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幼馴染は人気者でぼくの彼女

作者: アグロ

初めて投稿した作品なのでところどころ文がおかしいかもしれないです。

人物紹介 矢木圭也やぎけいや

     大西凛花おおにしりんか

 「キーンコーンカーンコーン」


「今日はここまでにするから今日やったところの復習と次回の予習をしっかりとやって来るように」

気づいたら授業が終わっていた。

そんな毎日を同じように過ごしていた。

「やば、ぼーっとしてたからノートぜんぜん書けてない…」

そんなことを思っていると、突然背中に誰かが乗ってくる感覚があった。

僕にそんなことをするヤツは一人しかいない。

「どうせ凛花だろ。」

凛花は、僕の唯一の友達であり幼馴染だ。

凛花は成績優秀•清楚な雰囲気•整っている容姿で学校の人気者だ。

「どうせとはなによ、圭也がいつも一人で寂しそうだから来てあげたのよ」

「てか、またノートぜんぜん書いてない!ちゃんと書かないとダメだよ」

そんなことを言いながら自分ノートを差し出してきた。

「私以外のノートを借りる宛なんてないと思うから貸してあげる」

「毎度ありがとな、助かってる」

凛花のノートはとても綺麗にまとめられていて、とても見やすいものだった。

授業中先生が言っていたであろう重要な部分は赤や青や黄色でしっかりと色分けされている。

さらに、図や表にはマーカーで色がつけてあり一言で言うと素晴らしいものだった。

最初の頃は自分で真面目にノートを取っていたがだんだんめんどくさくなっていた。

「どうしたらこんなに綺麗なノートが作れるんだ…」

このノートを見ただけで学年の成績上位に入っているのが納得できる。

「そういえば今日駅前に新しいカフェができて、そこのパフェがめっちゃ美味しそうなんだよね〜」

いかにも凛花は「奢れ」と言っている様にカフェの話を始めた。

「今日は世話になったしそのカフェに行くか」

「え、いいの?圭也今月金欠だーって言ってなかったっけ」

「いいんだよパフェひとつくらいの金はまだ残ってる」

「やったー!じゃあさっさと写してカフェに行くよ!」

子供のように喜ぶ凛花はとても可愛かった。


駅前通りは学校から自転車で10分程度の場所にあり、いつも学生や若者で賑わっていた。

駐輪場に自転車を停め、歩いてお目当てのカフェを探した。

5分ほどで見つかったが、お店の張り紙を見て驚いた。

『ただいま満席です。整理券を取ってお待ちください。』

僕たちが取った番号は77番でなんかラッキー思ったが、ぜんぜんラッキーではなかった。

1番前のお姉様方の番号が59番だった。

「すごい並んでいるね…」

「だって、今日オープンなんだもん。オープン記念で特別なパフェが100個限定で販売されてるらしいよ」

そんな会話をして、僕たちは時間を潰すため近くのゲームセンターに向かった。

駅前のゲームセンターは人がたくさん来るためとても大きかった。

僕たちはUFOキャッチャーのコーナを見て回っていると、

凛花が今ハマっているくまのキャラクターのぬいぐるみがあった。

凛花が頑張って取ろうとしたが2000円目で諦めてしまった。

「もう!全然うまくいかない」

日頃からよくゲームセンターには行っているので、代わりにやることにした。

すると、300円で獲得することができ凛花が喜んでくれた。

「ありがとう!私このくま大好きだからすごく嬉しい」

満面の笑みをうかべた凛花を見れて嬉しかった。

気づけば一時間近く過ぎていて、僕たちはカフェに戻ることにした。

戻ったたと同時に店員さんに、「77番の方」と呼ばれた。

店内はオシャレな雰囲気で、僕たちの高校の女子や他校の女子もいた。

席に案内されて凛花はさっそく「数量限定のパフェを」といった。

僕も何か注文するべきだと思いアイスコーヒーを注文した。

数分後アイスコーヒーと大きなパフェを持った店員さんがやってきた。

パフェにはイチゴ•メロン•ブドウ•マスカット•パイナップルなどの色とりどりのフルーツと

チョコレート菓子がたくさん散りばめられていて、豪華なものだった。

凛花は美味しそうにパフェを頬張っていて、その顔はいつまででも見ていられるような笑顔だった。

ものの30分ほどで凛花はその大きなパフェを一人で食べてしまった。

「はぁ〜美味しかった〜。ほんと幸せ〜」

「そろそろ帰ろうか、お会計してくるから先に出て待ってて」

そう言って僕はレジに行って会計をした。

店員さんの「お会計4000円になります」という言葉には驚いた。

パフェは3900円とサンキュウ価格になっていて明日にはお店がなくなることを心配になるほど安かった。

すでに7時30分を過ぎていたため凛花を家まで送っていくことにした。

「今日はありがとね、初デートみたいで楽しかったよ」

少し頬を赤くした凛花の笑顔に一瞬にしてドキッとした。

その瞬間から帰り道がとても長く感じた。

好評なら二話が出るかもしれないです。

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