その33 ネーミングについて思うこと
日頃街中を歩いていると、いろいろなネーミングに出会います。
『とろっ、ふわっな〇〇』
『天使の〇〇』
『レモン〇〇個分の〇〇』
『〇〇によく効く〇〇』等々…。
本当に街中にはネーミングが溢れてます。ネーミングの洪水です。ゲリラネーミングです。もしかしたら、そのうちネーミングだけの判断で市場が回るんじゃないでしょうか。だとしたら、こうしちゃいられません。僕もネーミング作りに参加して、一攫千金を狙わなくては。
でも、ネーミングってそんなに簡単に作れるもんじゃないですよね。
よし!それじゃあ、まずは『真似』から始めてみましょう。あっ、言っときますけど、『真似』ですからね。『コピー』じゃないですからね。あくまで『参考』にして『似せる』だけですからね。
よし、じゃあ某有名なあの野菜ジュースのネーミングを『真似』してと…。
『1日のカロリー、これ1本』
うーん。この商品、絶対ドロドロしてて、甘すぎるかしょっぱすぎるかで、後味がキツいでしょうね。と言うか、飲めるんでしょうか、この商品。かなり濃度が強そうですもんね。ストローで吸うタイプだったら、吸い尽くすことに1日のカロリーを使い果たしてしまいそうです。
うーん。却下、ですね。
よし!それじゃあ、『逆転の発想』なんてどうでしょう。既存の根底を覆す発想、それこそ今の日本に必要なんではないでしょうか。
よし、それじゃあ、某有名なあの、なぜか美味しそうに感じるあのネーミングに『逆転の発想』を施して…。
『カレー屋のそば』
うーん。趣味でしょうね。定休日に家族に振る舞ったら案外好評だったんで、ちょっと調子に乗っちゃったんでしょうね。
甘いですねぇ。スパイスの匂いがプンプンする店内で、なんでソバなんでしょうね。繊細なソバの味が台無しじゃないですか。
えっ?じゃあそんな繊細なモノを扱ってる店でスパイスの匂いがプンプンするカレーを出してるのかって?おぉ、正に『逆転の発想』。
それは、あれですよ。目には見えない…ソバ屋の店主…パワー…的な…もの…。…よし!却下!
うーん。やっぱり、ネーミングを作るのは難しいですね。どうやら僕には消費者の方が性に合ってるみたいです。
皆さんもネーミングについてもう一度考えてみてはいかがでしょうか。もしかしたら、今手にしてる商品さんは、ネーミングのビックさに内心ビクビクしているのかもしれませんよ。
長々とへりくつ失礼致しました。
またお会いできたらお会いしましょう。
失礼します。
それにしても、『ビックさにビクビク』って。オヤジギャグにしては度が過ぎてますよね。いやぁ、歳をとるのは恐いものですね。
あっ、失礼致しました。 失礼します。
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