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限界の無いゲーム世界  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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忌まわしき記憶

 彼女との戦いに終止符がついた瞬間、デュランはその場で倒れた。疲労感と解けた緊張感により、意識が完全に切断された。その後、衛兵らに簡易的な治療を受け、自室に運ばれた。

 デュランの記憶の中で自分の記憶ではないものが蘇っていた。それが、あたかも自分の記憶の様に。生まれたときの記憶が蘇る。

「産まれました!」

 記憶の奥底、誰が生まれたか分からない。誰から産まれたか分からない。誰の子かわからない。デュランは赤ん坊の目線でいた。

 見知らぬ男性に抱かれていた。その記憶はそこで終わった。

 次に脳内に刻まれた記憶は幼少期だった。

 誰かに呼ばれて振り返りたくなくても、振り返る。シェリル、シェリル!そう呼ばれていた。そして、次の瞬間、体が浮かんだような感覚に陥り、コンマ数秒後には体が落下し始めた。天界が遠のき、地面が近づく。この記憶はここで途切れている。

 次の記憶はその落下後だった。シェリル目線で森を縦横無尽に駆け巡っていた。そして、一つの村に辿り着いた。そこで、彼女は平穏に暮らしていた。初めは警戒されていたが直ぐに打ち解けて行った。

 当時シェリルは一番仲のよい友人の家に住まわせてもらっていた。彼女はこの永遠が一生続けば良いと思った。天界に帰ることなく、ただ自然と触れ合うだけで楽しかった。友達と居るだけで楽しかった。しかし、その平穏は永遠に続くことは無かった。

 ある日、朝起きると村人全員が広場に集まっていた。気になって見に行くと盗賊らが食料、女を求め街に侵入してきたのだ。村人全員が農具を持ち立ち向かっていくが、全て受け流されていた。そして、一人、また一人と殺された。

 そこにシェリルの親友であり、姉妹のような存在である少女が、もう止めて!っと叫んだ。目線は彼女に集まり、盗賊も彼女の容姿を気に入ったのか近寄ってきた。そして、血がつき汚れた手で彼女の腕を掴んだその瞬間、シェリルの心の中で何かが駆け巡った。

 彼女が連れて行かれたら平穏で楽しい人生が終わる。彼女の本能がそう告げていた。そして、親友の腕を掴む盗賊の腕を引っ張った。すると、予想外のことに脳の処理が追いつかなかった。軽く引っ張ったつもりが、気づくと腕が取れていた。

 村人、そし親友の顔は唖然としていた。盗賊は逃げ帰った。

「大丈夫?」

 シェリルは親友に聞いた。しかし、返答は帰ってこなかった。手を掴もうとすると、振り払われた。

「近寄らないで、化け物、、、、、」

 頭の中で化け物の言葉がこだました。そして、脳の整理がついた村人たちがシェリルを囲んだ。

「出て行け化け物!」

 シェリルの頭は未だ混乱していた。何が起こっているかも分からなかった。しかし、彼女は自分に敵意が向けられていることだけが分かっていた。そして、殺してしまった。誰もがその場を見ていた。可愛げのある少女から殺人鬼へと変わる瞬間へ。

 少女は気づくと何も無い村の中央に立っていた。足元を見ると以前親友だったと思われる少女の肉片が転がっていた。泣き叫んだ。

 時は流れ、シェリルは洞窟の中で暮らしていた。腹がすいては狩りに出ては得た獲物を生で喰らいつく。そして、ある日には人間どもが調理済みの物を持ってくる。大人が入ってくると自分を殺しに来たと思い殺した。

 そして、あの日が訪れた。デュランとの戦いの末に死亡した。

 目が覚めるとセイバーが右隣で座っていた。朝日が襖の隙間から差し込み、脳が完全に覚醒した。体中には包帯が巻いてあり、左隣を見ると自分の武器が置いてあった。

「んんん?起きましたかデュラン」

「俺はどれくらい寝ていた?」

「三日ほどです」

 体を起こそうとするがセイバーが止める。しかし、それでもデュランは体を起こした。無いはずの右腕の感覚があった。右腕を見ると完全に直っていた。

 包帯を解き、グーパーグーパーと繰り返すが異常は無かった。ましてや、以前よりも動きやすくなっているような気がした。

 その後、城下町に足を運ぶために身形を整えて城内を移動しているとばったりと信長に出くわした。

「デュランもう大丈夫なの?」

「あぁ、もう大丈夫だ。心配させて悪かった」

 信長はデュランに抱きついた。数秒間抱きつくと自分のやるべき事を思い出し、そそくさと自分の作業に戻った。

 城下町に出る頃には、セイバー、信玄、アリスそして雷が揃っていた。デュランが何気なく街中を歩くだけで、大多数の臣民が会釈をしていた。

 一通り歩き終え、城に帰宅中に一人の足軽から港でセイバーを探している者がいると聞かされ、セイバーと一緒に港に向かうことにした

最近、スチームで販売されているHOI4のプレイが楽しいです。マルチプレイがしたいのだが、友達が居ないので{でき}ないです。

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