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限界の無いゲーム世界  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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武田信玄の実力

 デュラン達が戻っている最中、久しぶりに藤明からの緊急報告が舞い込んだ。その内容とはあの武田が動き始めたことだった。

 デュラン達は走り急いで尾張城に戻った。全武将の交戦準備は整っており、足軽らもデュランの復帰により士気は限界まで高まっていた。

 信長も装備を整え、各武将の配置を考えた。デュランもこの話に参加し、自分は最前線に行くと言ったところ、賛否評論だった。しかし、信長の意向により後方の鉄砲隊の指揮を執る事となった。

 そして、今回使う事となった戦術は囮挑発作戦だった。今川との決戦場の桶狭間で信長が一人でいる情報をわざと敵に漏洩させ、仲間のギリギリまで出陣はせず、敵と交戦したのと同時に増援が出陣し、敵を包囲するように鉄砲隊を展開する。包囲が完了したら信長は撤退し、鉄砲隊で一斉に射撃し、武田の兵士らを蹴散らす。

 この作戦は受理され、信長は早速歩兵隊を連れ、尾張城から出陣し、デュランはその後をばれないようにゆっくりと付いて行った。

 信長は桶狭間に到着すると歩兵隊を武田の進軍ルートに歩兵隊を展開する。デュランは武田の偵察をしに行った。

 デュランは枝の上を飛び交い、物音一つ立てずに武田軍の真上に潜入し、武田騎馬隊の動向を見ていた。

 その時、一人の忍びが武田信玄に偵察で得た情報を報告しているのを目撃したデュランは武田軍全軍が桶狭間に向かったのを確認すると、すぐさま信長のいる場所まで向かった。

武田騎馬隊全軍が向かっている事を知らせ、撤退を促すが、“ここでなるべく足止めをして、騎馬隊を包囲殲滅出来たら最高でしょ”と信長は残る意志をデュランに見せる。

 デュランもこの場に残ると宣言し、武田騎馬隊の到着まで精神を統一させ、集中力を今までにないほど高めていた。

 集中力が限界まで高まったとき、雨が降り始めた。その雨の中で、デュランはこちらに向かって走ってくる大勢の馬の足音が聞こえた。

 新たに手に入れた刀の柄に手をかけ、そこに気を集める。気が集まった瞬間に抜刀し、居合切りの射程がおぞましく、デュランの正面に有った木々が全て倒れ、更にその奥に存在する騎馬隊の少数の馬の脚に届く。

「幾分か、敵の士気を低下させることができただろうか」

 デュランはそう言い、武田軍が桶狭間に到着するまで、雨の中で精神を限界まで再度研ぎ澄ます。信長もデュランと同じく精神を研ぎ澄ます。

 そして、武田軍が桶狭間に到着した時、信長とデュランは動き始めた。二人の放つプレッシャーは多くの敵に恐怖を植え付けるが、武田信玄の武勇が敵兵士の恐怖を抑制する。

 デュランが傷ついた左手に今までの愛刀のゲシュペンスト、右手には神剣クサナギを持ち、先頭を突っ走る信玄に向かって吶喊した。

 信玄は槍を右手に構え直し、デュランとの交戦に備え、態勢を低く保ち、空気抵抗をなるべく小さくし、速度がなるべく速くなるようにした。

 刹那、デュランの右側に信玄が突撃をし、デュランの肩を掠め、肩の肉を一部削ぐが、デュランは馬の頭を切断した。この時、信玄は頭を下げていなかったら即死だった。

 デュランは右肩の筋肉を削がれた事により、右腕での攻撃は不可能となり、実質戦力の低下は避けれなかった。

 信玄は馬が倒れる前に飛び降りて、槍から刀に切り替えて、デュランに迫っていた。しかし、それは歩兵隊が許さなかった。

 全員がデュランを守り、信長がデュランに肩を貸そうとするが、デュランは歩兵隊に信玄から離れろと言い、味方を退け、信玄に切りかかる。

 信玄はデュランの攻撃を防ぎ、隙だらけの右側の横っ腹に蹴りを入れるが、デュランはそれを根性で耐え、隙が出来た左腕に蹴りを入れ、更に相手が怯んだすきを突き、左足から右足で蹴りを入れた。

「なかなかやるじゃん。織田に居るのが勿体ないくらいだよ」

 信玄はそう言い残し、騎馬隊を引き連れ撤退を行い始めた。

 この時、信長達の歩兵隊は安堵したが、デュランと信長だけは不吉な予感がし、直ちに部隊を統括し、尾張城まで後退した。

 二人の予感は的中し、尾張城の城下町周辺で戦闘が発生していた。

 銃剣の射程があるからこそ、戦況は多少優勢だったが、ここに騎馬隊が居たら戦況は圧倒的に不利だった。

 デュラン達は戦線に合流し、戦線の士気を向上させ、敵部隊に一斉に攻勢を開始する。しかし、敵は信長達が合流したのを確認すると一斉に撤退を開始した。

 その引き際は鮮やかで、五分も経たないうちに撤退を完了していた。

 敵が撤退して十分後に桶狭間方面から先ほどの敵部隊と信玄率い騎馬隊が接近していた。

疲れた。とにかく疲れた。最近やけに疲れた。疲れ切ったクソ雑魚ナメクジのまきゆづなんだよぉ。

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