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35.渋滞につき、逃げ場なし!!

翌日。

明日に控えたイベントライヴを前に、この日未佳は最期のリハーサルを行っていた。


ちなみに天候はというと、今日はやや空全体に雲が掛かっている。

ただし天気予報が言うには、午後から次第に雲が消え、一応晴れになるらしい。


いつもの栗野の車に揺られながら、未佳は皆の待つ事務所の方へ。

と言いたいところだったが、この日はいつものように手順が回らなかった。


「・・・・・・ん?」

「あれ・・・?」


ふっと栗野の車が走っている先、約20メートルほどのところに、数台の車が列になっている。


しかしこの道路が普段こんなに車で列を作ることはないし、そもそもこの辺りには信号もないのだから、車が列になるような要素もない。

どうやら、何らかの事情による渋滞のようだ。


「うっそ~・・・!! こんな信号もないような道路でこんな渋滞っ!? 信じらんない!!」

「でもすごい数の車・・・。軽く30台くらいは前の方に停まってそう・・・」

「えぇ・・・。とりあえず別ルートに早めに移りましょう! こんなところで立ち往生してる場合じゃ」

「あっ・・・。栗野さん! 後ろからも車!」

「え゛ぇっ!?」


それを聞いて慌てて引き返そうとするも、時既に遅し。

未佳と栗野の二人は皮肉にも、あっという間に長い渋滞の間に取り残されてしまった。

しかも二人が渋滞に遭っている場所は、丁度事務所と未佳の自宅の中間地点。

歩いて事務所に向かうにしても、距離的にはどっちもどっちでやや遠い。


「も~う!! なんで渋滞情報を教えてくれないのよ! このカーナビはっ!! ましてやこんなに車の台数が多い時に限って・・・。渋滞を教えてくれなくちゃ、カーナビとしての意味をなさないでしょ~っ!!」

〔栗野さん。時々八つ当たりする時荒っぽくなるよね・・・〕

「逆に『荒っぽくない八つ当たり』なんてあるの?」

〔・・・・・・・・・さぁ?〕

「もうっ・・・!! ・・・・・・・・・・・・って・・・、いくら喚いたって変わんないわよね・・・。すみません、未佳さん。リハーサルの大事な時間、こんなことで潰してしまって・・・」


そう口にして申し訳なさそうに頭を下げる栗野に、未佳は首を横に振った。

本当はまったく大丈夫とは言えない状況だったが、既になってしまったことや、起こってしまったことにあれこれ言ってもしょうがない。


何はどうあれ、しばらくは身動きが取れないのだから。


「う・・・、ううん。いいの。それよりー・・・・・・。栗野さん、行きは何処の道路通ってきたの?」

「えっ? 行きもこの道路ですよ? ただ普段通らない道が今日と明日だけ改装工事やってて、そこが通行止めになってるっていう情報だけは聞いていたんだけど・・・。まさかみんなが通ってたここが渋滞になるだなんて・・・、思いもしなかったわ・・・」

〔あっ、それで普段よりも車の数が多かったんだ・・・〕

「それにしても・・・。一体何の渋滞なのかしら・・・?」

「うん・・・。まさかここも改装工事か何かを・・・・・・えっ・・・、何!? あれ!!」


ふっと渋滞の先の方を見つめていた未佳は、そこから見えた光景に思わず目を見開いた。

なんとそこには、不自然に破損した3台の車が、道路の先の道を横に停車するような形で、ガッチリと行く手を塞いでしまっていたのである。

破損していた車は、白と黒の乗用車が1台ずつと、前の方がやや潰れた白いワンボックスカーが1台。


ある種の『玉突き事故』であるということは、もはや言うまでもないことだった。


「あれって・・・・・・。もしかして玉突き事故!?」

「もしかしなくとも玉突き事故だと思いますけど・・・」

「・・・えっ? ところでまだ車を退かしてないってことは・・・、しばらくこの渋滞は続くってこと?!」

「最悪ね・・・。未佳さんとりあえず、一回事務所の方に連絡してみますね? ちょっと・・・、手間取りそうなんで・・・」

「えっ? あっ、はい」


そう未佳にことわりを入れると、栗野はすぐさまカバンの中から携帯電話を取り出し、事務所の方へと電話を掛けた。

事務所側はすぐに電話に出てくれたのか、栗野は電話を掛けてから数十秒と経たぬうちに、現在の状況を事細かに説明している。


ふっと、そんな栗野の様子を心配して見つめていた。

その時だ。



ピリリリ・・・

ピリリリ・・・



「えっ?」

〔・・・未佳さんの携帯?〕

「う、うん。でも誰だろう・・・。こんな時に・・・」


そうは呟きつつも、未佳はとりあえず電話の相手を確認してみる。

二つ折りの携帯を開いてみれば、画面には『小歩路 厘』という文字。


「小歩路さんからだ! ・・・も、もしもし?」

『もしもし、みかっぺ? 今何処におるん? 「みかっぺがおらへんと練習できへん」って、手神さんとさとっち困ってるよ?』

「みんなごめ~ん・・・。小歩路さん私、あとどれくらいでそっちに行けるか分かんないの」

『・・・えっ? なんで??』

「栗野さんの車が渋滞に引っ掛かって、私も栗野さんも動けないのよ。しかもまだ車退かす作業すらやってないし・・・」

『渋滞っ!? 何処の?!』

「北堀江車道の上り下り両方・・・。玉突き事故で車が完全に道路塞いだままになってて・・・、まだかなり退かすまで掛かりそうで・・・」

『坂井さん、なんだって?』


ふっと電話の横から微かに聞こえてきたのは、既に事務所で長時間待っていたであろう長谷川の声。

この声からすると、やや未佳の到着が遅いことに苛立っているようだ。


もっとも、こちらも好きで渋滞に遭っているわけではないのだから、そこら辺のところはちゃんと理解してほしい。

一瞬そんな思いが過ってムッとしていると、先ほどまで電話で話していた厘が、おそらく隣にいるであろう長谷川と手神達に事情を説明し始めた。


「あっ・・・、みかっぺちょっと待っててね。・・・・・・今電話で訊いてみたら、みかっぺ北堀江車道の渋滞で、栗野さんと一緒に足止めされとるんやて・・・」

「えっ? 北堀江車道で渋滞っ!? 何の!?」

「なんか玉突き事故みたいやて・・・。みかっぺ達のおる場所からも、現場見えるみたいやし・・・」

「北堀江車道の玉突き事故・・・・・・! もしかしてアレか!!」

「「えっ?」」


長谷川はそう口にするや否や、すぐさま自分の携帯電話を引っ張り出し、ある画面を二人に見せつけた。


「ほら! ちょうど僕が事務所に入ってきた時にニュースでやってたんですよ! 『玉突き事故で軽傷者2名』って・・・!!」

「えっ? 何それ・・・。携帯でテレビなんて観られるん?」

「あっ、はい。『ワンセグ』っていう・・・。小歩路さん知らないんっすか? これ結構スグレモンっすよ? 緊急の時とかに・・・」

「全然知らーん・・・」

「内容とか出てないの?」

「あっ・・・、いえ。あらかたのことはもう既に載ってますよ。え~っと、詳細は・・・」


その後長谷川が携帯のニュースチャンネルで調べてみたところによると、ぶつかったのは未佳が目撃したとおり、白と黒の乗用車が1台ずつと、白の中型ワンボックスカーの3台。

ぶつかった原因は、3台目のワンボックスカーがスピードを出し過ぎたのと、2台目の白い乗用車が突然スピードを落とし、車道真ん中に停まろうとしたため。

スピードを出し過ぎた理由は、普段通っている二つの道が改装工事のため通れず、北堀江車道から急いで仕事場に向かおうとしていたからのようだ。

そしてそのままの勢いで2台目にぶつかり、さらにそのまま前を走っていた1台目の黒い乗用車も押し出してしまい、道路両サイドの壁に激突してしまった、というわけである。


ちなみに2台目の乗用車の運転手は、今年免許を取ったばかりの初心者で、スピードを落として停車しようとしたのは、いきなり目の前に飛んできたビニール袋に驚いたためだという。

そして肝心の初心者マークはというと、残念ながら前の方に貼り付けていたため、後ろからぶつかってきた3台目の運転手は確認できなかったとのことだった。


「・・・完全な玉突き事故っすね」

「ほんでいつ車の運転再開できるん?」

「2台目と3台目の運転手が手足に軽く打撲か・・・・・・えっ? 何?」

「『何?』違-うっ! 『車はいつ走れそうなん?』って、訊いたんよ!! 今事故の状況がどうとか、怪我人がなんやとか、そんなんウチら関係あらへんのやからどうでもええでしょ!? みかっぺ来うへんと意味ないんちゃうの!? ねぇ!?」

「おっ・・・、おっしゃるとおりです・・・」

「さ・・・、小歩路さんが珍しく鋭いこと突いてる・・・」


だが厘にそう言われて調べてみても、どのニュースやテレビにも、肝心の車道運転再開予想時刻は載っていない。

どうやら、事故が起きてからそんなに時間が経っていないため、いつ頃調査や捜査が終わるのか分からないようだ。


「厄介っすね・・・。どれくらいで走り出せそうかっていう目安・・・、立ってないみたいです」

「やて、みかっぺ・・・」

『嫌よぉ~!! こんなところに何時間も留まらなきゃならないだなんてぇー!! ましてやこんな大事な時に・・・!』

「そんなことを僕らに言われても・・・。走り出せないことにはどうにもしようがないでしょう・・・」

『も~う! お願いだから誰か助けてよぉ~!!』

「「「・・・・・・・・・・・・」」」


確かに未佳がそう言いたくなる気持ちも分からなくはないが、この状況で長谷川達にできることは何もない。

ただやれることと言ったら、なるべく早めに道路の運転が再開できるのを願うのみ。

その程度だ。


「とにかく事情は分かりましたから・・・。とりあえず僕達はお二人が到着するまで、ここで待ってますよ」

『・・・・・・・・・』

「運転が再開したら、今度はそっちからですけど、連絡してきてください」

『・・・・・・・・・・・・うん・・・』

「・・・? さ・・・、坂井さん? ・・・おーい! もしも~し? 大丈夫~?」

『今、虚しすぎて涙も出ないんだけど・・・。さとっち達まだ私の遅刻のこと怒ってる?』

「あっ、いや・・・。ちょっと今は流石に・・・。事情も事情だし・・・。・・・・・・大丈夫っすか?」

『・・・・・・正直、延長戦苦手なの・・・』

「・・・・・・あぁ~・・・、大丈夫ですよ坂井さん。ここにいる人間全員、延長戦は苦手分野なんですから。ハハハ」

『フォローになってない・・・』

「・・・・・・すみません」

『じゃあまたあとで・・・』



ブチッ!!


ツー・・・

ツー・・・

ツー・・・



「じゃあ一体どうしたらよかったんっすか! 坂井さんッ!!」


一方の電話を切った未佳はと言うと、少々暗い面持ちで最後部座席のソファーに沈んでいた。

このまま早ければ数十分、遅ければ数時間もいなければならないのかと考えると、少々気が重い程度の感覚ではなくなっていく。


おまけに道路自体はまだ捜査や点検中。

一体何時になったら終わるのかもまったく読めない状況。

『「憂鬱になる」というのはまさにこのことなんだな』と、未佳は本気でそう思った。


(もう嫌・・・・・・)

「はい。はい・・・。はい、申し訳ありません。では、失礼します・・・。・・・・・・ハァー・・・」

「事務所の人なんだって?」

「えっ? えぇ・・・。とりあえずはもう少し様子を見てからにしようって・・・。きっと事務所に着いたらお説教ね」

「ひっ・・・!!」

「えっ・・・? ・・・だ、大丈夫ですよ、坂井さん。お説教されるのはきっと、遅刻の原因を作った私だけでしょうから・・・」

「えっ? ・・・・・・いや、でも・・・!」

「大丈夫です。そこまで厳しいことは言われないでしょうから・・・。ところでさっきの電話、一体誰からだったんですか?」

「・・・みんな」


その後未佳は厘からの電話での会話内容と、長谷川が言っていた事故の詳細を事細かに説明した。

と同時に、今現在の時点では運転再開の目途が立っていないということも。


「そう・・・。でも困ったわねぇ~・・・。せめて未佳さんだけでも、事務所に行かせられたらいいんですけど・・・」

「そんな、あんな長い道をこのヒールサンダルで歩くなんて到底無理よ・・・」


そう未佳が口にしたとおり、今日の未佳の靴は6センチもあるヒールサンダル。

ちなみに何故そんなサンダルを履いているのかと言うと、当日の衣装でもあるピンヒールブーツに少しでも足を慣らすためだったのだが、まさかその下準備が前日になって仇になるとは。


「それにここからじゃ電車やバスは遠回りだし、そもそも電車を使うと事務所から遠回りになるし・・・」

「自転車なんて持っているはずもないですし・・・、こんな状況じゃあタクシーも無理ですもんね・・・」

「とにかく数時間耐えるしかないわね・・・」

〔下手したら半日・・・、車の中?〕

「・・・・・・ハァー・・・」


ふっとリオの言葉でさらに未佳が溜息を吐いた、その時だ。


突然未佳の携帯が再び激しく、車内で鳴り響き始めたのである。

慌てて画面を開いてみれば、そこに写されていた名前は厘ではなく、リーダーの『手神広人』だった。


「て・・・、手神さん? あっ、はい! もしもし? 手神さん!?」

『もしもし、坂井さん? ・・・僕の声、聞こえます?』

「う、うん・・・。電話だとハッキリ聞こえるから大丈夫よ。この間のさとっちの時も聞こえたし」


しかし一体何故、手神は再度こちらに電話を掛けてきたのだろう。

もしや事故状況に動きがあったのだろうか。


未佳は前置き会話もそこそこに、手神に本題を尋ねてみる。


「ところでどうしたんですか?」

『いや・・・。今3人で話し合って「坂井さん達を救出しよう!」って・・・』

「えっ? ・・・どうやって??」

『手神さん、ちょっと電話代わって!』

『えっ? あ゛っ・・・!』

『もしもし? みかっぺ? ウチの声聞こえる?』


ふっと続いて聞こえてきた声は、先ほども未佳のことを心配して電話を掛けてきたあの厘だ。

この流れからすると、どうやら手神から無理やり電話を奪い取って話しているらしい。


そんな情景が脳裏を過りつつも、未佳は厘に尋ねられたことに素直に答えた。


「小歩路さん? うん、聞こえるよ? 小歩路さんの声ハッキリ聞こえるよ? ・・・それで? 『救出』ってどういうこと?」

『実は今、さとっちがスマホの道路地図“サプリ”を見てて』

『『アプリ!!』』



ズルッ・・・



『どっちでもええやん!! この際! そんで調べててみたんやけど、みかっぺ達の方って、上りが止まって下りがガラ空きなんやろ?』

「う、うん・・・。でも前と後ろの車のスペースが詰め込みすぎてるから、バックしてUターンはできそうにないけど・・・」

『ちゅうことは、反対側はみかっぺ達から見て逆に、下りが止まってて上りがガラ空きっちゅう状態なわけやん』

「そ、そうね・・・。そうなるけど・・・」

『ほんでみかっぺ達が止まってる側の道路の先・・・。事故のトコから10メートルくらいのところやと思うけど、小さい薬局屋があるやん』


そう訊かれてふっと記憶を辿ってみるが、そんな薬局屋には心当たりがない。


そもそもこの通りにあるものといえば、少し先にある曲がり角の道と、その一歩手前にある小さな建物のみ。

しかもその建物も、常にシャッターは閉められたままになっており、肝心の看板の文字は錆びて読めなくなってしまっているほど。

薬局屋なのかどうなのかはまったく確認できそうにない。


「う~ん・・・。ちょっと分かんない・・・」

『えっ? でもさとっちが調べた地図には載ってたよ? 名前だけやったけど・・・』

「でも私全っ然心当たりがないんだけど・・・・・・」

〔・・・それってもしかして“わらべ歌”のこと?〕

「・・・えっ・・・?」


ふっとリオの口から飛び出してきた聞いたこともない店の名前に、未佳は思わずリオの方に聞き返す。

するとリオは淡々とした話し方で、未佳にその『わらべ歌』のことについて話し始めた。


〔あそこの閉まってるお店『わらべ歌』っていう名前で、いつも人が沢山来てたところなんだよ? でももう随分前にお店のおじいさんが亡くなって、その後も土地が再利用されないまま、お店だけが残ってたんだけどね・・・。最近『取り壊して別のお店を建てる』っていう話が出てたから、多分その薬局屋になるんだと思うよ? ここ〕

「へぇー・・・・・・」


むしろ一体何故リオはそんなことまで知っているのだろうと、未佳は元々建っていた店屋の話よりも、その店屋のことを詳しく知っているリオにただただ驚いた。


(なんでそんなお店の情報まで・・・・・・)

『・・・? みかっぺ?』

「・・・えっ? あっ! ごめん、小歩路さん。多分・・・、ずっとシャッター閉まってるお店のことだと思うんだけど・・・」

『あるんやね? ・・・ほなそこまでみかっぺと栗野さん、歩いて来てくれへん? ウチら車で拾いに行くから・・・』

「『車で』って・・・。そっちがそのまま車で走ってきちゃったら、私達みたいに渋滞に巻き込まれちゃうんじゃないの?」

『大丈夫♪ ウチら少し遠回りして、薬局屋の一歩手前の曲がり角からやってくるから』

「そんなの無理よ。そっちもきっと脇道から車道に出ようとした車が上りの列になって・・・・・・。ま・・・! まさか反対車線走るつもりなの!?」


その未佳の聞き返しだけが異様に大きく、車内に響き渡った・・・。


『ハッタリ発言』

(2008年 12月)


※ラジオ局。


パーソナリティー

「そういえば坂井さんもヴォーカルですけど・・・。ギターの長谷川さんもソロで歌ってらっしゃるんでしたよね?」


さとっち

「ま、まあ・・・。一応・・・(苦笑)」


みかっぺ

「ソロやり出してから、来年で8年目になります。この人・・・」


さとっち

「でもしばらく本家の方に専念してて、軽~く4年くらいブランク開きましたから・・・(^^;)」


パーソナリティー

「じゃあせっかくですから、この場をお借りして歌を」


さとっち

「いやいやいや!!(慌) それはちょっと・・・!!」


みかっぺ

「いいじゃん♪ 生歌やっちゃおうよ! アカペラで(笑)」


さとっち

「いや! 無茶言わんといてください!!」


パーソナリティー

「えぇ~、いいじゃないですか~。ねぇ~?」


みかっぺ

「うん♪ みんなさとっちの歌声久しぶりに聴きたいと思うよ?」


さとっち

「いや~・・・(汗)」


パーソナリティー

「どうせですからやってくださいよ~」


さとっち

「嫌ですよぉ~。僕“音痴”なのに・・・」


みかっぺ

「え゛っ!? ∑(□ ̄;)」



この人の場合、この単語が通用しない・・・(orz)


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