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31.何かを招くドア

「おはよ~。手神さん」

「あっ、おはようございます。坂井さん」


大阪公演を翌日に控えたこの日。

未佳を含むCARNELIAN・eyesメンバーは普段同様、事務所出勤となっていた。


だが本来であれば、今日は昨日と同様に、現地でのリハーサルを行う予定になっていたのだ。

先客さえいなければ。


「はぁー・・・。本当は2日後のためにも、今日か明日現地リハーサルやりたかったのに・・・」

「仕方ないですよ、坂井さん・・・。たまたま爆笑お笑い・・・・・・。なんでしたっけ?」

「『爆笑! お笑い玉手箱ライヴ2010』・・・」

「のリハーサル日と本番が、今日と明日のリハーサル日と重なってしまったんですから」


これが今日の現地でのリハーサルが潰れた原因だった。


実は関西で毎年行われているお笑いライヴの当日が、偶然にもイベント前日のリハーサルと重なってしまったのだ。

さらに最悪だったのは、そのお笑いライヴの予定で、夕方からライヴを参戦していた人達全員での握手会があったこと。

そのため未佳達は、夕方から夜にかけてのリハーサル練習の時間ですら取れず、結局事務所内でのリハーサルを行うことになってしまったのだ。


「ハァ・・・。それにしてもなんで、お笑いライヴを火曜日にやるかなぁ~・・・。来週とか今日とかだったらよかったのに」

「でもお笑いライヴ(向こう)も、なんだかんだで明日が本番なんだし・・・。今日は見逃してあげてもいいんじゃないかなぁ~」

「ま・・・、まあね」


ただ実のことを言ってしまえば、昨日現地でのリハーサルを行うことができたのは、そのお笑いライヴの関係者やスタッフの人達が、リハーサルの時間をこちらに譲ってくれたからである。


事務所のスタッフ達が、こちらのリハーサル日とお笑いライヴ当日の日付が重なっていることに気が付いたのは、今からほんの2週間ほど前。

当初そのあまりにも急過ぎるスケジュールに、皆は『発売日自体をズラそうか』とバタバタしていたのだが、その僅か3日後に『こちらのリハーサル日をそちらに譲ります』と、向こうの関係者から電話が掛かってきていたのだ。

日にちを譲ってくれた理由に関しては、会場予約の先着順やイベント内容、そしてアーティスト側の知名度などの関係もあり、こちらを優先させた方がいいと判断したからだという。


「でもさぁ・・・。毎回事務所側そういう情報が不十分じゃない? 随分前に私の友達とか、ファンからのクレームで『特典に関しての情報の回り方が酷い』って話を聞いたんだけど・・・」

「あ~ぁ・・・。よくホームページで『ここに載ってるCDショップで購入すると、こんな特典が付く』って書いてあるのに、店側は何にも聞かされてなかったっていうやつでしょ?」

「そうそう! ほら、公式サイトって、発売2~3週間くらい前に、そういう情報を載せるじゃない? それでその情報がサイトにアップされた直後に、ファンの人達は予約の電話を入れるでしょ? でもその時に、事務所は店の人達には何の報告もしてないから、毎回あんなイザコザになるのよ!」

「なんだか早いんだか遅いんだか・・・、イマイチよく分かりませんね」

「でしょ?! しかも発売直前に事務所側が店に特典のこととかを知らせても、正直もう遅すぎるのよねぇ~。中には予約した枚数分しか、特典を扱っていない店もあるみたいだし・・・。発売初日に何も知らずに買いに来た人達にはあんまりな話よ」

「しかもそれを当の自分達は何も聞かされていないというね・・・」

「うん。私も友達に言われて初めて知った・・・って、これは皆で飲みに行った時に話した方がいいね」

「・・・そうですね」

「はい! 終了!」


ふっと愚痴話が一段落したところで、未佳は壁に掛けられていた時計に視線を向けてみる。

時刻はもうすぐ午前10時24分。

既に集合時間を4分ほど過ぎているというのに、残りの二人はなかなかやって来る気配を見せない。


いや正確には、もうじき厘がやって来る時間帯だというのに、真面目な長谷川が未だにやってこないのだ。


「これだとまた『小歩路さんが先に』っていうパターンになりそうですね」

「またか・・・」

「おはよー」


その軽い感じの声に『ハッ』と顔を上に上げた未佳と手神は、お互いに『ハァー』と溜息を吐いた。


「あ~あ・・・。やっぱり長谷川くんが遅刻になっちゃった・・・」

「おはよう、小歩路さん」

「おはよう~、みかっぺ。手神さん」


ふっと厘が二人に挨拶をしながら、出入り口の外押しドアを右手で閉めようとした。

その時だ。


「あ゛っ・・・!! 小歩路さん! ダメ!!」

「へっ?」



ガコンッ!!



「痛っ・・・!!」

「「「あっ・・・」」」


その音に驚いた厘がドアの外の方を見てみれば、そこにはあの長谷川が頭を押さえたまま、その場に立ち尽くしていた。


実は厘がドアを閉めようとした際、そのままドアが開けっ放しになっていると勘違いしてやってきていた長谷川を、そのままドアで閉め出してしまったのだ。

思いっきりドアに額をぶつけてしまった長谷川は、少々痛がりながらも控え室の中へと入っていく。

そんな長谷川を心配した未佳と厘は、代わる代わるに長谷川に声を掛けた。


「さとっち・・・、大丈夫?」

「今思いっきりぶつかったんと・・・!」

「ん? ・・・ええ、まあ・・・。一応大丈夫です。ちょっと寝不足でボーッとしてたんで、丁度よかった・・・かな?」

「そ、そう・・・」

「大丈夫ならええんやけど・・・。こっち全然後ろにおること気付かへんかったから」


その厘の口から出てきた言葉に、ふっと未佳は『あれ?』と首を傾げる。


「・・・えっ? 二人とも、一緒に事務所に来たんじゃないの?」

「ううん。ウチ一人で階段上がってきたよ? まさかさとっちが後ろ歩いてるなんて思わへんかったもん」

「長谷川くん、小歩路さんとは別々でやってきたんですか?」

「えっ? えぇ・・・。というか僕、朝イチに事務所に着いてたんですよ」

「えっ!? 朝に?」

「あっ、はい」


その後の長谷川の話によると、今日は朝から別のギター仕事の予定が入っており、朝の9時頃から事務所にやってきていたのだという。

そしてその用事が済み、大急ぎで控え室へと向かっていたところ、厘の後ろ姿を階段横の曲がり通路から見かけたとのことだった。


ちなみにCARNELIANとはあまり関係のない仕事や用事。

たとえば未佳が受け持っている小屋木結衣のコーラスや作曲提供などだが、この手のものは事務所内ではもはや日常茶飯事。

特に長谷川と手神は、色々とこの手のことで周りから声を掛けられる側の人材なので、本家の仕事と時間が被るのはいつものことだった。


「じゃあもしかして・・・。そっちの方の仕事が長引いたから遅れた?」

「はい。後片付けとかでだいぶ手間取ったんで・・・。機材とかも無駄に多かったし」

「じゃあ必然的に、長谷川くんは遅刻じゃないね」

「うん。別件の方が長引いちゃったんなら・・・。それは仕方ないもの。ところで何やってたの?」

「えっ? あっ、いや・・・。もう、簡単なギター弾き? ・・・簡単でもないか。んで、エレキを久々にやってみたんですけど、それが運動不足の積み重ねのせいで、少し腰辺りがアカン感じに・・・」


そう言いながら腰の近くを摩る長谷川に、未佳はやや渋い感じの表情を浮かべた。

いくら仕事熱心とはいえ、少しは明日の当日と4日後のイベントのことも配慮してほしいものである。

もしもギックリ腰や何かで体が思うように動かなくなったら、それだけでもかなりの大騒ぎネタであるというのに。


「ありゃりゃ~ぁ・・・。そんなんで明日大丈夫なの?」

「それに関しては大丈夫です! そこまで派手なことしませんから」

「そ、そう・・・」

「さとっちー! 入ったんやったら、入り口閉めてぇー」

「あっ、はいはい・・・」


ふっと厘にそう命令され、長谷川は『自分が最後に開けたんでね』などと呟きながら、腰の辺りを摩りつつ、出入り口のドアの方へと向かう。

そして開けっ放しになっていたドアの前へとやってくると、そのドアを軽く右手で『ひょいっ』と閉めた。

その瞬間。


「キャ・・・ッ!!」

「えっ?」


いきなり聞こえてきた女性の悲鳴に、長谷川はそぉーっとドアの外を確認してみる。

するとそこには、今度はやや分厚い書類を抱えた栗野が、半分驚いた表情で立ち尽くしていた。

実は栗野も先ほどの長谷川同様、長谷川が閉めたドアに頭をぶつけ掛けたのだ。


「あっ・・・! 栗野さん!!」

「ちょっと長谷川さん! 危ないじゃないですか!! ドアを閉める前に、部屋に入ろうとする人がいないかどうか確認してください!!」

「あっ、はい・・・。すみません」

「・・・あれ・・・? どうしたんですか? その額・・・。少し赤くなってますけど」

「いや~、そのぉ・・・。『どうした?』というか・・・」

「また腕を枕にして居眠りですか?」

「それはない!!」


そう長谷川は栗野の問い掛けに全否定を返すと、素早く開けっ放しのドアの方へと向かい、誰もいないのを確認した後『バタンッ』と閉めた。

そんな長谷川にしばし『?』マークを浮かべつつ、栗野は左手で抱き抱えるかのように持っていたクリアファイルから、何やら数枚の書類をサッと取り出す。

どうやらその取り出された書類には、メンバーの衣装や飾りなどの写真が数枚貼り付けられているらしい。


ふっとそんなことを未佳と厘が思っていると、栗野はその散り出した書類の方に視線を落としながら、二人に対して口を開いた。


「未佳さん、厘さん。ちょっと来てくださーい」

「あっ、はーい」

「なにー?」

「当日の衣装のことでちょっと話があるので、一旦4階の女性用更衣室に・・・」

((ゲッ・・・))


それを聞いた途端、未佳は本日二度目の、厘は本日初の渋い表情をお互いに浮かべ、顔を合わせた。


別にイベントやライヴ限定の衣装を着るのは嫌いではない。

むしろ、普段着ることの出来ない服をタダで着ることができるので、そうした点では好きな方だ。


だがそれは衣装が決まっていない時点での話で、衣装が決まったあとに何故か突然行われる再試着などは、何かとワケありなことが多いのだ。

たとえば、あまり着たくもない衣装を参考で着させられたり、装飾品との相性を確認するためだけに、ライヴやイベント用の衣装を試着させられたりなど、かなり面倒なことをやらされたりするのである。

特に衣装がこっているものの場合は、一々着る際に人手を必要としたり、コルセットを身に付けなければならないなど、さらに面倒なことになるのだ。


『どうかフォーマルチックなドレスなどには当たっていませんように』と祈りつつ、未佳と厘は栗野の話に耳を傾ける。


「い、衣装がどうかしたんですか?」

「はい。実は・・・、さっき天気予報を確認してみたら、どうも明日の当日がかなり寒くなりそうなんですよ。それで防寒対策のためにも、当日の衣装に合ったカーディガンとか、ベストとか・・・、そういうのを選んでおこうという話になって・・・。ですから、いきなり申しわけないんですけど、これから更衣室の方に」

「えっ!? わざわざ着替えて決めるの?!」

「もちろん! 襟ぐりのネックレスとか、胸元の位置とか、ちゃんと寒くはないかどうか・・・。それを全部確認しないといけないんで」


『当たり前でしょ?』と栗野が最後にそう言ってしめると、未佳は『あちゃ~・・・』と言いながら、自分の顔を右手で覆った。


おそらくイベント当日で着用する衣装は、新曲のPV撮影の際で使用していたあの黒いヒラヒラレースドレスだろう。

確かによくよく思いだしてみれば、あのドレスは長袖ではあったものの、着た感じとしてはレースのようで、そんなに厚みもない。

縫い目の隙間も、かなり地肌が見える感じだった。

そして何より、下のスカート部分は少し上に浮いている感じなので、野外の場合はかなりももから下が冷える。

一応撮影の時は、膝よりもやや長い靴下の上に、丁度膝までのビールブーツを履いてはいたが、それでもどこまで寒さに耐えられるかは分からない。


「・・・・・・・・・確かにあのまま着るとなぁ~・・・。当日の衣装って、あのPVの時の?」

「はい。未佳さんも厘さんも、自分達が着た服覚えてますよね?」

「あのブラックしかないレースドレスと・・・」

「ウチの、ももの上ら辺まである長いカーディガンと、胸元に大きなバラの絵のプリントがある長Tシャツのやつやろ? 腰辺りにちょっと太いベルトも巻いとったあの・・・」

「はい、その衣装です。まあとりあえず、詳しい話は更衣室の方に行ってから・・・。ここだとちょっと余計な人達にも聞こえてしまうんで」

「「よ・・・『余計』って・・・!!」」

「じゃあ移動しますよぉー! 長谷川さん、手神さん。少しだけお二人をお借りしますねぇー?」

「「・・・はいはい」」


たぶんこれ以上言い返しても無駄だと分かったのか、長谷川と手神は軽く返事を返すと、二人揃って窓辺の方へと移動してしまった。

そんな二人を見て、未佳と厘はただただ苦笑いを浮かべる。


「じゃあ行ってくるねー?」

「先にライヴハウスに行っててー! できたら衣装着たまま練習やりに行くからー!」

「あっ・・・、OKー!」

「分かりましたー!」


そんな会話を最後に交わして控え室の外に出て行ってみれば、あのリオが廊下側の出入り口前に立ち尽くしていた。

どうやらこれからどうすべきなのか、未佳に訊こうとしたらしい。


もちろん、未佳の口パクで返された返事は『男性陣と一緒にいて』だった。

リオが『男の子』ではなく『女の子』であれば、事情は少々変わっていただろうが、とにかく今はいつもの着替え、トイレ、入浴中の時同様、リオが未佳の傍に付いて行くことは厳禁行為である。

仮にも未佳だって一人の女性でもあるし、プライバシーというものもある。

おまけに今回は厘も同伴しているのだから、尚更だ。


未佳がそう答えてみると、リオは『分かった』と言って、ドアを擦り抜けて控え室の中へと入って行ってしまった。

毎度毎度あの光景を見る度に思うことだが、リオが起こす行動や動作の中で、一番不気味なものはアレだと思う。

上手くは表現できないが、何となくあの光景を見ると、リオがこの世のものではないことを思い知らされるような気がしたのだ。


(やっぱりリオは、人間なんかじゃないのよね・・・)

「長谷川くーん、ドア・・・」

「えっ?」

「あっ! ゴメン!! 開けっ放しにしてた!」


ふっと廊下をだいぶ歩いたあたりでドアに気付いた未佳は『なんだろう?』と部屋から顔を覗かせた長谷川に大声で詫びる。

一方の長谷川の方は、その未佳の一言と開けっ放しのドアを見て全てを理解したらしく『あぁ~・・・』と言いながら数回頷いた。


「『ドアを閉めて』っていう話ね。・・・大丈夫でーす。僕がドア閉めときますから、3人は更衣室に行っといてくださーい!」

「あっ、うん・・・」

(あ~ぁ・・・。にしてもまたドア閉めかいな)


本日3回目のドア閉めにやや重めの溜息を吐きながら、長谷川は部屋に入ろうとしている人間の存在を一切確認せず、ドアノブを部屋の方へと引いた。

その瞬間、通路にいた女性3人から慌てた声が上がる。


「あっ・・・!! さとっち!!」

「アカンッ!!」

「閉めないで―!!」

「・・・えっ?」


急いで叫んだつもりであった3人だったが、時既に遅し。



バンッ!!



「痛てっ!」

「えっ? あっ・・・?」


ふっとドアノブを握っていた長谷川が感じたのは、誰かがドアに思いっきりぶつかった振動と、ぶつかったと思われる男性の声。

恐る恐るドアを開けた長谷川は、そのぶつかった相手を見て表情を一変させた。


「ア゛アァァーッ!! まっちゃん!!」

「さ、さとっち・・・! 殺す気かよ!」

「い、いや、その・・・。というか、普通この程度じゃ人間死なないから」

「分かんないだろ!? うっかりぶつかった拍子に首が折れたらどうすんだよ?!」

「あるかぁッ!!」

「・・・・・・・・・厘さん、未佳さん、行きましょう・・・。このままだとラチ開きそうにないんで・・・」

「うん・・・」

「せやね・・・」


去り際に長谷川と湯盛の言い合いを耳に挟みつつ、未佳と厘と栗野の3人は、2階をあとにした。


『ゲーム』

(2002年 12月)


※ライブ会場 楽屋。

ゲーム1。


「止め!」


※ゲーム2。


「チェックメイト!」


※ゲーム3。


「ダウト!」


※ゲーム4。


「ロン!」


さとっち

「ダメやぁ~!! 勝てへん!!(叫)」


みかっぺ

「花札にチェス。そしてダウトに麻雀・・・」


栗野

「凄いわね、厘さん」


「フフッ(笑顔)」


手神

「それに引き替え長谷川くんは・・・」


みかっぺ

「そもそもその前に、さとっち栗野さんとジジ抜きとババ抜きで負けてたし・・・」


さとっち

(グサッ(刺))


みかっぺ

「ついでに私と対決した時も、UNOと真剣衰弱で負けてたし・・・」


さとっち

(グサッ!(刺))


みかっぺ

「もういい加減女性に勝負するの止めたら?」


さとっち

「グサッ!!(貫通) いや、まだや! 絶対に次は勝ったる!! 坂井さん! また僕と勝負お願いします!!」


みかっぺ

「えぇーっ?! まだやるのー?」


さとっち

「はい! 何がなんでも今度こそ、僕が先にゲーム終了言うたる! 絶対に言うたる!!」


※数分後。


さとっち

「参りました・・・(礼)」


「あ~ぁ・・・。せっかくゲーム終了先に言えたんにねぇ~・・・」


みかっぺ

「言えたのが将棋じゃ意味ないでしょ?(苦笑)」


さとっち

「・・・~っ!!(泣)」



ようするにまた負けたのね・・・(笑)


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