その48 地獄について思うこと
地獄。怖いですよね。言葉からして怖い。可愛さとか愛らしさなんて微塵も感じさせませんよね。でも最近、こんな地獄が街中でちょっとしたブームになっているそうです。なんでも、言うことを聞かない子やお手伝いをしない子に対して地獄に関する絵本を読むと効果てきめんだとか。まぁ、地獄を使って躾を行う親の方がよっぽど恐いですが。
まさか地獄がブームになるとは。でもこれはチャンスかもしれません。普段怖すぎる程の地獄に対して、へりくつをぶつけられるのは今しかありません。地獄の鬼だってブームに浮かれている間はへりくつを述べた僕に対してなにか罰を与えることはしないでしょう、多分。
ということで、僕もその地獄ブームにあやかって、日常生活で使われている言葉に地獄を付けて、新たな地獄を生み出してみました。これが意外と怖いのです。
それでは一つずつ発表していきましょう。まず一つ目はこの地獄です。
『目が点になる』地獄
いやぁ、怖い。怖すぎます。絶対に点になにたくないですね。濁点ならまだいいですよ、多少斜めだけど2個ありますから。これが句読点だったら最悪ですよね。三点リーダーなんて円らな三つ目ですからね。いやぁ、怖い。そもそも点ですからね。視界はかなり狭いのでしょうね。目力もないでしょうから歌舞伎俳優がこの罰を受けたら商売あがったりでしょうね。いやぁ、怖い。
さぁ、続いてまいりましょう。次はこの地獄です。
『尻餅をつく』地獄
うわぁ、嫌ですね。痛いですよね。だって『餅』ですよ。餅って何回も杵で叩くじゃないですか。それくらいやれってことでしょ。しかも、自分で。なにが悲しくて自分をお尻を地面に叩きつけなくてはならないのでしょうか。いやぁ、怖い怖い。
さぁ、どんどんいきましょう。次はこの地獄です。
『首を長くして待つ』地獄
嫌ですね。なぜ長くする必要があるのでしょうか。というより何を待たなければいけないのでしょうか。意味もなく首を無理やり伸ばされて、来るかどうかというか誰が分からない人を待たなければならない。いやぁ精神的におかしくなりそうです。
さて、次の地獄はこちらです。
『ヘソで湯を沸かす』地獄。
無理です。どうやっても無理です。なんという無理難題を与えてくるのでしょう。ヘソが熱いのなんてゴマを無理矢理取ったときぐらいでしょうに。さすが地獄といったところでしょうか。
いやぁ、自分で書いておいてなんですが意外と恐ろしい地獄が出来てしまいました。
皆さんも一度地獄について考えてみてはいかがでしょうか。もしかしたら鬼の方々も新たな地獄を日々開発中なのかもしれませんよ。とりあえず僕は、鬼の方々に襲われないよう、今から福豆を大量に購入しておこうと思います。
長々とへりくつ失礼しました。
またお会いできたらお会いしましょう。
失礼します。
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