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43.ボルテージ

〈〈〈〈〈みかっぺ~ッ!!〉〉〉〉〉

〈みかっぺ~! こっち見てー!!〉

〈カワイイよ!! みかっぺーッ!!〉

「どうもー♪ こんにちわー」


いつまで経っても静まらない歓声の中、未佳はファン一人ひとりに手を振るような動作で、ゆっくりとステージへと続く階段部分を上っていった。

そんな未佳の姿に、他のメンバーはやや感心するかのような表情で微笑んでいる。

ステージに上がり終わってすぐ、長谷川の口からこんな言葉が飛び出してきた。


「すごい堂々としてますね。坂井さん・・・」

「えっ? そう?」

「ウチらあんな群衆の中で手ぇ振って話すなんて・・・、絶対無理っ」

「恐くてまったく何もできませんよね?」

「そんな・・・、全然みんな恐くないよー。だってこっちの方が格()だし・・・。みんな私達のこと慕ってるだけでしょ? どこも恐くないじゃない」

「それはそうですけど・・・」

「さぁ! 早くリハーサルやっちゃお! これ終わんないと、お昼食べらんないんだから」


未佳はそう言うや否や、スタンドに取り付けられていたマイクを手に取り、それに向かって声を発した。


「あっ! あっ! ・・・あー・・・」

〈〈〈〈〈・・・・・・・・・〉〉〉〉〉

「あぁー・・・。アー! アァー!! ah-・・・」

〈〈〈〈〈・・・・・・・・・クスッ〉〉〉〉〉


ふっと数名のファンから聞こえてきた笑い声に、未佳はマイクからファンの方へと視線を移してみる。

するとそこには、約1000人ほどの群衆に混じりながら、顔馴染みのファンが数人だけ、口元に手を当てながらクスクスと笑っていた。


どうもこのファン達から見た様子だと、たった今行っていた未佳の発声練習風景はかなり笑える場面だったらしい。

中には必死に声を出さぬよう笑っているファンまで・・・。


そんな笑っている人達の姿に、未佳はこちらも同じくクスリと笑うと、発声練習を行っていたマイクに向かって口を開いた。


「今笑った人ー! 私の声聞こえてますかー?」

〈〈〈ハハハハッ〉〉〉

〈〈〈〈〈はーい♪〉〉〉〉〉

「笑ったり返事返したりしてるってことは、私の声ちゃんと聞こえてますねー?! Voies volume OK?!」

〈〈〈〈〈OKオーケー!!〉〉〉〉〉

「はい! ・・・OKだって」


未佳がそうメンバーに伝えると、手神達は早速、曲を弾く準備をし始めた。

ここから先のマイク調整は、実際に歌を歌ってみなければ分からない。


まず最初に歌うことになったのは『最後の盛り上げ隊』とも言える楽曲『flying ship』。

基本的にこの曲は、アンコールに入る前の締め括りの場面や、アンコールラスト1曲前など、かなりノリ取りの場面で歌うことが多く、ライヴでも欠かせない選抜曲の一つだ。


そしてそれは未佳達だけでなくファンも同じで、この歌の場合はまず前奏の時点でかなり周りがノリノリの状態となる。

現に今回もまだリハーサルだというのに、既にほとんどのファンの体と足が、突然スピーカーから流された前奏で揺れ始めている。


そんな早くもノリノリになろうとしているファンの姿に、未佳は笑顔を見せつつも、マイクを片手に持ちながら少々気遣い。


「え~・・・っと、皆さーん。これリハなんで、ここであんまりノリ過ぎないように」

〈〈〈〈〈ハハハハッ〉〉〉〉〉

「ちょっとノリ過ぎると、本番でかなりヘトヘトになると思うので・・・。ね? ははっ。でも『どうしてもノリたい!』という人はー・・・。そうだな~。ワイパー。分かります? 腕を左右に振る動作なんですけど。これサビの英語でやるんで、それの練習しててください」

〈〈〈〈〈アッハハハハ〉〉〉〉〉

「初めて私達のことを見る方とか、聴く方必ずいらっしゃると思いますので、そんな方達に教えるつもりで♪ 伝授するつもりで♪ 練習程度にお願いしまーす♪」

〈〈〈〈〈イエーイ!!〉〉〉〉〉

〈〈〈〈〈ハーイ!!〉〉〉〉〉


それから間もなく『flying ship』の演奏が始まり、未佳の力強い歌声が、途中ボリューム調整などによって変化しつつ終了。

さらに冒頭1曲目予定の『Endless Requiem』もリハーサルを行い、万全の対策の中、大阪公演分のリハーサルは終了した。


「・・・・・・はい。皆さん、いいですか? なんか不具合とか、気に掛かるトコとか・・・」

「大丈夫」

「もうあとは微調整利かないとこしかないんで」

「こっちももうええよ」

「じゃあ・・・、もう引っ込む?」

「・・・ましょうかね」

「オッケー。栗野さーん」


ふっと皆の返事を聞いた未佳が栗野を呼んでみると、栗野は『待ってました』と言わんばかりに、ステージ裏からこちらの方へとやってきた。


「はい」

「栗野さん。もうリハーサルはいいから、そろそろ中に・・・」

「戻ります?」

「かなぁ~・・・。えっ? もう準備みんないいんでしょ?」

「はい」

「OKでーす」

「分かりました。じゃあ楽屋に戻る準備しておきますね?」


栗野はそう言うや否や、再び数名のスタッフ達を呼び集め、例の人口通路作りに取り掛かる。


しかしこの時点で、ファンにはメンバーが楽屋へ戻ろうとしているのが丸分かりだったのだろう。

つい今さっきまでステージの周りを取り囲っていたファンの一部は、早くも一斉にスタッフが作り始めた通路の周りを取り囲み始めた。


そのあまりにも素早いファンの動きと行動に、未佳達はただただ笑うしかない。


「ハハハ・・・、すごーい・・・」

「一瞬・・・。ホンマ一瞬・・・。よう見てますよねぇ~」

「ウチらまだ何にも言うてへんのに」

「これであの通路の周りに行って違ってたら面白いんですけどね・・・」


手神がそうボソッと呟いた途端、長谷川は大声で腹を抱えながら笑い出した。


「ハハハッ!」

「ウケた?」

「はい! 言いたいこと分かります。わざわざ通路作っておいて『機材通りまーす』みたいな? 期待させといて『僕らじゃないんかい!!』っていう」

「そうそう♪ 『なら動かなければよかったじゃん!』みたいな感じのね」

「『結構いいところに居たんだぞ!?』って・・・。ブーイングの嵐決定っていう」

「ハッハハハ」

「あのー・・・」

「「えっ?」」


ふっと声のした方に視線を下してみれば、たった今通路作りに取り掛かっていたはずの栗野が、いつの間にかステージ下から顔を覗かせていた。

その姿に、一瞬長谷川と手神は『わっ!』という声を上げる。


「『わっ!』てなんですか! 『わっ!』って!!」

「いや・・・。素直に驚いたんで・・・」

「いきなり足元に人の顔があるから・・・」

「どうも脅かしてすみませんでした!! とりあえず通路ができましたんで、皆さん下りる準備してください」


そう言って栗野が指差す先を見てみれば、既にステージ階段から関係者用通路へと続く人口通路が、大勢のスタッフ達によって作られていた。


その建設時間。

時間にしてわずか2分弱。


「「早っ!!」」

「まだカップラーメンも出来上がってない時間」

「えぇ~・・・。何そのレベルの低い比較発言・・・」

「・・・・・・すみません」

「もっと他に比較するやつあらへんの? たとえばまっちゃんがお風呂の話題を話し出す時間とか」



ドテッ!!



「そ・・・、それはそれで『あれれ?』ですよ!? ・・・・・・確かに時間は合ってますけど・・・」

「ハ・・・、ハハハ・・・。あっ・・・。では皆さん! あとは本番で。よろしくお願いしますね♪」

〈〈〈〈〈はーい!!〉〉〉〉〉


『じゃあ下りよう!』と未佳達が階段の方へと向かっていった途端、スタッフの作った通路周りを取り囲んでいたファン達の歓喜の声は、再びピークに達した。

とにかく通路の幅が大きく動いてしまうほど、両サイドから押し寄せてくるファンの勢いが尋常じゃない。


おまけにその押し寄せてくる人の数も、明らかに入場の時よりも500人近くは多くなっていたため、実際誰がスタッフなのか、どこからが通路なのかがかなり分かりにくくなっていた。

さらに両サイドにいるファン達から一斉に黄色い声を掛けられていたので、肝心のスタッフの声は勿論、隣にいるはずの他のメンバーの声ですらあまり聞き取れない。


「凄い声・・・。みんな、通路あっちだからね!?」

「?」

「えっ? 何?」

「手神さん、なんて言ったのー?!」

「通路!! 通路あっち!! 僕が今指差してるところ!!」

「?・・・、なんか手神さん指差して・・・・・・。あぁー! そこかぁ! 通路」

「だからなんて言ったのー?!」

「皆さーん! こっち! こっち!! 私の手を見てくださーい!!」


残念ながら栗野のその声は届かなかったものの、一緒に高く上げながら振っていた右手はどうにか見えたので、未佳達はその手を便りに栗野の周りに集まる。

その後は栗野と3名ほどの男性スタッフを先頭に、未佳、長谷川、厘、手神の順番で、時々サイドの形を変形させる通路の中を疾走した。

その途中途中で、ファンの方に笑顔やら手を振りながら。


〈〈〈〈〈キャーッ!! キャーッ!!〉〉〉〉〉

〈〈〈みかっぺ~ッ!! みかっぺ~ッ!!〉〉〉

「皆さーん! またあとでー♪」

〈〈〈さとっちー!! カッコイイ~!!〉〉〉

〈〈〈〈〈カワイイー!!〉〉〉〉〉

「ど・・・、どうも~。午後にまた~」

〈〈〈〈〈厘様あぁーっ!! お美しいです! 厘様あぁーっ!!〉〉〉〉〉

〈〈〈〈〈小歩路様ァーッ!! 愛してます!! 小歩路様アァー!!〉〉〉〉〉

(ハァー・・・。一気に5人くらいから言われると複雑なんやけど・・・)

〈〈〈手神さーん! ナイス!! GOD HAND!!〉〉〉

〈〈〈手神さーん!! 手ぇ振ってぇーッ!! 手神さーん!!〉〉〉

「こう・・・? バイバーイ!!」

〈〈〈〈〈キャアアアァァァーッ!!〉〉〉〉〉


こうして全速力で走り続けること30秒。

関係者用通路の出入り口へと入り、ドアを開けた途端、4人は『ハァー』と安堵の溜息を吐いた。


「ハ、ハハハ・・・。笑うしかないわ、あれ・・・」

「凄かったですよねぇ~?」

「特に小歩路さん・・・」

「一気に何人くらいから告られました?」

「えぇー? ・・・・・・多分2~30人くらい・・・」


そんな常識ではありえない数をサラっと口にする厘に、未佳は思わず口をあんぐりと開ける。


「凄ッ!」

「ちょっと・・・! 半分、人生の3倍分ぐらい告られてるじゃないですか!!」

「えっ? 人生で10回も告られる人なんているん?」

「「「・・・・・・・・・・・・ないね」」」

「でしょ? ウチ普通に『そんなにいるの?』って思ってちょっとビックリした・・・」


どちらかと言えば『その告られた数の方がビックリよ』などとツッコミつつ、未佳達は栗野に連れられながら楽屋前へと向かった。

そして楽屋へと入ろうとした途端、未佳はその視界に写った光景に思わず足を止める。


なんとそこには、つい先ほどまでリハーサルで一緒にステージに上がっていたはずのリオが、いつの間にか未佳のカバンを枕にして、畳の上に寝そべっていたのだ。

しかもよくよくそのリオの耳元を見てみれば、そこにはあの未佳のウォークマンが、まるで自分の物のようにリオに使用されていたのである。


ただその半面、一応リオ自身もこのウォークマンを使用するにあたって、それなりのことは気を利かしていたようだ。

その証拠に、未佳以外の人間にはイヤホン部分が浮遊しているように見られてしまうため、リオはカバンの取っ手やらタンバリンの周りやらにケーブルを絡ましたり、あえて物がガチャガチャしていて分かり難くなっている場所を選んで横になっていたりと、それなりの配慮は行っていたらしい。


だが、それとこれとでは話が別だ。

未佳はリオがイヤホンを耳に入れたまま寝ているのを確認すると、何の合図や手加減もなしに、いきなりリオの身体を『ドカッ!』と蹴り上げた。

その瞬間、リオはやや寝ていた場所の隣へと蹴り飛ばされ、そのまま『ズベ~』と頭から畳に落下。

さらにその瞬間、リオの耳に入っていたウォークマンのイヤホンが両方とも外れ、そのまま『パタリッ』という音を発しながら畳の上へと転がった。

おそらく何にもない空中を蹴り上げたにもかかわらずイヤホンが宙を舞う光景は、未佳以外の人間にはかなり目を疑いたくなるような光景だっただろう。

そんなことを思いつつ未佳がリオに視線を向けてみると、リオは蹴られた箇所を痛そうに摩りながら、ゆっくりと上半身を起こした。


〔痛っ・・・たぁ~・・・。未佳さん! 何も蹴ることないじゃん!!〕

「人のウォークマン無断で使っておいて何言うのよ!」

〔で・・・、でも僕、使うとき気をつけたよ? わざとウォークマンが宙を浮いてないようにしたんだもん〕

「そんなの当たり前でしょ?! 元々は私のなんだから・・・。それにそんなに使ってたら、すぐに電池がなくなっちゃうじゃない!!」

〔だからって普通蹴らないよ・・・。それに、また一人で何か言ってると怪しまれるよ?〕

「ゲッ・・・!」


それを聞いて慌てて後ろを振り返った未佳だったが、幸い誰にも見られてはいなかったらしく、未佳は『ふぅ~・・・』と安堵の溜息を漏らしながら胸を撫で下ろす。


「でも・・・。今度からはちゃんと断ってから使ってよ? 前に自分でそう言ってたんだからね?!」

〔はーい・・・〕


やや未佳にしつこいほど念を押され、リオは『もう反省しています』と言いたげな表情を浮かべながら、渋々ウォークマンを未佳の手元へと手渡す。

一方のそれを受け取った未佳は、カバンの中にウォークマンを仕舞いながら、胸中で小さく呟く。


(もう。少しでも目を離すとすぐこれなんだから・・・・)

「みかっぺー」

「んー?」

「ちゃぶ台出すの手伝って~」


そう口にする厘の方に視線を向けてみれば、厘は一時的に片付けていたちゃぶ台を一人で引っ張り出そうとしていた。

その光景を見て、未佳は『そういえばリハーサルのあとは昼食だったな』と、今頃になってハッと思い出す。


何故かリハーサルを行っていた時までは覚えていたというのに、終わったあとは完全にその存在を忘れてしまっていたのだ。

おそらくリハーサルが終わった途端、無意識に緊張感が途切れて忘れてしまったのだろう。


未佳はウォークマンを仕舞い終えると、大急ぎで厘と共にちゃぶ台を運ぼうとする。

が、これが意外とかなり重く、二人で持ち上げようにも重心が傾いてしまっているせいか、なかなか思うように持ち上げられない。

仮に持ち上げたとしても、二歩ほど前に進むのだけで精一杯だ。


「結っ構・・・、重い・・・、ねっ」

「う、うん・・・。下手に落としたら・・・、マズイ・・・、かもっ」

「あのー・・・。運ぶの手伝おうか?」


あまりにも女性だけで大変そうに見えたのか、長谷川が二人にそっと声を掛ける。

その長谷川の行為に、未佳と厘は遠慮なく頷いた。


「うん、お願ーい」

「前の方の角持って~」

「はいはーい、OK」

「言っとくけどかなり重いよ?」

「分かってますよ~・・・って、重っ!!」

「「でしょ?!」」


結局3人の力で『どうにか』ちゃぶ台を楽屋の真ん中へと置き、3人は『ふぅ~』と疲労の溜息を吐いた。

さらにふっと運んでいた両手を見てみれば、ちゃぶ台に触れていた部分は白く、触れていなかった部分は真っ赤に変色してしまっている。


「うわ~・・・。関節以外はみんな真っ赤っか」

「それよりなんでこんな重いん? これ・・・」

「さっきは引きずってたから全然気付かなかったよね?」

「僕の予想やと多分これ・・・・・・。板と板の間に鉄、入ってんだと思いますよ?」

「・・・はっ?」

「・・・鉄?」


ふっと何やら意味不明なことを口にする長谷川に未佳が聞き返すと、何故か長谷川はちゃぶ台の下を覗き込み始める。

そして下から何かを確認すると、長谷川はちゃぶ台の真ん中部分を指差しながら、こう答えた。


「これ・・・。こたつなんですよ」

「「・・・こたつ?」」

「そう。だから重いんですよ。多分随分昔の古いタイプだから、軽量とかの対策何もやってないやつ・・・」

「「あぁ~・・・」」


そんな長谷川の話を聞き、未佳は『そういえば実家のこたつがこんな感じのだったなぁ~』と、しみじみ思った。

実は今年の正月に実家に帰ったのだが、その時に出ていたこたつがこれと非常によく似ていたのだ。

だがもしそうだとすれば、このこたつは少なくとも20年ほど前の物ということになる。


(・・・・・・・・・まさか誰かが自宅から持ってきたやつなんじゃあ・・・)

「あのー・・・、すみませーん!」


ふっと楽屋のドアの方から男性の呼び掛ける声が聞こえ、未佳は慌ててドアの方に向きながら返事を返す。


「あっ、はーい。・・・どちら様ですかー?」

「こちら、ステージスタッフの岡本という者ですけど。栗野さんに頼まれまして・・・。皆さんの昼食のお弁当を届けに来ましたー」

「「「キタアアアァァァーッ!!」」」

〔(って・・・、みんな揃いも揃って・・・)〕

「はいはーい! ・・・今開けます! 開けます!!」


と、やや『お弁当』と聞いてテンションの上がった3人に苦笑しながら、未佳は大急ぎでドアを開けるのだった。


『ロウソク』

(2003年 10月)


※事務所 控え室。


みかっぺ・さとっち・厘・栗野

「「「「ハピバースディートゥーユー♪(合唱)」」」」


手神

「(照)」


みかっぺ・さとっち・厘・栗野

「「「「手神さん! お誕生日おめでとうー!!(拍手)」」」」


手神

「いや~・・・。なんか恥ずかしいなぁ~(照笑)」


さとっち

「そんなことないですよ~(笑)」


「ほら、手神さん! 早く!」


栗野

「ケーキのロウソク、消しちゃってください♪」


みかっぺ

「一発でお願-い(無茶ブリ)」


※言われるがまま、ロウソクを消す手神。


みかっぺ・さとっち・厘・手神・栗野

「「「「「イエーイ!!(拍手)」」」」」


さとっち

「(笑) ・・・ところで手神さんって、今年でいくつになったんですか?」


手神

「それは・・・。このロウソクの数が表してるよ」


※ケーキの上には、大きなロウソクと小さなロウソクが3本ずつ。


さとっち

「つまり33歳」


手神

「なんだかビミョ~な数字だよね(苦笑)」


みかっぺ

「そんなことないよ」


手神

「えっ?」


みかっぺ

「だってロウソクの本数のキリがいいから、飾り付ける時にスゴイ楽なんだもん♪」



それはみかっぺだけの都合です・・・(苦笑)


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