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季節の

作者: タマネギ

季節の変わり目に

日の光に膨れて、

風を染めながら、

夏は空へと溢れ出す。


溢れ出した夏は、

乾いた心を熱くする。

我慢が抜け落ちてゆく。

顔が見たくなる。


あなたに会いたい。

会いたいなんて、

自分でも何故だか

わかりにくいままで。


もし、会いたいと

ありのまま言えば、

どんな返事があるだろう。

蝉の音に消えるだろうか。


季節の出来事を

日の光に照らして、

現実を受け留めて、

未来を見つめてゆく。


日々の繋がりが

切れたままになり、

元気でいるならいいと、

格好をつけていた。


あなたに会いたい。

会いたいなんて、

気を紛らわせては

忘れたふりをしてきた。


もし、話そうよと

もう一度言えば、

困ってしまうだろうか。

暑さは今年も激しいだろうか。


季節の力なら、

日の光とあなたを

この腕の中に置いて、

夏の香りを醸して欲しい。


癒やされたい。

ほっとする笑みが、

あの頃のまま胸にある。

そうだ、幻想じゃない。


あなたに会いたい。

会いたいよ、ずっと。

汗を流してみたい。

心の服を脱いでみたい。


もし、用のない

電話をかけたら、

季節は優しいだろうか。

夏の後も秋の後も冬も。


空にある季節の、

今は溢れてゆく夏の、

ふとした表情に、

頼りなく、揺らめくとき。

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