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限界の無いゲーム世界  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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迅速な対応

 信玄は自分らの進む道に民間人(ごみ)が居ようと止まらず、槍で突き刺し、一直線で尾張城に向かっていた。

 デュラン達は信玄に備え、柵を建て、鉄砲隊はいつでも発砲が出来るような状態で待機していた。

 そして、デュラン達の目の前に期待の目をした信玄とその武将たちが迫っていた。そして、信長の合図で鉄砲隊が火を点け狙いを定め発砲する。

 信玄に飛んで行った弾は彼女には当たらず、後ろにいる騎馬隊に命中した。

 しかし、それだけでは終わらず、次々と休む暇なく弾が武田軍に命中し、兵力を少しずつだが削っていった。

 そして、距離が500Mを切った瞬間に鉄砲隊は銃剣にし、歩兵隊と立ち位置を変更し後方に下がった。そして、デュランが歩兵隊の先頭に立ち、信玄との勝敗を付けようとしていた。

 距離が100Mを切ったとき、信玄は馬から飛び降り、位置エネルギーを運動エネルギーに変換し、そのエネルギーでデュランに切りかかる。しかし、デュランはそれを容易く避けた。

 デュランが大きな隙を見せている信玄に切りかかるが、信玄は倒立の様な状態になり、デュランに蹴りを入れたのちに態勢を立て直した。

 後続の部隊も到着し、戦場は入り乱れ、柴田、丹羽、ライン、ロンメル、光秀、信長もこの戦場の中で武将らと戦っていた。

 右腕が負傷中のデュランは以前の信玄との戦いで少しながらも成長し、今なお成長している。しかし、右腕が使えない以上、決定打は欠けていた。

 武田は持っていた槍を地面に突き刺し、刀を抜き、姿勢を低くしデュランの懐に入るように突撃する。

 デュランはその行動を警戒しながら動いていたため遅れを取らなかった。

戦況は変わらぬまま時間が過ぎ、疲労が溜まるなか、デュランと信玄だけは互いの隙が見つけられず、ただ、集中力が低下し、体の限界が迎えても、二人に漂う緊張感が二人が倒れることを許さなかった。

 そして、それは不意に終わりを迎える事となる。

 雨が降り始め、人の血を吸った土が更に滑りやすくなり、辺りで戦っている者が踏み込むときに踏ん張れずにこける。

 デュランが信玄に肉薄し、下から上に切り上げる。

 信玄はそれを後ろに反らせ、胸の鎧にデュランの斬撃をかすめ破壊され、中に着ている衣服が見える。

「お前の攻撃は鎧が仕事をしないようだな」

 そう言い放つと鎧を脱ぎ捨て身軽な状態となり、デュランに近づき、下から切り上げてから、刀をデュランに叩きつける。

 デュランは切り上げを回避し、叩きつけを刀で受け止めるが、足が予想以上に滑り、態勢が崩れるが、足払いをし、信玄の態勢を崩した。

 両者ともに態勢が崩れる中、先に態勢を立て直したのはデュランだった。

 デュランは既に知っての通りボロボロでサイコパスを使用しようがもう何もできないと言っても過言ではない中、信玄との勝負を終わらせるため、不格好ながらも刀を叩きつけるように振り下ろす。

 しかし、信玄はそれを回転し何度も避ける。信玄の目は勝利を確信していた。

 信玄の計画に気付かず、同じような事を繰り返す機械のように刀を振り下ろしているデュランの本能が何故か危険信号を発信していた。

 そして、信玄に誘われるように槍が刺さっている場所に到達した。

 デュランの体力がなくなり、肩で息をし始めた頃、信玄は槍を伝って態勢を立て直し、槍を地面から抜き、デュランに向けた。

「楽しかったよ。でも、私の勝ちは揺るがないがな」

 デュランに槍を突き刺そうとした時、信玄はふとデュランと目を合わせる。彼の眼はまだ闘争心が溢れていた。

 信玄は身の危険を感じたが遅かった。

 デュランは刀を手放した。戦闘中に行われるこの行動は相手の意識を刀に向かわせ、デュランの行動はあまり気にならない。その人間の本能の隙をついた作戦。

 デュランは懐から村雨を取り出し、信玄に一瞬で近づき、押し倒し、その上に乗り、村雨を信玄の首に当てた。

「降伏してくれ」

「嫌だと言ったら?まぁ、殺すよね。私は女だが、武田家の者だ降伏はしない。殺せ」

 デュランは信玄を殺すことは無かった。何故なら彼は目を開いたまま眠ってしまったからだ。

 信玄がやられたのを確信した武将たちはそれぞれ各自の判断で織田に投降したり、撤退をし、次の攻勢へと備える者もいた。

 その後、デュランは信長の看病の下、右腕は日常生活に差し支えなく使えるようになった。

 信玄はこの戦の戦犯ではあるものの、デュランのご意向により、現在はデュランが昔住んでいた家で生活中である。

 時々、信長や柴田、丹羽などが信玄の様子を見に行くが、何も問題は無く、周りになじんでいた。

 デュランも信玄に顔を合わせに行こうとするが、信長に毎回止められた。デュランなら夜な夜なバレずに行くこともできるが、相手が女性だからなるべくその様な誤解を招く様な行動は避けた。

限界はね、自分で突破するもんなんだよクソ雑魚ナメクジのまきゆづさん。いいかい、無理っていうのはうそつきの言葉なんだ。やめるから無理になる。なら、やめさせなければいい。一度、完遂させれば、無理とわ言わなくなるんだ。だから、無理はうそつきの言葉なんだよ。

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