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9.病院なう

午後5時過ぎ。

ようやく新曲のアレンジ等が決まった今日は、製作時間が長引いたということもあり、レコーディング等は明後日に持ち越しということで、本日の仕事は終了となった。


未佳達は軽くメンバー達と会話をした後、カバンの中に楽譜やらメモやらの荷物をまとめる。

ふっとここで、厘にサンプルの曲を渡していないことに気が付いた。


昨日せっかく頑張って入れたのだから、今ここで渡さなくては意味がない。


「小歩路さん。そう言えばコレ」


と言ってカセットテープを4つも手渡してみれば、厘は『えっ?』と言いながら、ただただ驚いていた。


「この間栗野さんが『小歩路さんが早く詞を書きたいって言ってた』って聞いたから。この間まで家に溜まってたの持ってきたの」

「こんなに沢山・・・。ありがとう! ちょっと最近書いてへんかったから、作詞に飢えてて・・・」

「も~う・・・。まあ、最近昔の曲の詰め合わせアルバムばっかりだったしね」

「未佳さん。厘さん」


ふっとその声に気が付き振り返ってみれば、そこには車のキーを握っている栗野が、部屋の入り口に立っていた。


「厘さんの車。置きっ放しなんでしょう? もうこんなに時間が経っていますし、下手をすれば回収されている可能性もありますから・・・。それに、未佳さんは未佳さんで用事があるでしょ?」

「あ、そうだった・・・」

「すみません」


会話もそこそこに、3人は栗野の車に乗り込んだ。

厘の話によれば、厘の車は事務所から10キロほど離れたところにあるとのこと。

前から趣味でハイキングやウォーキングを行ったことがあるとは言っていたが、よく事務所まで歩けたものである。


「じゃあ、車探しに行きますか」

「あるかなぁ・・・」

「大丈夫よ。変なところに停めてなければ、回収なんてされないから」

〔でも用のないところに車を停めてたら、何かやられてるんじゃない?〕

「それはまあ・・・」


確かに『無い』とは言い切れない。

最近の厳しい場所では、店屋の前に停めておいた自転車であれ、目を離した3時間後くらいには回収されているこのご時世だ。

厘の車だって、置き去りにされてからかれこれ8時間以上も経っている。

何にもされていない可能性としては、やや低めだ。


「せめてあっても・・・。車止めくらいかなぁー・・・」

「えっ? 何?」

「ううん! なんでもない!」


そうこうしているうちに、車は『ガコンッ!』という音と共に動き出し、やがて交通量の多い車道の中へと入っていく。

今日はやや雲があった空だったが、結局のところ、雨が降ることはなかった。

その代わり、明日は雨が降る予報である。


(きれい・・・)


窓の外を見つめながら、未佳はふっとそう呟いた。

今日は夕日が沈んだあとの藍色がかった光りが、空に浮かぶ沢山の雲に当たり、何とも言えない美しさを見せている。

空は藍色で、雲は水色で、雲の下はかなり色の濃い紺色で。


未佳は咄嗟にカバンの中から白い携帯を取り出し、パシャリッと写真を撮った。

最新の機種ではないので、写真写りはやや微妙な感じだが、それでもある程度は鮮明に撮れる。

生き物や動くものを撮っているのと違い、空は動かない。

だから基本的に、未佳が不安定な場所にいたりしなければ、写真はしっかりと撮れるのだ。


数枚撮り終わった写真を、未佳は1枚、1枚確認する。

3枚ほどボケていたので、それは即消した。

こうでもしなければ、次にまた写真を撮った時に、すぐにカメラの写真が満杯になってしまうのである。


「ねぇ、見せて」

「えっ? いいけど・・・、はい」


未佳が携帯を手渡すと、厘はカメラ画像フォルダの中に入っている写真を1枚じっと見つめた。

カメラの中の空は様々だ。

朝・昼・夜。

雨・雪・風の強い日の空。

よくもこんなに沢山のものを撮れたものである。

さらに中には、雲の形が何かに似ていて、それらを撮った写真もあった。


「これ。ここの雲がまるで鳥みたいでしょ? 前から飛んできたみたいで・・・。それからこっちは、空を泳ぐ龍。薄い雲がぴぃ~って二つ伸びてるの、ヒゲみたいに見えるでしょ?」

「・・・ホンマや。じゃあ、次のはカメ?」

「でもね。その写真の左側にウサギみたいな形の雲があるの。まるで『ウサギとカメ』みたいじゃない?」

「しかも丁度、ウサギがカメに負けかけてる場面やん」

「でしょ!? 写真撮る時に、思わず笑っちゃって」

「そやけどみかっぺ。ホンマに空好きやなぁ~。アーティストならへんかったら、写真撮る人になってたんちゃう?」

「そ、そぉ・・・?」


そう言いながら、未佳は微妙に笑いつつ、前髪を軽く掻いた。


実際の話、厘のその予想も外れてはいない。

未佳は小さい時から、将来の夢がコロコロ変わってきた。

理由は、その当時ハマっていたものの職業に就きたかったから。


だから、最初は花の魅力に魅せられ、花屋になりたがった。

しかしその後、大人の食べ物や飲み物にハマり始め、喫茶店をやってみたいと夢見た時期もある。

そしてそれからすぐに、好きな風景や場面を紙の中に収める写真に惚れた。


だがこの夢も、未佳の中ですぐに消え去ってしまったものである。

消え去った理由は、一眼レフなどのカメラの扱いが面倒で、途中で挫折したのだ。

ただ携帯の方は、簡単且つキレイに撮れるので、よく仕事に行く途中や、少しだけ外に出掛けた時などに使っている。

おかげで携帯のカメラフォルダは、未佳の撮った空の写真で一杯だ。


「そう言えばみかっぺ・・・。その手首どうしたん?」

「えっ・・・!?」

「なんかアクセントにしては変やなぁって思って・・・」

「あ、いや・・・。その・・・」

「クリアファイルで切ったんですって。未佳さん」

「ちょっ・・・、ちょっと! 栗野さん!」


あれほどさっきまで『気付かれないように』と言っていた栗野の裏切りに、未佳は慌てた。

せっかくあそこまで必死に隠したのは、一体何だったのだろう。


「すみません。厘さんなら、話しても大丈夫なんじゃないかなぁって思ったんで・・・」

「も~う・・・」

「『切った』ってどういうこと!?」

「こう言うことよ・・・」


未佳はそう言いながら、厘に手首の傷を見せる。

内出血で血が固まっていないため、本当に見た目は悪い。

傍から見れば、まるで血が流れているようにも見える。


「えっ!? こんなに・・・!?」

「ねっ? すごいでしょ? 私も最初かなり驚いて・・・」

「・・・何でやった言うてたっけ?」

「く・・・、クリアファイル・・・」

「どうやったら切るん?」

「さ、さぁ・・・?」


『実は包丁でリストカットを』なんて言った日には、おそらく周りは大騒ぎだ。

もちろん言うつもりは毛頭ないが、なんだかこのクリアファイルの嘘が、最近妙に考えなければならなくなったような気がする。


実際、クリアファイルなんかで腕を切る人などいるのだろうか。

もし『いる』とすれば、少々ファイルの何処の部分でどう切ったのかを聞いてみたいところである。


ふっとそんなことを思いながら苦笑いを浮かべていると、厘はその直後信じられない言葉を発した。


「“リストカット”したんちゃうよねっ!?」

「え゛っ!?」

「えっ!?」

〔あっ! 危ないっ!!〕

「キャアッ!!」

「「キャアアッ!!」」


ふっとその発言に驚いた栗野が目を離した途端、目の前に電柱が見え、栗野は慌ててブレーキを踏みつけた。

幸いにも気が付いたのが早かったため、車は電柱にぶつかりはしなかったものの、未佳と厘は勢いよく前の方に引き寄せられるかのように、一気に身体が座席から離れた。

こちらも助かりはしたが、あと一歩のところで大惨事になっていたかもしれない状況に、3人はその場で硬直する。


「皆さん・・・、大丈夫ですか?・・・」

「何とか・・・」

「栗野さん・・・。死ぬかと思ったわよ・・・」

「すみません・・・。厘さんの発言に驚いたもので・・・」

「も~・・・。それに小歩路さんも、私がリストカットなんてやるわけないでしょ!」

〔嘘つき・・・〕

「だってぇ~。手首の丁度ええ箇所やったから・・・」

〔小歩路さん、鋭い〕

「それにしても危なかった~・・・」


未佳と栗野はしばらくそう呟きながら、その後はかなりの安全運転で、厘の車が停めてある場所へと向かった。

幸いにも、車は何もされてはおらず、ひっそりと小さな駐車場に停まっている。


「あった~っ!」

「何もされてないみたいね」

「よかった~・・・。ちょっと心配やったんよ」

「じゃあ、気を付けて帰ってくださいね」

「うん、ありがとう。みかっぺも病院、頑張ってな」

「あ、うん・・・」


厘はそれだけ言うと、早速車にエンジンを入れ、走り出してしまった。

無事車が車道に出たところで、栗野も再び車に乗り込む。


「ほら、未佳さん。私達も病院に行きますよ?」

「あっ・・・、はい!」


個人的にいい気はしなかったが、とりあえず二人はそのまま元来た道を走り、北堀江救急医療センターへと向かった。

たかがこんな怪我で行くにしてはレベルが違い過ぎる病院だが、アーティスト達が行きつけにしているのは皆ここ。

病院上、そう言った人達がやってきていることを隠してくれる場所としては、ここが一番なのだ。


ちなみに未佳は数回、この病院でお世話になったことがある。

特にデビュー仕立ての頃、事務所の階段から足を踏み外して骨折した時は、ここに散々迷惑を掛けた。

人生初の骨折でややパニックになり、しばらくの間ギャーギャー騒いでいたような気がする。

少しながら恥ずかしい思い出だ。


病院に着いてみると、意外に空いていた。

いつかの風邪の時は、丁度インフルエンザの予防接種の時期と被ってしまい、かなり病院全体が込み合っていたが、今日は大丈夫そうなので少し安心する。


受け付け等も素早く終わり、待合室の椅子に座ってから名前を呼ばれるまでは、10分も掛からなかった。


《大変お待たせしました。番号札26番 サカイ ミカ様。番号札26番 サカイ ミカ様。3番の個室へお願いします》

「・・・毎回思うけど、ここで名前出たら意味ないんじゃ・・・」

「そ、そうですね・・・。今度から偽名にでもします?」

「えっ?」

〔とりあえず移動したら?〕

「とっ・・・、とりあえず移動しません?」

「そ、そうね・・・。あっ、未佳さん、こっちです」


『こっちです』と言われても、案内される部屋はいつも3番だ。

さすがに何処なのかはよく分かっている。

今更どうこういうことではない。


部屋の中へ入ってみると、いつものやや手神よりも老けている男性医師、高野たかの義也よしやが、回る椅子に腰掛けていた。

どうやら前の患者のカルテに、診察結果等を書き込んでいるらしい。

ようやくカルテに書き込みを終えると、高野は未佳の方に体を向け、診察するかのような体勢になった。


実は未佳、医者がどうこうという訳ではないのだが、この高野医師がどうにも苦手なのである。

理由としては、患者に対しての対応がイマイチ。

出てくる言葉が中年用語で、おまけに分かり難い。

何回も同じ言葉を繰り返す。

身体検査の時、少しばかり手付きが気になる。


半分嫌う内容が『女子高校生か!』と突っ込まれそうなものではあったが、こう言ったものがいくつも積み上がり続け、気が付けば苦手になってしまっていたという訳である。

個人的には『医者は恐くてもいいから女性の方がよかった』というのが、未佳の本音だ。


(この人、苦手なのよねぇ~・・・)

「今日はどないしはりました?」

「実は、未佳さん・・・。クリアファイルで手首をかなり切って・・・」

「クリアファイル?」

「あ、はい! 内出血だったんですけど・・・。ちょっと見てください!」


そう言うや否や、栗野は未佳の手首に結んであったスカーフを、少しだけ上の方にズラす。

そこから露わになった傷を見て、高野は顔を顰めた。

それは当たり前である。


「こらぁ~、凄いなぁ・・・。よく内出血だけで済んだもんや」

(死ねない細工のせいでーす)

〔未佳さん!〕

「・・・どうにか・・・、なりますか?」


栗野が恐る恐る尋ねてみれば、高野は後ろに立っていた助手の看護士に何かを頼んだ。

それからあまり間も空かぬうちに、その看護士は何やら銀色のトレーを両手で運んできた。

中に何か入っているらしいトレーを、看護士は高野の机の上に置く。

中から見えたのは、少々大きめの注射と注射針。


(あぁ・・・。やっぱりこうなるのね・・・)

「注射で血を抜きましょうや。見たところやと・・・、もう内出血の血は出てへんみたいやし・・・。そうすれば、傷口は水膨れの時みたいに、皮膚に張り付いて、よう分からんようになりますさかい」

「じゃあ・・・、やっぱり血を抜くしか・・・」

「・・・う~ん・・・。自然に直すっちゅう手もありますけど・・・。それやとエライ度デカいカサブタになってしもて、それが剥がれると、少し・・・。手首が凹んでるみたいになりますよ?」

「イヤッ!!」


それはさすがに嫌だ。

こう見えても未佳は、自分の身体を大事にしたいと思っている人間である。

確かにあの日は、自分の頭から血が流れようが、頭蓋骨が折れようが、脳が出てしまおうが、その辺のことは一切どうでもよかった。


だが、生きている自分の身体がキズモノになるのは御免だ。

傷を負った時が死ぬ時ならまだしも、傷を負っても死なないのであれば、それは遠慮したい。

傷がある身体をファンの前で晒すのは、どうにも忍びなかったのだ。


未佳が自然治療を嫌がったことにより、早速注射器と注射針による『血抜き作業』が行われた。

最初は痛みがあるかと思っていたのだが、針を射してみるとそうでもない。

意外にも血が薄い皮膚を持ち上げてるせいか、ほとんど痛みは感じられなかった。

あっという間に血が吸い取られ、注射器の中には、容器の底を満たす量の血が溜まる。

全ての内出血の血を取ってみれば、傷のところは皮膚が少し赤み掛かり、注射器の容器の中には、やや少量の未佳の血が溜まっていた。


(うわっ・・・。あんなに溜まってたの・・・)


驚く未佳の傷口近くに、看護士はアルコールの染み込んだガーゼを3回ほど塗る。

微妙ながら、こちらは少々ヒリッとした痛みを感じた。


「はい。これでええやろ・・・。あとは火傷の時みたいに皮膚がくっ付いて、余分なところは取れますさかい。なんかまた起こったりした時は、ここに来とくれや」

(2回目よ・・・。その火傷例の話・・・)

「はい、ありがとうございました」

「ありがとうございます」


最後に二人は、治療を行ってくれた高野に礼を言い、診察室をあとにした。

栗野が会計を済ませている少しの間に、未佳は勝手に外に出てみる。


空を見上げてみれば、もう夜だ。

しかも、星が一切見えない。

夜空はまるで靄が掛かっているかのように、やや白みがかっていた。


「明日は雨かなぁ・・・。さとっち、今日機嫌が良かったし・・・」

〔なんで機嫌が良いと雨なの?〕

「あの人、雨男なの。いつもライヴの時に、雨とか雪とかひょうとか降らせるから」


現にこの間のカウントダウンライヴの時だって、練習中は晴れや曇りだったにもかかわらず、本番当日はいきなり大雨が降り出したのだ。

あの時には、さすがにメンバー全員がかなり驚き、長谷川に『なんで降らせるん!?』と文句を言ったのだが、長谷川は断固として、自分が『雨男』であることを否定。

結局その日は最後まで、自分が『雨男』であることを認めようとはしなかった。


〔長谷川さんだっていう証拠は?〕

「そりゃあ・・・、さとっちが来た時とかによく降るから」

〔つまり『長谷川さんが来た途端に雨が降る』ところを、長谷川さん以外の誰かが見てるってことだよね?〕

「まあ・・・、そうね・・・。私がさとっちを見た時は基本、降ってきたけど・・・」

〔・・・じゃあ必ずしも、長谷川さんっていうわけじゃないんじゃない?〕


リオはそう言いながら、未佳の顔を見つめた。

その瞳は、少しばかり『疑い』のようなものが見える。


未佳はそんなリオの目を見るなり、首を横に振りながら否定した。


「ち・・・、違うわよ! 『雨男』はさとっちであって、私じゃないから! 私は『雨女』じゃないわよ!!」

〔でも、基本的に二人が来る時に雨が降ってくるんでしょ? 未佳さんが毎回長谷川さんを見る度に、雨が降るんなら〕

「それじゃあ一昨日なんてどうなのよ! 雨降んなかったでしょ!?」

〔案外、朝一に長谷川さんを見ると、雨が降ってきたりして・・・〕

「そんなわけないでしょ! 失礼ねぇ! ・・・・・・なんて言ってるうちに、明日で2月も終わりか・・・。本っ当に2月は終わるのが早いわね」


予約死亡のことを考えたら尚のこと、2月が終わるのが早く感じられた。

まだあれから2日しか経っていないというのに、何となく期限切れが近く感じる。


その後二人と謎の一人は、栗野の車で自宅へと向かっていった。



予約死亡期限切れまで  あと 177日


『お便り2』

(2006年 11月)


※ラジオ番組。


みかっぺ

「はい。・・・というわけで、色々な方から寄せられました『最近知ったこと』についてなんですが・・・。さとっち何か印象に残っているのとか、ありますか?」


さとっち

「僕はぁ~・・・。やっぱり『X’mas』の『’』は、本当は必要ないっていう・・・」


みかっぺ

「あぁー! アレねぇ~(同感)」


さとっち

「もうビックリしましたよ! だって何処でも見るやないですか! 結構知らへんかったんやなぁ~っていう・・・」


みかっぺ

「まあ・・・。みんなそれぞれ思うことはありますけど・・・」


さとっち

「そういえば坂井さんは? なんか最近知ったこととかないんっすか?」


みかっぺ

「私はー・・・。えっ~と・・・。あっ。最近ライヴが無かったから忘れ掛けてたことがあって」


さとっち

「何ですか?」


みかっぺ

「さとっちのフルネーム」


さとっち

「・・・・・・・・・・・・」



普段あだ名で呼んでるからねぇ~(苦笑)


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