駆逐
盗賊に案内されて訪れたのは廃村だった。その廃村は血生臭く、幾度もこの盗賊団がここで人を殺し、女を犯していたことが容易に想像できた。
デュランたちが村の中央に到達すると周辺の家から盗賊らが飛び出し、包囲した。そして、団長と思われる人物がデュランたちの後方に多くの戦闘員を盾にしながら現れた。
「野郎ども、かかれ!」
団長の合図で全員が襲い掛かる。デュランは動くことは無かった。信玄とセイバーその他精鋭らによりデュランに到達する前に敵の攻撃を受け止めた。
デュランが刀の鞘に左手を置き、柄を右手で握ると信玄らは一斉にしゃがみこんだ。刹那、団長を除きすべての盗賊らが上半身と下半身でわかれていた。数秒間彼らは地を這いずった後に出血により死んだ。
団長が逃げようとするが行く手を信玄に阻まれ、逃走は失敗に終わり、他の盗賊団が居ないかを命との引き換えとして聞いた。
すべてを洗いざらい吐いた団長はすぐさま逃げようとした瞬間にデュランが矢を投げた。矢は団長の腹に当たり倒れた。
息の根が止まったことを確認したデュランは沿岸沿いに位置する盗賊団のアジトに向かった。
デュランが一個盗賊団を排除してから九時間後の包囲部隊
全体の包囲が完了すると、半兵衛の合図でゆっくりと包囲の範囲を狭めていった。
包囲を縮める最中に発見した洞窟は銃剣隊が先行し、鉄砲を発砲後、リーチを活かした戦術で殲滅。もし、取り残しが居ても洞窟は足軽が閉鎖しているため、結論は死しか待っていない。
さらに範囲を狭めていくと神聖な洞窟とされている場所に丹羽、光秀その他銃剣隊が到着した。本来ならば侵入はしてはいけない場所だが、今回は正当な目的があるため洞窟内に足を踏み入れた。
この洞窟は古来より、神の娯楽場として伝わっていた。ある日になると人々は日本国の安全を願いその洞窟に貢ぎ物、特に酒や甘味を洞窟の祭壇に捧げる。しかし、捧げる者は純粋な少年少女どちらか一人ではないといけないと制限がついていた。
もし、他の大人かもしくは少年少女らが大勢で神聖な日に押し掛けた時には村が壊滅するとの噂がたっていた。
今日はその神聖な日である。付近には廃村しかないことから掟を犯したことが推測できた。しかし、この噂は遥か昔の石器時代のことだった。しかも、村がなくなっていることから誰も伝達が出来ないことが理解できた。
そして、血まみれの洞窟内に侵入した彼らは直ぐに断末魔をあげた。その断末魔を聞いた丹羽、光秀隊が様子を見に行くと、岩の上で血肉を喰らう女の姿があった。しかし、その下をよく観察すると岩ではなく甲冑を装着した織田家の兵たちだった。
甲冑に損傷のあとは無く、首の皮一枚でぎりぎりつながっており、その女が喰らいついていたのは兵たちの舌だった。
更に観察しようと移動を行った光秀がほんの葉と葉が擦れる音をたてると女はこちらをじっと見つめた。
身の危険を感じた光秀はゆっくりと距離をとろうと女を見ながら後退を開始したが、足元に落ちていた枝に気づかず踏んでしまった。いつもなら一瞬で去ってしまう音だったが、この時の枝の折れる音は大きく響き、時がゆっくりと進んだ。
女は光秀に向かって一直線に走り出し、手を開き握り潰しにかかる。がしかし、二人の間に割り込んだ丹羽が女の攻撃を防ぐ。
丹羽の薙刀を掴むとそのまま握りつぶした。
゛私の薙刀が。即死って事ね。デュランの攻撃を防ぐよりかは簡単かしら。"
丹羽は腰の鞘から刀を取り出し、敵の得意とする近接戦を避けるように刀の攻撃がぎりぎり届く距離をとった。
光秀は一度跳ね上がった心拍数を抑えると直ぐに丹羽の援護に加わった。
数分、いや数秒だろうか。彼女らが体感している時間は不明であった。しかし、その緊迫した空間を破ったのは女だった。
後方にいきなり走り、姿を消したのだ。二人は拍子抜けし刀を納めた。この時、二人は血の池の上に立っていた。
「何だったのでしょうか?」
「血肉を喰らう者ですか。興味深いですね。一度ここら辺の歴史を探してみるのも面白そうですしね。ふふふ」
しかし、二人のこの油断は一瞬にして命取りとなった。
女は木の上からこぶしを握り飛び降り、二人の間を狙う。丹羽らはすぐさま距離をとるが、分断され、間合いはどちらも確実にどちらかは殺される状況になった。
女は光秀の狩を邪魔されたお返しとして丹羽を狙った。光秀がすぐさま妨害を行おうとするも、血でぬかるんだ土に足を取られ、姿勢を崩した。
丹羽は捕まれないように刀を盾にするも、右手で握りつぶされて左手が迫った。
ヒャッハー!汚物は消毒だ!ことクソ雑魚ナメクジのまきゆづです。投稿が遅いじゃないかだって?すいません、許してください。何でもはしないけど。リアルがいそがしんだ!。




