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その59 力うどんについて思うこと2

皆さん、お正月を過ぎたこの時期いかがお過ごしでしょうか。お正月の休みボケで今一つ体が動かないなんてことはないでしょうか。某ドラマの題名を利用して『今日も会社休みます』といった怠け者発言をしてはいないでしょうか。一月始めだからといってあんまり怠けてはいけませんよ。あんまり怠けてると、家族の方から『壁ドン』ならぬ『頬パン』が飛んでくるかもしれませんよ。いや、もしかしたら会社の上司から含み笑いの『肩ポン』が飛んでくるかも。皆さん、そんな最悪な事態からだけは真逃れるよう頑張っていきましょう。まぁ、とは言っても一番頑張らなくてはいけないのは僕自身なのですが。

さて、そんなお正月も過ぎた一月半ばですが、私真浦塚真也はある一つのことで怒っているのです。それは題名にも掲げた『力うどん』についてです。えっ、飛行機の中でナッツを袋ごと手渡されたからじゃないのか、ですって。申し訳ございません。私真浦塚真也ナッツを袋ごと手渡されたら、ラッキーと素直に喜んでしまうピュアなハートの持ち主でして。もし怒るとしても『できればナッツは君の手ですくったものが食べたいな』と言ってしまうダンディーなハートの持ち主でして。まぁ、スチュワーデスさんからはナッツだけに『乾いた』笑いしか返ってこないでしょうけど。

すみません、ナッツから僕が力うどんに対してなぜ怒っているのかに話を戻させて頂きます。

僕は以前、力うどんのあまりの人気の乏しさを憂い、世間の『もちもち』ブームに何とかこれを乗せることはできないかと考えていました。そして、『女子力うどん』という革新的なネーミングを打ち出したわけです。これならいける、僕はそう確信したわけです。ですが、どうでしょうか。餅という存在がクローズアップされるこの2015年正月、『女子力うどん』ブームは来たのでしょうか。いや、来ていないのです。来るはずないのです、名付けた当の本人ですら忘れていたのですから。 なんということでしょうか。この千載一遇のチャンスで力うどんをアピールできなかったなんて。だから僕は怒っているのです、力うどんの引っ込み思案な性格と、カリスマ性なんてまるでない一般愚民のくせにエッセイで記しただけで一大ムーブメントが来ると信じていた僕自身の素直な心に。

ですが僕は諦めていません。真剣の『真』が二つも入ったペンネームを使用している以上、こんなことで挫けてはいけないのです。

そこで私真浦塚真也、精一杯考えました。どうにかして力うどんにパワーを付けてもらえないかと。そして遂にある考えにたどり着いたのです。


やっぱり『力うどん』というネーミングが悪いのだ、と。


そうです。やっぱりなのです。どう考えてもなのです。力うどんという名前こそが人気低迷の原因なのです。どこかダサいのです、古臭いのです。ついでに言えば『女子力うどん』もダサいのです。何ですか『女子力うどん』って。品位の『ひ』の字も感じられませんよね。全くこんな名前を付けた大馬鹿野郎の顔を拝んでみたいものです。はて、手鏡はどこにあったかな。

さて、そんな訳で僕は今回もまた新たな力うどんのネーミングを考えてみたのです。そして革新的でありチャーミングでもある、なんとも素晴らしいネーミングを考え付いたのです。しかも、それはうどんに関する法則をも守っているのです。これならこんなに人気のでない力うどんも脚光を浴びるはず。そのネーミングとはこれです。


うさぎうどん。


まぁ、なんて可愛らしいのでしょう。クリクリの目にモフモフとした毛、そしてピョンピョンとした動作。これは世の中の女子にウケるに決まっているでしょう。

えっ、『何故うさぎうどんか分からない』ですって。しょうがないですね、それでは一から説明致しましょう。

そもそも何故力うどんが人気が出ないのか。それは上記した通り力うどんというネーミングこそに問題があると推定されます。

それでは、何故力うどんというネーミングが他のうどんに比べ人気が出ないのか。今回私真浦塚真也はそこに着目してみました。そしてある法則に気付いたのです。それは『人気のあるうどんは動物の名前がついている』です。

もう皆さんお分りでしょう。そうです。お揚げのうどんはきつねうどん、天粕のうどんはたぬきうどんと、人気のあるうどんには可愛らしい動物の名前が付いているのです。だから真浦塚真也は考えました。力うどんも動物の名前を付けようと。そしたらやっぱりうさぎだろうと。お月様でうさぎ様がついているのはお餅様だろうと。だから力うどんはうさぎうどんなのです。

うさぎうどん。いやぁ我ながら良い名前ですね。これから僕は力うどんのことを心の中でうさぎうどんと呼ぶことにします。

皆さんも力うどん(僕の心の中ではうさぎうどん)を一度うさぎうどんと呼んでみたらいかがでしょうか。馴れ親しんだものでも、角度を変えてみるとまた違った一面が垣間見えるものですよ。


長々とへりくつ失礼しました。

またお会いできたらお会いしましょう。

失礼します。

御覧頂き有難うございます。評価・感想等頂けると嬉しいです。

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