その15 映画館のポップコーンについて思うこと
最近映画を観る機会があったので、全力で楽しみました。
爆発とか、格ゲーみたいなアクションとか、ギャグ漫画みたいなコメディーとか、ドキュメンタリーみたいな感動とかを、あの大画面で、『さぁ、見て御覧なさい。』みたいに観ることができる。いゃあ、人間ってのはすごいもんを作ったもんです。
でも、そこでちょっと疑問に思ったことがあるんです。そう。題名に書いたとおり、『ポップコーン』です。
映画館とポップコーン。
誰も疑問に思わない、映画館では当たり前の組み合わせです。いわば、ご飯と味噌汁、アリとキリギリス、リアクション芸人とおでん、熊と鮭、ビールと枝豆、昔話の『太郎』と本当にお人好しの老夫婦と同じくらいのよくある、本当によくある、普通の、ごく普通の、『やっぱり、お前とじゃなきゃだめなんだ。』みたいな、最強の組み合わせ、らしいですよね。
でも、僕が思うに、映画館とポップコーンってそんなに合うもんですかね?
だって、よく考えてください。ポップコーンですよ。食べると『サクッ』と音がして、ほんのりと指に塩が残る、あのポップコーンですよ。
あのー、映画って、『他のお客さまのご迷惑になりますので、上映中のおしゃべりはご遠慮ください。』じゃないですか。だったら、ポップコーンの『サクッ』って音は、もう致命傷じゃないですか。
えっ?そんな小さい音なら気にならないって?
いやいや、いやいやいやいや。
だって、電車内で携帯いじってるだけで、サラリーマンとかOLさんとかにいやな顔されるときがあるんですよ。携帯のボタンを押す音でさえ気にする人がいるんですよ。まぁ、もしかしたら、『携帯ばっかりいじってんじゃねぇーよ、最近のガキがぁ。』的なことかも知れませんが。だったら、僕、まずいですね。だって今、電車内ですもん。 と、話がそれましたが。つまり、人によっては、ポップコーンの音はまずいと思います。上映中にそんな音をさせたら、キレる人もいるかも知れませんね。0.2%くらい。
えっ?じゃあ、上映前に食べきりゃ良いだろって?
いやいや、いやいやいやいや。
だって、今のポップコーンって、ミニのポリバケツみたいな量入ってませんか。そんなの一気に食べたら、お腹壊しちゃいますよ。ラストの良いところに、トイレに直行ですよ。まぁ、運気は上がりそうですけど。別な意味で。
だから、映画館ではポップコーン以外の食品を推してみるのはどうでしょう。例えば、濡れ煎餅とか。湿気た煎餅とか。お茶に浸した煎餅とか。雨に濡れた煎餅とか。根っからのなよなよ煎餅とか。温泉煎餅とか。
…。
と・に・か・く。皆さんも、映画館に合う食品で映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。ちなみに、僕のおすすめは、映画館では何も食べないことです。
長々とへりくつ失礼しました。
またお会いできたら、あ会いしましょう。
失礼します。
御覧頂き有難うございます。評価・感想など頂けると嬉しいです。