その27 『最悪』について思うこと
『最悪。』
最近、よくこの言葉を耳にします。
「株価が過去最悪。」 「うわぁ、最悪だ。寝坊だぁ。」
「えー。明日雨なの。もぅ最悪ー。」
「あー寒い。最悪だ。」
…。
というように、最近世の中に『最悪』という言葉が溢れだしているような気がします。まぁ、不景気の懐の寒さと冬の寒さの相乗効果でそんなマイナスイメージの言葉を口にしてしまうのかもしれませんが。あっ、なんか僕、今巧いこと言ったような気がします。後で自分を誉めておきますね。偉い偉いってね。
まぁ、そんな自画自賛は置いとくとして、ここでは少し『最悪』について考えてみたいと思います。
最悪。
言葉にすると『最も悪い』になります。でも、そう考えると、『最悪』という言葉を口にしている人って、大多数が幸せ者ですよね。最高の最悪者ですよね。あっ、これはあんまり巧いこと言えてないな。後で自分を叱っておきますね。コラコラってね。
まぁ、そんな自我叱咤は置いとくとして、話を進めたいと思います。
『最悪』って言葉を頻繁に口にする人の『最悪』って、大多数が寝坊とか雨とか寒さとか、実際はそんなにたいしたものじゃない気がします。まぁ、株価はかなりたいしたものですけど。そんなたいしたものじゃない事柄を『最も悪い』と言える人はかなりの幸せものだと思います。多分そういう人は、キャビアを食べることは普通になるんでしょうね。いや、もしかしたら『悪い』事柄に入るのかもしれません。転んで血が出た日なんかは、孫の代まで語り継がれるかもしれません。いやぁ、羨ましい。『傷なんて唾付けとけば治るんだ。それくらいでビービー泣くな。』と、転んだ時よりも痛い拳骨が飛んできたというエピソードを持っている僕からすれば、何とも羨ましいかぎりです。
そもそも、最近『最悪』という言葉を浪費しすぎているような気がします。『必ず殺す技』を使いまくっても倒せないようなRPGゲームをやっているわけじゃないんだから、そんなに浪費しなくてもいい気がします。
皆さんも、『最悪』の浪費には気を付けてみてはいかがでしょうか。あまり使いすぎると、いざっていうときに『最悪』の残高が0円になってしまってるかもしれませんよ。
と、今回一番の巧いことを言ったところで、今回のへりくつを締めさせてもらおうと思います。
長々とへりくつ失礼致しました。
またお会いできたらお会いしましょう。
失礼します。
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