その36 イルミネーションについて思うこと
最近街を歩くと、至る所にきらびやかなイルミネーションが目に飛び込んできます。『あぁ、もうクリスマスなんだな。それなのに俺は、仕事仕事。発泡酒を飲むのもままならないのに。ああ、あぁー。』と、イルミネーションに人間社会の愚痴を、知らず知らずのうちにぶつけている方もいることでしょう。
でも、このイルミネーションって、本当に許可を取っているんでしょうか。相手方は納得して、あんなきらびやかなイルミネーションを行っているんでしょうか。いや、多分無許可の装飾がほとんどでしょう。だって、あの数の多さですよ。都会なんて、駅の周りは全部イルミネーションみたいなもんですよ。それに一つ一つ許可を取る。いやぁ、無理無理、無理ですよ。もしそれが出来たら、日本の選挙の投票率は、ほぼ100%に決まってますよ。
えっ?さっきから真浦塚真也はなにを『無理』だと言っているんだって?イルミネーションは業者が管理者にちゃんと許可を取っているに決まってるじゃないかって?
違いますよ。僕が言っているのは、『装飾させられている方々』への許可ですよ。だって当たり前じゃないですか。イルミネーションの装飾を飾られるのは、管理者じゃなくて、木や建物や地面な訳ですよ。それなのに、管理者には許可を取って、実行される方々には許可を取らずにいきなり執行。いやぁ、こんなこと、最近問題になってる『パワーハラスメント』みたいなもんですよ。ただでさえ、普段勝手に触ったり、踏んだり、中に入ったり、寄りかかったり、待ち合わせ場所にしたりして、『セクシャルハラスメント』まがいのことをしているのに、そこにまたまた『パワーハラスメント』だなんて。もし木や建物や地面に、人権みたいな権利があったら、今ごろワイドショーは、某伝統芸能のケガしちゃった事件なみに大きく取り上げられてしまいますよ。
皆さんも、街中のイルミネーションにもっと目を向けて見てはいかがでしょうか。
もしかしたら、あのきらびやかさは、装飾の電気のせいではなくて、装飾させられている方々の恥ずかしさによる赤面のせいなのかもしれませんよ。
長々とへりくつ失礼致しました。
またお会いできたらお会いしましょう。
失礼します。
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