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限界の無いゲーム世界  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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岡豊城にて

「デュラン岡豊城に向かうわよ!」

 機嫌よく、デュランの手を引っ張り外へ向かう。

 城の外に出た時デュランの目の前には黒の馬が居た。

「今日からあなたの馬よ。性別は確かメスだったような気がする」

「そうか、じゃあ名前はクレイスだな。よろしく」

 デュランがそっと頭をなでるとクレイスはデュランに体の側面を寄せた。

「デュラン乗ってだってさ」

「分かるのか?」

「何となくだけどね。ほら、乗って行くよ」

 デュランがクレイスに乗り、その後ろに信長が乗りデュランの腹部に手を回す。

「盛親は?」

「そうだった!」

 信長が慌てて盛親を連れてこようと馬を降りた時に柴田がやって来た。

「やっぱり私も付いて行きます」

 柴田は馬車に乗っていた。

「私は休んでねって言ったよね?」

「えぇ。ですから私は馬車の中でゆっくりさせてもらいます。それと、盛親は連れてきてるので」

「私たちも行きますよ信長さん」

 馬車の中から顔を出すラインとロンメル。二人は信長にニコニコしながら手を振っていた。

「気を取り直して、岡豊城に向けて出陣!」

「「「オォォォ!」」」

「お家帰りたい」

「直ぐに帰れるからね盛親」

 ラインが盛親の言葉に反応し、優しく返した。

 岡豊城に到着すると、長宗我部の家臣らが丁重に茶の間まで案内してくれた。

「盛親は?」

「居るわよちゃんと」

 ロンメルが眠ってしまった盛親を背負って登場する。それを見た元親は安心して、お茶を飲み始めた。

「では、本題と行きましょうか」

「そうですね。まず、私たちが盛親を返したときに得るメリットはあなたたちが私たちの属国となる事で間違いはないよね?」

「あぁ、そうだな。子孫はプライドよりも大事なものだ」

「その件で少し、改正してほしいのだけど?」

 険しい顔をする元親。不穏な空気が流れ始める。

「その、改正点は?」

「私たちの属国になるのではなく、村上家の属国になって欲しいのだけれど」

「あの海賊の奴らの属国か、、、分かった。その代わりに、あいつらにはなるべく我が国内での強奪は行わないようにするなと言ってほしい。それと、定期的な海賊鍋の提供もだ」

「分かったわ。じゃあ、交渉成立。盛親は返すわ」

 ロンメルは寝ている盛親を起こした。盛親はすぐさま元親に向かって行った。

「では、私たちはこれで」

「次の目標はどうするのだ?」

「ふっふっふ。毛利に決まってるじゃない」

「我らも力を貸すぞ」

 信長はにっこりと笑い、茶の間を後にした。

 帰りの道中は信長はデュランの膝の上に乗りそのまま寝てしまった。

 次に信長が目を開けるとそこは昨日の夜に見た天井があり、辺りは既に暗闇に包まれていた。そして、また眠りにつく信長であった。

 何気の無い久しぶりの平和と言う名の不穏な日が訪れる。昨日の長宗我部との交渉で現在、交戦中の国は武田だけとなったが、その武田との戦も最近はほとんどない。

「みんな、久しぶりに暇だけど。どうする?」

「各城下町の確認はどうでしょうか?犯罪の取り締まりや、住民の悩みを解決するのも我々の仕事だと思います」

 丹羽の提案に賛同するものが居るが、柴田が反論する。

「今は、武田の脅威があります。いくら、我が軍が少数精鋭だとしても、毛利に宣戦をし、武田が攻めてくると二正面をする事とになり、負けるのは明白です。ここは、足軽らを多く雇い、軍備の拡大を支持します」

 票は綺麗に半分となった。しかし、最後に決定を下すのは信長ただ一人だった。

「そうね、民を大事にするのもそうだけど、国が滅んでは意味が無いわよね。デュランはどう思うの?」

「柴田の意見は最もだが、二正面を強いられるのなら先に武田に牽制すればよいのでは?」

「ですが、毛利の脅威もあります。幸い、以前のデュランの活躍により、武田はなかなか攻めてきません。ここで、下手に軍を戻し、毛利に後ろを取られるのも問題です」

 討論は長く続く。その間にラインは疲れて寝てしまい、ロンメルも聞くのをあきらめていた。

「ねぇ、二人とも」

 信長の言葉に反応し、デュランと柴田の討論が一時終わる。

「徳川家に武田の警戒をさせたらどうなの?一度、信用してみようではないか?」

「姫様がそう言うのであれば」

「まとめるわよ。丹羽は国民の不満が分かるようなものを作る。柴田、デュランで軍備の拡張を考える。以上!」

 こうして、朝から始まった討論はお昼に終わった。

ギブアップ!勉強が辛くなる時期に突入したクソ雑魚ナメクジのまきゆづは生き残れるか!?

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