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限界の無いゲーム世界  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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一階層ボス

 デュランはあの日から決意した(こころざし)を元に迷宮のボス直前まで来ていた。現在は攻略組別の名をβテスター集まりでボス攻略の話をしていた。

「一階層のボスは偵察隊の話によるとオークキングとオーククイーンとの事だ。この二匹は通常のオークよりも3、4倍くらい大きい。武器はキングの方はメイスと盾でクイーンの方は両手剣を持っている。諸君、今回が初のボス攻略となるが知ってのとうり複数チームで挑むのではなく。タッグを作り四つのチームに分けたい。一つがボスの攻撃に耐え隙を生ませるパリィチーム。次に取り巻きを屠る殲滅チーム。三つ目にボスの隙が生まれた際に攻撃するアタッカーチーム。最後に遊撃チームだ。とりあえずみんなタッグを組んでくれ」

 デュラン以外のプレイヤーはタッグを組んだがデュランは組まなかった。デュランは自分だけがタッグを組めていないことを確認すると作戦会議を後にした。

 デュランは宿屋に行くと明日のボス戦に備えるためにポーションなどの買いだめをしに向かった。デュランの資金はレベル上げの副産物のアイテムなどを売り払って大概の物は購入できるようになっていた。

 朝いつもと変わらないアラームで叩き起こされるデュランは目覚めの悪い天気を見て嫌な予感がした。{龍尾は一部のシステムを変えたと言っていたがやっぱり今までのNPCからの傾向から見て一部をAIに変更しているかもしれない。迷宮探索時も一部の強敵が本来の行動をせずにいた。おそらくすべてのボスには完ぺきなAIだろうか。しかし、根拠が見当たらない。今回のボス戦でそれを証明できるだろう}

 デュランは攻略組の集合場所のボス部屋の目の前に行った。既に何人かは集まっていた。

 攻略開始5分前には全員揃った。そして、昨日のまとめ役だったレイルが再度各チームごとの役割を話していた。

「昨日言ったとうり殲滅チームは取り巻きを、アタッカーチームとパリィチームはボスに集中してくれ。最後に遊撃チームだが通常時はボスに攻撃をしてくれ。だが、取り巻きの増援が来たときはそっちの迎撃に移ってくれ。それじゃあ攻略開始!」

 レイルの合図で陣形を取りながらボス部屋に入った。ボス部屋に入るとデカい椅子に座っていたオークキングとクイーンが立ち上がった。座っていた椅子は消滅した。そして、ボス二匹の五本の体力ゲージが表示された。

「ウルリィィィィィィィィィ!」

 オークキングの叫びに反応して周りからオークやゴブリンが出てくる。その動きに合わせ殲滅チームが応戦した。デュランは殲滅チームは大丈夫と思いアタッカーチームに入った。

「パリィチームとアタッカーチームは先にクイーンを先に倒してくれ。遊撃チームはキングの陽動を頼む!」

 遊撃チームがキングのヘイトを集めるために石をぶつけた。

「フギャァァァァァ!」

 キングがそれに反応し遊撃チームに向かって行ったのを確認するとパリィチームがクイーンの前に立ち挑発した。

「フルシュァァァァ!」

 クイーンが剣を真っ直ぐ挑発したタワーシールドを持った男プレイヤーに向け突っ込んだ。男はそれをきれいにパリィをしクイーンがこけた。

「攻撃!」

 デュランを含めたアタッカーチームがクイーンにとりついた。全員剣術を使いクイーンにダメージを与え、一本目を全て持っていった。

「フキャァァァァァ!」

 クイーンが起き上がるのと同時に横払いをし、プレイヤーを吹っ飛ばした。吹っ飛ばされたプレイヤーは壁に当たり、体力がレッドまでいった。

「おい!大丈夫か、交代しろ!」

 レイルの合図でタッグが交代した。しかし、クイーンは体力がレッドのプレイヤー目掛け剣術を使用した。

「どけ」

 デュランがその間に入り刀で弾いた。そして、怯んだクイーンの右足目掛け剣術<ヴァイスリッター>を放った。それによって右足を無くしたクイーンの体勢が崩れ今度は全アタッカーが効率よく交代し三本目のゲージに突破したところでクイーンに足が生えた。

「なんだよ!その再生力!」

「レイルさんこっちはもう持ちません!」

 キングを抑えていた遊撃チームが敗走してきた。そして、キングとクイーンが合流した。キングの体力は全然減っておらずピンピンしていた。

「ジュギャァァァァ!」

 キングは盾を投げ捨てクイーンから両手剣を奪った。そして、クイーンを両手剣で刺した。デュランはじりじりと減って行くクイーンの体力に五本目が無くなる前に攻撃を加えクイーンのファイナルアタックボーナスを得た。

「フギャァァァァ!」

 キングは両手剣とメイスのコンボ剣術を使い敗走していた遊撃チームに突っ込んだ。そして、数秒しないうちに遊撃チームが全滅した。

「みんな、あいつは本当の力を発揮したぞ!キングの行動に十二分に警戒しろ!」

 キングは次の攻撃対象にしたのは増援を止めている殲滅チームだった。デュランはそれに気づきヘイトを集めるためキングと殲滅チームの間に立った。

「おい出過ぎだ!チームに戻れ!」

「ジュタァァァァァァァ!」

 デュランに向かいキングが突撃した。デュランは身構え居合切りに態勢に入った。

「居合切り」

 デュランの放った居合切りは両手剣の持つ左手の指に当たり両手剣を落とした。デュランはさらに追い打ちをするため剣術を使った。

「全チームあいつのフォローに入れ!」

 ラインの合図で増援を食い止めていた殲滅チームが反転し全員が剣術を使いキングにダメージを与える。他の二チームも剣術を発動させキングの部位を破壊した。

 キングのライフが減るにつれ援軍のオークに攻撃され減って行く仲間たち。デュランも剣術の硬直を無くすため連続で剣術を使用するも体の方にどんどん負荷がかかり力が入らなくなってきた。キングも部位を攻撃されつつけ再生しても直ぐに切り落とされていた。

「みんな、ここは私が決める!」

 気づけばキングの体力が無くなりかけており数名がキングの部位を攻撃していた。他のメンバーはオークの対応に追われ最後の一撃を決めにラインが剣術の<メテオ>を使い高く飛び上がった瞬間部位破壊をしていたものが疲れ倒れた。

「フキャァァァ!」

 すぐさま回復した右腕でラインが握りつぶされた。そして、全ての部位が一瞬で再生し両手剣を使いオークを巻き込みプレイヤー全てを薙ぎ払った。デュランも吹っ飛ばされ体力がイエローに到達した。他のプレイヤーはレッドに達していた。

「ハァッハァッ。これで終わりだ!」

 疲労で動けなくなった体に鞭を打ち勝利を確信し慢心していたキングに最後の一撃を加えた。

どうも、クソ雑魚ナメクジのまきゆづです。祝ニコニコ超会議に行けることになりました。やったぜ!まぁまきゆづさんは最弱ですから、きっと寝坊してしまうんですよ。それを新幹線や電車でなるべくショートカットしてですね無事に着くわけですよ。まぁ、おいおいツイッターで報告しますは。

 ツイッター@d7jF7HGAoyuXrDMでコピペしてどうぞ。

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