Episode1 男女間の友情
ジリジリジリっと、けたたましい音が午前5時30分を伝える。
俺は目覚まし時計を止めて、リビングまで目を擦りながら階段を降りる。
俺の名前は冴島流一
そこら辺の高校に通う普通の高校生だ。
俺はまだボーっとした頭を左右に振りながら洗面所へと向かう。
俺は朝起きてから速攻シャワーを浴びる習慣がある。
別にさっぱりしたいと言う訳では無く、シャワーを浴びる事でなおすのが面倒臭い寝癖を同時になおす事ができるからだ。
俺はシャワーヘッドの壊れたシャワーと言う名の水を滝のように浴びる。
シャワーを浴び終えると速攻やる事がある
それは2人分の朝ごはんと、お昼の弁当を作らないと行けない。
別に昼の分はコンビニ弁当でもいいのだが、最近バイトをやめてしまったので弁当は自分で作って少しでも節約しないと、生活が苦しくなってしまうからだ。
そして僕は出来た2人分の朝ごはんを食卓テーブルへと運び
「彩〜ごはん出来たぞ〜」
っと2階に居る妹に大声で呼びかける。
そして数秒後ドタドタと重い足取りで階段を降りる音が聞こえてきた。
そして、妹は僕と目を合わせるや否や顔面を思いっきり殴って来るのだった。
俺は痛む鼻を押さえながら通学路を歩いていた。
俺の妹、冴島彩は寝起きが悪く、起こされると毎回毎回俺を殴っては二度寝してしまう。
なので普段は朝自分で起きてくるまで待っているのだが、今日は少し早く家を出ないと行けなかったので、彩を起こした結果がこれだ。
ほんっともう少し兄に優しくしてくれても良いんだけどなぁ
そんな何時になったら叶うかも分からないちょっとした願いを呟きながら学校へ向かう。
俺はぐっと背伸びをし、リラックスする。
今は4時限目の授業が終わった所だ。
皆各々の友達と集まり弁当などを食べている。
だが俺は違う。
俺は弁当を片手に教室を飛び出てある場所に向かう。
それは...そう、屋上だ。
俺の地域は5年間生徒の自殺が無ければ屋上を解放してもいいと言う何とも大人が考えそうな制度がある。
その制度に従って俺の通ってる学校は今年から屋上が使えるようになったのだ。
屋上と言っても、辺り一面に柵が取り付けられており、屋上のど真ん中にはソーラーパネルがあるので、あまり人気のスポットとは言えない。
どちらかと言うと学校にあるだだっ広い中庭の方が人気スポットとなっている。
だが、俺からしたら中庭より、屋上の方が居心地が良かったりする。
中庭だと、ベンチの数も限られていて、2たり組のグループが人のベンチを使っていたとしても、まだ座れるスペースはあるが、そこにぼっちの俺が座ると、白い目で見られるのは確実だ。
だからそこ、ベンチが無くフリーで座れて誰もいない所で俺は弁当を食べると決めている。
そうして俺は屋上の扉を開き、太陽の光に目を細めながら、屋上の奥の方へと足を進める。
っとそこには黒い髪を腰まで伸ばし、悲しい表情をした女がたっていた。
俺は彼女とは真反対の方向へ足を進め腰を下ろす。
すると俺とは真反対の方向を向いたままの彼女が
「あのさ、男女の間に友人ってあると思う?」
不意によく分からない質問を投げかけてくる。
俺は頭を抱えながらしばしの間悩み
「それは人それぞれだと思いますよ。
でも、俺はあると思います。」
俺は誰で出せそうな簡単な答えを出すと
「そう、なんか元気出た、ありがとうね」
そう言い残すと彼女は屋上を出ていってしまった。
俺は何がなんだか分からないまま弁当にありつくのだった。
どもども皆さんこんにちはL字です。
あとがきを読んでるって事は「ぼっちですけど何か?」読んで貰えたんだと思います。
まじクソ感謝です。
あとがきはって何書いていいか分からないです。はい。
あっ、もし良かったら感想コメントなどくれるとありがたいです。
本当に何書いていいかわかんなくなって来たのでそろそろ失礼いたします。
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