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15.アポなし訪問

「haa-・・・ haa-・・・! haaーァァアアーッ・・・。やっぱり前より声、低くなってるかも・・・」

「10年経てば、みんな大体そうですよ」

「・・・・・・・・・そんなもん?」


かれこれ3時間以上練習を行っているが、未佳の声は一切として変わらないし、途切れない。

アーティストの命とも言える喉の強さに関しては、未佳は誰にも負けない自信があった。

それこそデビュー当時から・・・。


しかしその半面、自分の声が途轍もなく低くなりつつあるのにも、未佳は薄々感付いていた。

このことを言えば、周りの人達は判を押したように『みんなそうですよ』と答えるだろう。


だが正直未佳から言わせてもらえば『余計に女性の声ではないと思われるのではないか』と、逆に不安を煽っているに等しいのだ。


未佳はデビューした時から、歌だけを聴いていた人達に『青年が歌っている』と勘違いされ続けてきた。

中には長谷川がヴォーカルだと思い込んでいた人もいたし、もっと度を越えたものでは、初めて『DETECTIVE ドイル』に曲が使われた際、そのアニメを見ていた人達から『ドイルの声をやっている人?』と、会ったこともない人と間違われたこともある。

一応ドイルの声優は女性が行っていたのだが、どうも声の低さ加減が未佳の歌声とかなり似通っていたらしく、仕舞いにはアニメで曲が使われる度に、その内容のメッセージが事務所に届くようにまでなっていた。


これにはさすがの未佳も、しばしショックを抱え込むような形になってしまったのは言うまでもないこと。

ましてや最初の頃は『少し低いけど、二十歳の女性の声』だと思い込んでいたのだから、尚更のことである。


そして今日、ここでコーラスを行ってみて、さらに自分の声が男性寄りになっていることに落胆した。

そういう部分が好きな人も、多かれ少なかれファンの中にはいるのだろうが、個人的には複雑な心境だ。


「私・・・。余計に男性の声になってるような気がするんだけど・・・」

「あぁ~・・・」

「あぁ~! 大丈夫♪ 大丈夫♪ 未佳ちゃん、ちゃんと性別が女性なんだから。出るところも出てる(・・・・・・・・・)し」

「え゛っ?!」

「まーちゃん! 一体何処見てるんっすかっ!!」


湯盛の半分マズイ発言に、即座にサポートギターの小河が注意した。

実の話をすると、湯盛は温泉地や銭湯が大好きな人間として事務所でも有名なのだが、それとほぼ同類ぐらいに女性好きなのだ。

そのため時折周りから『やらしいこと考えるな』と注意されることもある。


ちなみに未佳自身はどう思っているのかと言うと、そこまで湯盛のことは嫌っていない。

『やらしい発言』と言っても、周りに注意などをされて、大体はこの程度で終わるのだ。


「まったく・・・。今回はメンツがコレだったからよかったですけど、もし小歩路さんとか長谷川さん達が居たら、今頃シバかれてますよ!? ねぇ?!」

「は、はあー・・・」

「そういえば、さとっちはどうしたの? 今日本当は一緒に練習する予定だったと思うんだけど・・・」


どうやら湯盛達は、長谷川が仕事を休んでいる理由を、事務所側から一切聞いていないようだった。

おそらく、栗野がまだ伝えていないのだろう。


そんなことを思いながら、未佳は長谷川が休んでいる理由を、サラッと口にした。


「さとっち、風邪」

「えっ? 風邪?」

「うん。昨日事務所にやってこなかったから、栗野さんと一緒に家に行ってみたの。そしたらすごい高熱で・・・」

「えっ? 未佳ちゃん、長谷川の家行ったの??」

「ん? ・・・あっ! 私一人じゃないよ?! 栗野さんと二人でね」

「そ、それで・・・。長谷川さん、大丈夫なんですか?」

「あぁ~、平気。平気。さとっち、いっつも風邪は引きやすいけど、治りは早いから。もう大分下がってるんじゃない?」


未佳が言ったとおり、長谷川は風邪を引きやすい身体ではあるが、それを治すのはかなり早い。

元々長谷川の回復力が強いのか、それとも風邪薬がかなり効くのか、その辺に関してはイマイチよく分からないが、とにかく治りが早いのだ。


前にもインフルエンザに掛かった時も、それをほぼ2日で治したこともある。

もっともその時は、インフルエンザの感染力がなくなる期間まで強制休養させていたので、本当に2日間で直したのかどうかは定かではないが。


「じゃあ・・・。今日はこれでお開きということで・・・」

「あ、はーい」

「お疲れ様でしたー」

「お疲れー」


まだライヴまで日がないわけでもないので、この日はこれでお開きとなった。

すぐさま未佳は、入り口付近で待っているであろうリオと栗野の元へと向かう。


まず最初に会ったのは、入り口の扉の前で蹲っていたリオだ。


「リオ、終わったよ。帰ろ」

〔・・・・・・・・・〕

「・・・リオ?」


寝ているのか、はたまたドラムの音で耳がやられたのか、リオはいくら未佳が呼び掛けても返事を返さない。

かと言ってこれ以上大きな声を出せば、周りに変な目で見られてしまう。


未佳が仕方なく、手が擦り抜けることを願って、リオの身体を揺すった。


「リオ!? 聞いてる?!」

〔・・・! あれ? 未佳さん・・・?〕

「そうよ・・・。みかっぺよ。『もう終わった』って言ってるのに、なんで起きないわけ!? こんなところで騒いでいたら完全に不審者に思われるから、呼んだら起きてよねぇ!」


未佳がそう言うと、両脇に手を当て、リオを睨む。


ふっとここで、未佳はリオが耳に何かを当てていることに気が付いた。

ほとんど髪の毛の色が黒なので気付かなかったが、どうやらそれは白いイヤホンのようだ。

しかもそのイヤホンの先には、未佳のピンク色のウォークマンまである。


「あなた・・・!! いつの間に!!」

〔でもこれのおかげで、ほとんどドラムの音が聞こえなかったよ〕

「そういう問題じゃないでしょ!! 勝手に人のを・・・! って・・・、今日は使わなかったわね」

〔今度から、断ってから使うよ・・・〕

「・・・・・・はいはい・・・」


内心それでいいのかと未佳は思ったが、考えてみれば、最近はあまり仕事が忙し過ぎることが多いため、まったくウォークマンを使える機会がなかった。

それに、こちらは174日後に死亡することになっている。

今更そんなに使うことはないだろうと思った。


「それよりも、ほら。早くここ出よう。栗野さん待ってるから」

〔うん〕


二人が出入り口に出てみると、栗野は通路に置かれたベンチに腰掛け、一人向かい側にある自動販売機の缶コーヒーを飲みながら涼んでいた。

いつも仕事やスケジュール第一の栗野にしては、かなり意外な一面を見たような気がする。


そんなことをリオが思っていると、ふっと人の気配に気が付いたのか、栗野が未佳達の方に視線を向けた。


「あっ、未佳さん。終わったんですか?」

「たった今・・・。栗野さーん! 一口飲ませて♪」

「ダーメ! いくら私のものでも、喉に何か起こったら大変でしょ!? コレはダーメ」

「ちぇっ! 少しくらいいいじゃない・・・」


そう言って未佳が頬を膨らませると、栗野は黒い財布から小銭を取り出し、それを未佳の右手の平に『はい』と渡した。

ちなみに金額は120円。


「そこに沢山ありますから、自分で好きなの買ってください」

「はーい♪ えっ~と・・・。どれにしようかなぁ~」

〔ココアがいい〕

「・・・家に帰ってから入れるから、今は我慢して」

〔チェッ!〕

「えっ? 未佳さん、どうしました?」

「いえ! なんでも!!」


しばらく悩み考えた末、未佳はコーヒーにキャラメルを入れたキャラメル・マキアートの缶を買い、事務所をあとにした。


その後はいつもと同じように、栗野の車に乗り込む二人と一人。

だがこの日は、いつもと少しだけ違っていた。


「栗野さん」

「はい?」

「私、今日用事があるので、いつものスーパーのところで下してくれませんか?」

「えっ? でも・・・、大丈夫ですか・・・?」

「大丈夫です。マスクとサングラスさえあれば・・・。誰もそんなに見てないだろうし・・・」

「そう・・・ですか? じゃあ・・・、分かりました。大玉おおだまのところですね?」

「はい! お願いします」


そんな未佳の希望により、この日は自宅から約20キロメートルのところで下りることになった。

ちなみに『大玉』とは、大阪で一番多い激安スーパーのことで、毎回セールなどで1円商品を並べるなど、安さにおいて人気が高い。

未佳もよく仕事帰りなどに、ここで栗野に下してもらうことがある。


スーパーのところに車が到着するのはあっという間だ。

今回は特に道も混んでいなかったのもあり、予想以上の早さで到着した。


「それでは未佳さん。 また明日」

「あ、はーい。 それじゃあ・・・」

「では・・・」


会話もソコソコに、栗野は車を事務所の方にUターンさせると、その場をあとにした。

今日は他の人達の見送りや、事務所の人達世の打ち合わせなどもあったため、栗野は一度事務所に戻らなくてはならなかったのだ。

栗野の車が去った後、未佳は完全に車が見えなくなるまで、車から降りた場所に立ち尽くしていた。

そして完全に車が曲がり角を曲がり見えなくなると、何故か未佳はスーパーがある方とは逆方向に歩き出す。


「リオ。いくよ?」

〔えっ・・・? 何処に? スーパーはあっちだよ?〕

「スーパーには、用はないの」

〔えっ!? でも・・・〕

「あれは単なる理由付け・・・。本当は用なんてないのよ」


その未佳の発言に、リオはただただ驚いた。

そもそも、どうして用がないのにもかかわらず、ここに下してもらうように頼んだのだろう。

その理由自体がまったく読めないまま考え込んでいると、いつの間にか未佳は、スーパーの前に立ったままのリオからうんっと離れたところに歩いて行ってしまっていた。


「あっ・・・! ちょっと、リオ!! 早く!」

〔ねぇ! なんで栗野さんに嘘ついたの?〕

「えっ? ・・・別に嘘つきたくてついたんじゃないわよ。ただ・・・ちょっと止められるかなって思っただけ・・・」

〔何を?〕

「・・・・・・何となく読めるでしょ?!」


未佳はそれだけ言うと、再びスタコラと先の方へ歩き出してしまった。

そのあとを追いながら、リオは『多分アレが理由だろう』と予測を付ける。


下りた場所と、未佳が向かっている方向。

それは長谷川の自宅がある方向だった。

おそらく未佳は、素直に栗野に『長谷川の家に寄って』と頼めば断られると分かり切っていたから、ワザと嘘を言って下してもらったのだろう。

でなければ、未佳が栗野を騙す理由は、何もないのだから・・・。


〔行って大丈夫なの?〕

「・・・心配だから寄るの。今日は栗野さん忙しいし、手神さんも小歩路さんも仕事があるから、私くらいしか行けないしね」

〔そっ・・・〕

「何よ、その返事。失礼しちゃうわねぇ~・・・」


そんな会話を交わしながら、二人は昨日も訪れた長谷川の自宅へと向かう。

事務所からスーパーまでとは違い、こちらはやや距離があるように感じられた。


「ちょっと遠かったね・・・」


長谷川の自宅を前にそう呟きながら、未佳は4階を目指す。

階段を一段一段上り終え、4階へと到着すると、そのまま長谷川の自宅ドア前に立った。


〔明かり・・・、点いてるね〕

「・・・昨日あのまま点けっ放しにしてたのか、それとも今日点けたか分かんないけど・・・。一応部屋の中にはいるみたいね」

〔入る?〕

「・・・相手が出られるのならね」


内心『昨日みたいに重症だったら・・・』と心配しつつ、未佳はインターホンのボタンを押そうとした。

その時だ。


「・・・ん?」

〔? ・・・未佳さん? どうしたの?〕

「シッ! ・・・聞こえない?」

〔・・・何が?〕

「ギターの音。ドアの隙間から・・・」


そう言われて耳を近付けてみれば、確かにドアの隙間から、かなりノリのいいギターの音色が聞こえてくる。

しかも所々で音が止まったり、同じ箇所を何回もリピートしながら弾いている。

ということは、これはテープやテレビなどではなく、誰かがギターを部屋の中で弾いているということだ。

無論、その『誰か』は考えずとも分かり切っている。


(さとっち・・・? もうギターを弾いてるの?)

〔長谷川さんが弾いてるみたいだね〕

「昨日はあんなんだったのに・・・」


そう言いながら耳をドアの方に近付けてみると、その音色がハッキリと聞こえてきた。

どうやら、自分達の楽曲ではない曲を弾いているようだ。


だがそのギターの音色は、かなり未佳がノッてしまう感じのものだったらしく、いつの間にか未佳は、そのギターのリズムに合わせて、顔を上下に振り始めていた。

その姿は、時々ライヴの楽曲に合わせて踊る姿とよく似ている。


やがてそのノリが最高潮に達すると、未佳は耳を近付けていたドア元からも離れ、そこでクルクルと回りながら踊り始めた。

さすがにここまで離れてしまうと、ギターの音色は未佳には聞こえてこなくなってしまうが、未佳にはもうそんなことなど関係なかった。


何故なら、先ほどから長谷川は何度も、同じ曲を繰り返しで弾いている。

そのメロディーを完全に覚えてしまえば、実際に曲を聴いていなくとも、感覚だけで踊れるのだ。

ましてや作曲を行う未佳にとって、メロディーを覚えることは造作もないこと。

未佳はまるで、イヤホンでこの曲を聴いているかの如く、首を左右に振りながら踊った。


「~♪」


さらにその勢いは止まることを知らず、今度は足や手などを使ってステップを取り始める。

完全にライヴのステージ上で踊っている坂井未佳だ。


「~♪ ♪っ♪っ♪っ イヤッ!」


ハイテンションのままふっと後ろを振り返るように回った未佳は、そこで初めてピタッと止まった。


未佳の視線の先には、未佳のことを不思議そうな目で見つめる男性老人が一人。

どうやら老人は随分前からそこに立っていたらしく、口をぽっかりと開けたまま、いきなり立ち止まった未佳を凝視していた。


そのことにハッと気が付いた未佳は、一気に顔を真っ赤に染め上げる。

まるで自分の心が、恥ずかしさの泥沼に引きずり込まれていくかのような、そんな気分だ。


「・・・ど・・・、どうぞ・・・」


声を出すのもやっとのまま、未佳は両手のジェスチャーと合わせながら、老人に通路を通るように勧めた。

実は未佳が通路で踊っていたことにより、他の住人達の通り道が塞がれてしまっていたのだ。

老人は小さく頷くと、未佳の横を通って、一番奥の3番目の部屋へと向かっていく。

どうやら、長谷川の二つ隣の住人だったようだ。


老人は未佳の横を通り過ぎたあとも、しばし未佳を怪しむかのような視線を向けながら、部屋の中へと入っていった。

その後ろ姿が見えなくなるのと同時に、未佳はドッと溜息を吐く。

『穴があったら入りたい』とは、まさにこのことだ。


(あっちゃ~・・・)

〔こんなところで踊るからだよ〕

「恥ずかしいから言わないで・・・」


そう言ったかと思えば、未佳はくるりと身体の向きをドアの方に向け、インターホンを半分強めに押した。

『ピーンポーン』というお決まりのベルが鳴るのと同時に、ドアの隙間から聴こえてきていたギターの音色も途切れる。

それから数秒間が空いた後、インターホンの下にあるスピーカーから、聞き覚えのある声が聞こえてきた。


『はい。どちら様・・・、ですか?』

「・・・ねぇ。なんで部屋からギターの音色が聞こえてくるわけ?」

〔そ、それを聞くの!?〕


未佳が開口一番に発した一言は、リオも驚くようなこんな言葉だった。


『五月病』

(2005年 5月)


※事務所 打ち合わせ室。


さとっち

「あれ? ・・・ちょっと坂井さん! 打ち合わせの後片付けくらい手伝ってくださいよ!」


みかっぺ

「ゴメンさとっち・・・。私今日怠いから無理・・・(疲)」


さとっち

「・・・まさか『五月病』とかいうヤツですか?」


みかっぺ

「・・・・・・・・・・・・」


※もはや答えるのも辛いみかっぺ。


さとっち

「あの、坂井さん。一言言わせてもらいますけど、僕『五月病で怠い』とか言う人、結構軽蔑しますよ?(苛)」


みかっぺ

「えっ?」


さとっち

「だってアレ意味分からへんでしょ?! 別に今までと変わらん日常過ごしてるくせに、何が『五月病だから怠い』ですか!? 聞いててめっちゃ腹立ってきます!(怒)」


みかっぺ

「えっ・・・、さと」


さとっち

「正直今日坂井さんのこと見損なった気分です(見捨) 『怠い』って言うのも程々にしてください!!」←(もはや感情任せに発言)


みかっぺ

「うっ・・・、うっ・・・(涙) さとっち酷ーい!!(泣)」


さとっち

(えっ? ・・・まさかの本泣き?(驚))


みかっぺ

「私何にも言ってないのにぃーっ!!(号泣) ただ『怠い』って言っただけなのに~っ!!(大泣)」


さとっち

(アカン! 調子にノッて言い過ぎた!!)

「すっ、すみません! 坂井さん!! ちょっとムキになりすぎました・・・!(慌) 謝りますから泣かないで!」←(むしろこっちが泣きたい)


みかっぺ

「う゛え゛えぇーんっ!!(大号泣!)」


「ちょっと、さとっち!! 何やってんの!!(怒)」


さとっち

「いや、その・・・。坂井さんが『怠い』っていうから、僕てっきり五月病だと思って・・・。坂井さんにあれこれと言ったら、泣き出しちゃって・・・(あたふた)」


「あんたなんでそんな酷いこと言ったん!?(激怒)」


さとっち

「す・・・、すみません・・・」


「そもそも今日みかっぺが怠いんはなぁ~! 今日が《ピーッ》の2日目やからなの!!(キッパリ)」


みかっぺ

「小歩路さーんっ!!(焦泣)」


さとっち

(・・・え゛っ?!(汗))



男には一番知られたくない話で・・・。

(さとっち、聞かなかったことにするんだ!!(無理矢理・・・))


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