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その37 奇跡の言葉について思うこと

 日ごろ携帯電話やパソコンを使用していると、自分自身による言葉の間違いとそれを無理やり変換してしまう携帯電話やパソコンの悲しい嵯峨によって、なんとも言えない不思議な言葉が誕生してしまうことが多々あります。僕自身はそれを『奇跡の言葉』と呼んでいます。だって奇跡じゃないですが、双方が間違えることによって言葉が生まれるなんて。まぁ、8割がたは日本語を正しく理解していない僕自身に問題があるのですが。

 と言うことで、今回は僕が出会った中で衝撃を受けた『奇跡の言葉』を2つほど皆さんに紹介していこうと思います。まず1つ目は、『体育』から生まれた『奇跡の言葉』です。『体育』は、皆さんご存知の通り本来読み方は『たいいく』です。でも日常では私たちは『たいく』と発音しています。その為、本来発音している通りに入力してしまうと、日本の優れた変換機能は無理やり『奇跡の言葉』を誕生させてしまうのです。

 『タイ苦』

 うーん。単身赴任中の悲しきで父親の本音でしょうね。愛する妻と娘を残して熱意を持って来てみたものの、海外の生活が馴染まなかったのでしょうね。原因は何だったのでしょう。パクチーが口に合わなかったのでしょうか。まぁなんにせよ、中々の『奇跡の言葉』です。『奇跡の言葉ドキュメンタリー賞』でも与えておこうと思います。

 そして2つめは『原因』から生まれた『奇跡の言葉』です。これはよく誕生させてしまう言葉です。誕生させすぎて『奇跡』の価値を下げてしまうくらい、よくやってしまう『奇跡の言葉』です。『原因』は周知の通り本来の読み方は『げんいん』です。でも普段の私たちは『げいいん』と発音しています。その為、本来発音している通りに入力してしまうと、日本の最先端変換機能は、こんな『奇跡の言葉』を誕生させてしまうのです。

 『鯨飲』

 皆さん、ついに未確認超巨大生物の発見ですよ。だって、『鯨』を『飲む』のですよ。『鯨』を『食べる』のではなく、世界最大の哺乳類である『鯨』を『飲む』のですよ。食べるというのであれば、シャチだって食べていますし、人間だって、まぁあんまり書くと他方面の人から批判されてしまうかもしれませんが、ベーコンや竜田揚げにして食べています。でも、飲むとしたら話は変わりますものね。どうやって飲むのでしょうか。やはり、蛇のように丸呑みにしてゆっくりと消化していくのでしょうか。だとしたら、海の中の蛇みたいな生物ということで、ウミヘビの一種なんでしょうか。だとしたら、かなり大きなウミヘビですよね。主食がシロナガスクジラだとしたら、最長で34メートルのものが計測されているから、それ以上ってことですものね。体長が34メートルでウミヘビの仲間。うーん、もう恐竜みたいなものですね。まぁなんにせよ、かなりの『奇跡の言葉』です。『奇跡の言葉大発見で賞』でも与えておこうと思います。


 皆さんも、『奇跡の言葉』と上手く付き合ってみてはいかがでしょうか。もしかしたら、今送ったメールの中に『奇跡の言葉』が隠れていて、先方でちょっとした話題になっているかもしれませんよ。


 長々とへりくつ失礼いたしました。

 またお会いできたらお会いしましょう。

 失礼します。

 

 



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