ♪ じゅう時さんじゅうご分発っ。きぼうっ、ごじゅう号♪ 座席っ番号っ」

〔(な、なんかゆる~い感じに言うなぁ~。小歩路さん・・・)〕

「ご両目っ♪ Bのっ、ぜろなな番っ♪ ・・・・・・え゛? ・・・5両目のBの07番??」

「・・・・・・それ手神さんの座席番号じゃない?」

「・・・やよね?」

「「「「あったぁ!!」」」」

「ソレ僕の特急券です! さっき新幹線の中で無くしたんです!!」

「あっ、そうなの?!」

「よかったやん、手神さん♪ 特急券無事見つかって・・・!」

「はい! ・・・・・・ん?」


ふっと一瞬だけ特急券が見つかったことに安堵した手神だったが、よくよく考えてみれば素直に喜べる状況ではない。

何せその肝心の特急券は、既に改札を通ってしまった厘が持っているのだ。


ちなみに直接特急券を手神に手渡すのは、改札の縦長比的に不可能。

仮に届いたとしても、好意的にはあらぬ疑いを掛けられる可能性もある。


「ど、どうしよう・・・。栗野さん」

「・・・一回駅員さんに事情話さないとダメですね。未佳さーん! 厘さーん!」

「うん! 私、駅員さんのところに行ってくる~!」

「ちょっと待ってて~」


未佳と厘はそれだけ言い残すと、隣の入場改札側で案内をしていたやや小太り気味の男性駅員の元へと走り出した。


「すみませーん!」

「? ・・・はいはい。どうされました~?」

「あの・・・。特急券を新幹線の中で拾ったんですけど・・・」

「そのまま自分の特急券で外へ出てしもて・・・」

「あっ・・・。ということはこちらは『落し物』ですか?」

「あっ、いえ。実は持ち主が見つかって、今改札の中にいるんですけど・・・。私達が持ってるので改札から出られなくなってしまっていて・・・」

「・・・あぁ~、なるほど。もしかしてお連れの方ですか?」

「「はい」」

「何処の改札ですかね?」

「あっ、こっちです」


こうして何とか駅員に事情を説明し、未佳は早速その駅員を改札の方へ案内する。


一方、未佳達が駅員を呼んでくるのをただただ待機していた4人は、すぐに駅員と共に戻ってきた未佳と厘の姿に、今度こそ安堵の笑みを零した。


「あっ、やった! 坂井さん達、ちゃんと駅員さんを呼んできましたよ?!」

「よし! これでようやく改札から出られるぞ」

「まったく人騒がせなんですから~・・・」

「本当ですよ~」


そんな早くもホッとしたような表情を浮かべる4人。


しかしこの時反対側にいた駅員には、一体誰がこの特急券の持ち主なのか分からずにいた。

当たり前だ。

何せ改札の中には肝心の手神の他に、男女合わせて3人もの人間が固まって残ってたのだから。


「え~・・・、っと・・・。持ち主はどなたですかね?」

「あっ・・・。あの改札のちょうど真ん中にいる・・・」

「めっちゃ背が高くて、めっちゃ色の濃いサングラス掛けてるあのおじさんです!!」



ドテッ!!



その瞬間、改札の中にいた4人は一斉にその場に倒れ込んだ。


「な、何余計なことまで言ってんすか! 小歩路さん!!」

「今明らかに『めっちゃ』と『おじさん』聞こえてきたけど!?」

「もっとマシな言い方なかったの・・・?! 厘さん・・・!」

「そんな栗野さん落胆しないで・・・」


一方の改札の外にいた未佳もまた、駅員が手神の元へ向かったのを確認した後、厘に対して口を開く。


「ハァー・・・。小歩路さ~ん! 何もそんなまどろっこしい言い方しなくてもよかったのに~!」

「えっ・・・。でも駅員さん分からなそうにしてたから・・・」

「ああ言う時は普通に『サングラス掛けてる上下黒服の長身男性』だけで通じるの!!」



ドテッ!!



「あっ、そっか!」

「「「「納得するなっ!!」」」」


その後しばしのロスタイムは発生してしまったものの、手神は無事自動改札を通過した。


『留守電 2』

(2005年 6月)


※さとっち自宅。


さとっち

「・・・ん? なんやまた留守電入ってる・・・・・・。またオカンか?」


※とりあえず留守電を聞いてみるさとっち。


ピーッ!


さとっちの母

『もしもし? 智~?』


さとっち

「はいはい」


さとっちの母

『・・・・・・・・・・・・』


さとっち

(・・・・・・・・・えっ? まさかのまたあのパターンか?(ゾッ・・・))


さとっちの母

『・・・用件忘れたから切るわ』


さとっち

「ドテッ!!(倒)」



『忘れる』ってことはそこまで大事な内容でもなかったんだな・・・(ーー;)


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