準設定 鬼の国チシオと人食いの呪い
ーーあらすじ
大正時代。
人間たちの住む世界の片隅で、鬼たちはひっそり暮らしていた。
自分達の生末に未来などないと知りながら、ただ静かに衰退していく彼らの世界。
そんな世界に、怪我をした少女が運び込まれてきた。
彼女の名前は香子。
お見合いで決めた男性の元に嫁ぐ予定だったが、自動車事故でけがを負ったのだ。
そんな香子を助けたのは、鬼の国の青年一鬼。
香子は一鬼や鬼の国の事情に関わる事になる。
ーー章設定
○第1章 鬼と人間の出会い
鬼の国に迷い込んだ人間の少女香子は、鬼の青年一鬼と出会う。
・第1話 ツバメの巣立ち
・第2話 事故
・第3話 鬼の国と青年
・第4話 祭り
・第5話 桃鬼という少女
・第6話 行方不明
・第7話 幼馴染との戦い
・第8話 かんざしをあなたに
○第2章 鬼の国と鬼姫
鬼の国から人間の世界に戻った香子は、一鬼に似た青年を追いかけて再び鬼の国へ。
しかし、香子は昏倒してしまい鬼の国で五年も眠り続ける事になった。
・第1話 あの人を追いかけて
・第2話 気が付いたら5年後
・第3話 再びの鬼の国で
・第4話 人間だけがかかる病気
・第5話 特効薬は食べられない
・第6話 鬼の血を分け合う
○第3章 鬼の国と解呪の黒角
人食いの呪いをかけられた黒鬼の解呪まであと一歩。
香子は一鬼に渡したかんざしは、始まりの黒鬼のものだった。
それで呪いの解呪の方法は判明したが、まだ足りない。
鬼の国を血の呪いから解放するため、香子と一鬼は過去の世界へ向かう。
・第1話 呪いの遺跡
・第2話 あの日のかんざし
・第3話 解呪にたりないものとは?
・第4話 鬼姫の秘術
・第5話 鬼の国の過去の時代
・第6話 おとぎ話の三人
・第7話 人を食った真相
・第8話 血を分けられなかったもしもの姿
・第9話 病に倒れた少女の遺言
・第10話 鬼の国は人間とは関わらない
○第4章 鬼の国とあるべき未来
・第1話 元の時代でやるべき事
・第2話 少女の墓へ
・第3話 鬼の国のあるべき姿は
・第4話 あなたに絆を見せる方法
・第5話 かんざしの力などなくても
・第6話 呪いの力に打ち勝った鬼
・第7話 鬼の国を蝕んでいた呪いの終わり
・第8話 開かれた国の未来
ーー人物
○山吹香子 16歳~22歳
嫁入り前に鬼の国に迷い込んだ少女。
好きなものは果物のジュース、果物。
○一鬼 20歳~26歳
鬼の国に住む、黒い角の青年。
子供の世話が好きで、面倒見が良い。
首を率いる長として、鬼たちから信頼されている。
○百鬼 20歳~26歳
一鬼の友人で、白い角を持つ青年。
自警団を組織していて、国の内部を見回っている。
国の端っこにある遺跡も監視している。
○桃鬼 16歳~22歳
白い角を持つ女性で、ちょっと頭が悪いと一鬼達に思われている。
一鬼たちとは幼馴染。
勝気で短気で思い込みが激しい。
身内には甘い。
○利鬼、視鬼、輝鬼、連鬼
鬼の国に住んでいる子供達。
一鬼と百鬼に懐いている。
好奇心旺盛。
○氷川純一 18歳~24歳
香子が嫁入りした家の人間。
ーー用語
〇チシヲ
鬼の国の名前。
〇血桜
呪いの遺跡の中央にある、真っ赤な花を咲かせる桜。
〇鬼火
鬼が出す炎。
鬼の角と同じ色の炎になる。