その16 電車内のアナウンスについて思うこと
この前久しぶりに電車に乗ったら、強風の影響で、小一時間も遅れが生じました。まったくもっての不運です。アンラッキーです。
でも僕、その日は正座ランキング、堂々の1位だったんですよ。しかも仕事運と恋愛運がMAXの。なのに朝のしょっぱなに、電車の遅れって…。お笑いでも、笑いが起きないくらいのベタですよ。いや、強いて言えばベッタベタですよ。ハチミツたっぷりのパンケーキを食べた後の、幼稚園児のほっぺたぐらいのベッタベタ感ですよ。まぁ、電車内で携帯小説書けるくらい、電車さんと濃密な時間を過ごしたってことから言えば、仕事運と恋愛運には恵まれてるってことですかね。はい、自他共に認める負け惜しみです。
とまぁ、そんな中で僕が感じたのは、題名にあるとおり、『電車内のアナウンス』についてです。
電車内で流れる英語のアナウンスって妙にテンション高すぎやしませんか?
今回、僕が言いたいことはこういうことです。
前にも書いたとおり、僕が乗った電車は、強風の影響で小一時間遅れたわけです。ということは、電車のアナウンスからは駅員さんの謝罪の声が流れるわけです。つまりは、こういうふうに。
『次は終点〇〇です。この電車は〇〇・〇〇駅間での強風の影響で、〇〇分ほど遅れが出ております。本日は、お急ぎの方に大変なご迷惑をお掛けしました。申し訳ございませんでした。』
まぁ、こう駅員さんに言われると、まぁ仕方ないかな、って気になるんです。僕の機嫌がいい時なんかは、駅員さんが悪いんじゃないよ、悪いのは風と風なんかに負けちゃう電車さ、だから、駅員さんは謝る必要なんてないさ、なんて考えちゃうときもあります。まぁ、謝罪の声の半分くらいは、駅員のオリジナル訛りで何て言ってるかよく分からないですけど。
しかし!そんな気分になったとき、あの、声が電車内に響き渡るのです。あの、若干陽気な、若者みたいな、手にフライドチキンとウイスキーを持つぐらいの陽気さではないとはしても、ホットドックとコーラくらいは持ってそうな、あの声。
『センキュー、ア、トラベリングなんちゃらアゲイン!』
うぉい。明るすぎるだろう。て言うか、謝罪の言葉もないんかい。
ほら、ね。
なんか、若干イラッときませんか。なんだこいつとか思いませんか。『そんなところで落ち込んでないで、こっちで一緒に、サラおばさんお手製のラズベリーパイでも食べないか。』みたいなテンションはなんだと思いませんか。
えっ?思わない?
いや、いやいやいやいや。
思いますって。絶対に思いますって。
だって、言わば、一回謝ってたんだから別にいいでしょ思考ですよ。牛肉の賞味期限偽装で捕まった会社の社長が、『本当に申し訳ございません。明日からは豚肉専門店として頑張ります。』とか言ってるようなもんですよ。『パンが食べられないなら、クッキーを食べればいいじゃない。」と何ら代わりはないでしょうよ。
ほら、ちょっとイラッときたでしょ。電車のアナウンスと真浦塚真也のメンドクサイへりくつに。
いいんです。それでいいんです。だって、へりくつなんですもん。
とか書いておきながら、実際、僕の心はナイーブハート。いやぁ、本当に申し訳ございません。メンドクサイ人間で。
とまぁ、散々話はそれましたが、つまり僕の提案としては、英語のアナウンスをなんか謝罪しなくちゃいけない時は、別の特別ローテーションバージョンを流すべきではないかということです。それができなきゃ、電車一両に対して、演技に覚えのある英語をしゃべれる人を一緒に乗車させるとか。
まぁ、とにかく皆さんも電車と仲良くしてみてはいかがでしょうか。結構いいもんですよ、電車って。
長々とへりくつ失礼しました。
またお会いできたら、お会いしましょう。
失礼します。
御覧いただき有難うございます。評価・感想など頂けると嬉しいです。