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限界の無いゲーム世界  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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新兵の教官

 デュランから徴収された武器はすぐさま兵舎へと送られ、それぞれに配備していた。刀職人が人数分作るのに時間を大幅に要するので、その間のしのぎとしてデュランの武器が配布された。

 その部隊名は独立混成デュラン隊となった。大半は実戦経験の無い素人の集まりだが、その中には以前デュランの手伝いをしたごろつきも加わっていた。

 彼らは未だ見たことの無い武器を渡されると早速、かかしに向かって振り始めた。

「全然気かねぇじゃねぇかよ」

 メイスを持った男がそうつぶやいた。打撃武器のメイスはかかしには効果は無いだろう。それを知っているデュランは盾を取り出した。

「それで全力で殴ってみろよ」

「い、いいんですか?」

「やれ」

 男は全力で盾に向かってメイスを振った。盾は変形し、デュランの骨にダメージを与えた。

「これがその武器の強みだ。刀よりもさらに肉薄するが、鎧ごと玉砕してやれ」

 混成部隊の訓練様子を眺めていると、双剣用の短剣なのに一本しかもっていない者を発見した。

「お前、もう一本はどうしたんだ?それは双剣だぞ」

「双剣って何ですか?」

 デュランは頭を抱えた。周辺を確認して男の持っている武器と同じ物を持っている人から武器を拝借し、代わりの武器を渡した。

「双剣は圧倒的な手数の多さで、敵を圧倒するんだ。さぁ、やってみろ」

 刀を取り出し、男に構えるデュラン。男は直ぐに切りかかって来た。右手を主に使っており、左手を全然使っていなかった。

「左手はどうした!」

 男の右腕を蹴り上げ、隙を作る。男はデュランの言葉と自己防衛のために左手を使った。左手から放たれた斬撃はデュランの左手首に当たる。骨ごと切り裂けなかったが、動脈を確実に切っていた。

「課題点だな。もっと鍛錬を積め」

 男は唖然とした状態で固まっていた。なぜなら、切りつけたはずの左手首の傷が少量の血を流した後に完全治癒していたからだ。

 その後、様々な配下がデュランとの手合わせを望んだ。デュランはそれを全て承諾し、それで日は暮れた。

 それから数日が経過した。今やデュランの混成独立隊は精鋭となっており、どの部隊よりも精強だった。

 そして、上杉と北条の二か国が織田との同盟関係にある今川に一昨日攻め入った。伝言が届き、すぐさま防衛のための兵を徴収した。

 部隊編成はデュラン、柴田、丹羽、道三と光秀、以下の五名、鉄砲1騎馬1歩兵2の編成で大宮城に向かった。

 この部隊が到着する頃には大宮城での合戦は既に始まっていた。

「今川、現状はどっちが優勢だ?」

「お世辞にも我が軍が優勢とは言えません。五分と五分だと思います」

 デュランは地図をずっと眺めていた。そして、一つの戦術が思いついた。

「この山に一部隊を向かわせて後ろから強襲できないか?」

 デュランが指さした山は富士山だった。全員はそれを聞くと無謀だ兵を無駄に消費するだけだと言い始めた。

「俺の部隊がやる。安心しろ必ず敵のけつを掘ってやるさ」

 みんなの言い分を聞かず、作戦会議は終わった。しかし、数名がこの場に残りデュランの作戦が失敗した場合の作戦を用意した。

 作戦実行当日。最低限の防寒具を持った混成部隊はデュランの後に続き、富士山の一合目まで登り、そこから敵の部隊展開予想地に向かって移動をしていた。

 下りに差し掛かった時に多くの兵が疲弊していた。しかし、何故か士気は高かった。彼らの脳で死と直面、敵にバレたら終わりだが、バレなかったら官軍という状態が彼らのアドレナリンを最大限までに分泌されているからだ。

 そしてデュランの混成部隊は敵の背後に回った。部下の興奮度は限りなく高まり、既に臨戦態勢が整っており、デュランの攻撃命令があればすぐにでも敵の喉元をかみ切るほどの勢いだった。

 敵の大宮城攻撃が始まり、数分が経過した。多くの兵が攻撃命令が今か、今かと待ち望んでいた時に、デュランの攻撃命令が発令された。

 多くの猛者共が敵の背後を切りつける。デュランの部隊は理性がはずれ、全員が感性だけで動いていた。しかし、その動きには無駄は無く、洗礼されていた。

 デュランは混成部隊に後ろを任せ、一つの大きな気を放っていた場所に向かった。

 その場所には鬼義重の通り名で呼ばれている佐竹義重が居た。既にデュランには気づいており、デュランの奇襲は用意に弾かれてしまった。

「貴様が織田軍の猛将デュランか。得物は南蛮人が好みそうな物を持ているな。相手にとって不足無し!」

 義重は鞘にしまっている刀の柄を握るとデュランに向かって走っりだした。デュランも義重に向かって走るが、背筋が凍るほどの嫌な予感が走った。

 回避行動を取ると、デュランのいた場所の近くにあった木は切り倒されていた。

「俺と同じか」

 アングリフリーゼを持ち直し、気合を入れなおし、義重を睨んだ。

えー、わたしクソ雑魚ナメクジは日々の努力を惜しまず、一所懸命に精進を繰り返し、昔の自分の文字を見ると嫌気がさします

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