その62 余計な一言について思うこと
先日某番組の星座別占いコーナーでこんなアドバイスを受けました。
『余計な一言で孤立無援に。発言は慎重にね。』
いやぁ、怖いですね。一言なんてたかが十文字程度なのに、それで誰からも支援されず、たった一人に追い込まれてしまうなんて。いやはや、『言葉』というのは怖いものですね。僕も仮にもこうして言葉を使ったエッセイを書いているのですから、充分気を付けないと。まぁ、その気を付ける言葉で発信しているのはだらしないへりくつの戯言なんですけどね。
それにしても、『余計な一言』というのは本当にポロッと出ちゃうものですよね。今回はそのポロッと出てしまう『余計な一言』を、意図的にくっ付けても害を及ぼすのか、これを実験してみようと思います。題して『動揺に余計な一言を付けて、その世界観を台無しにしようシリーズ』です。それでは箇条書きで失礼します。
めだかの学校は川の中
そーっと覗いて見てごらん、そーっと覗いて見てごらん
みんながお遊戯しているよ
「そぉれ、生け捕りだ。ハハハ、大漁だぁ。」
咲いた咲いた、チューリップの花が
並んだ並んだ、赤・白・黄色
「さぁ、すべて刈り取れ。この土地は今日から私のものだ。」
ちょうちょちょうちょ、菜の葉にとまれ
菜の葉にあきたら桜に遊べ
「おい、庭師。害虫が飛んでいるぞ。速やかに駆除するのだ。」
慌てんぼうのサンタクロース、煙突覗いて落っこちた
「くせ者だ、捕らえよ。」
どうしてお腹が減るのかな
喧嘩をするとへるのかな、仲良くしててもへるもんな
「それは貴様が私に捕らえられているからだ。」
桃太郎さん、桃太郎さん。お腰につけたキビダンゴ、一つわたしに下さいな
「私は桃太郎ではない。それに兵隊の貴様にやる食料等ひとつもないわ。」
てるてるぼうずてるぼうず、明日天気にしておくれ
「マグネティウス様、どうかお止めください。このままでは村が干からびてしまいます。」
いかがだったでしょうか。いやぁ、見事に世界観が壊れていますね。そして一つ言える事は、アグネティウスさんに関しては孤立無援になっても仕方がないということですね。
皆さんも、アグネティウスさんのようにならないよう気を付けてみてはいかがでしょうか。
長々とへりくつ失礼いたしました。
またお会いできたらお会いしましょう。
失礼します。
『追記』
皆さんも充分承知かと思いますが、アグネティウスさんは架空の人物です。特定の人物ではございませんのでよろしくお願いいたします。尚、アグネティウスさんに関する質問は、著者の中でキャラクター像がはっきりしていないためお答えすることはできません。合わせてよろしくお願いいたします。
御覧頂き有難うございます。
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