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限界の無いゲーム世界  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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同時攻略作戦

 翌朝、城の前に足軽を含むすべての兵士が集まっていた。

「目標を発表するわよ。今回は兵力を半分に分割し、同時攻略をするわ。何故なら、相手も兵力を分担させないといけないからね。一方に集中させると、もう片方は直ぐに陥落する。しかし、私たちはもともと少数精鋭を貫いてきたわ。例え相手の戦力が二倍、三倍でも勝ってきた。その実力を発揮するわよ!」

「「「了解です」」」

「部隊の編成、私率いる部隊はデュランと柴田そしてライン。丹羽が率いる部隊は、ロンメル、得居、村上。私たちの部隊は虎丸城に向かい、丹羽たちは一宮城に進撃。それじゃあ行くわよ!」

「「「オォォォ!」」」

 士気はいつでも旺盛(おうせい)な鉄砲隊を率いて進撃を開始した信長隊と完璧な統制で進撃を開始する丹羽隊。

 信長隊は虎丸城の二歩手前ぐらいの道中、イノシシが数匹編成で突撃してきたこと以外何も以上は無かった。イノシシはその後、兵士たちの腹の足しになった。

 丹羽隊もこれと言って以上は無く、カワウソが川を流れて行くのを丹羽が見ていただけだった。

 デュラン達が山道を登っている時、悲劇が起こった。

 敵の弓兵が矢に火を点け放ってきた。これには、士気旺盛な鉄砲隊も焦っていた。銃に引火しないかを。

「落ち着きなさい!これは、牽制よ。私たちの足を止めるために撃ってるだけだから、そうそう当たる事は無いわ」

 その時、燃え盛る炎の中から騎馬隊が突っ込んできた。信長はこの攻撃に驚いた。

「追い詰められたネズミは猫をも噛むとわよく言ったのもか。総員、二人一組になり、互いの後方を確認しながら進め。敵が見えた際は直ぐに避けろ。撃つだけ弾の無駄だ」

「「「了解です。兄貴」」」

 互いが後ろを確認しながらゆっくりと進撃を行う。辺りはいまだに燃えており、山を登るにつれ、息苦しくなる。

 山頂付近になると、火は消え、酸素が足りなくなり、注意が散漫になる頃を狙い、今度は伏兵が飛び出す。

 鉄砲隊は銃で何とか反応するも、伏兵はまたどこかに行ってしまった。

「相手はなかなかのやり手ですね姫様」

「そうよねぇ」

 考えながらも着実に虎丸城に近づく。そして、山を下り終え、盆地が広がり、虎丸城が先に見えた。

 しかし、盆地に出て部隊を再編している所に先ほどの伏兵が現れ、騎馬隊も攻撃を仕掛けてきた。

「みんな、ここが踏ん張りどころよ。デュランと柴田そして、私が前線で戦うから、みんなラインの言う事をちゃんと聞くのよ」

「「「分かっていますよ」」」

 そう言い、柴田が伏兵の相手をデュランと信長が騎馬隊の相手をした。

「各員横三列になり、柴田を支援するわよ。撃つのは一列目だけ。発砲後は三列目の後方へ。二列目は発砲準備を。一列目が後方に行ったら前に詰め発砲。三列目は弾の装填」

「「「了解っす」」」

 鉄砲隊はラインの言うとおりに並び、柴田の支援を開始する。柴田はデュランには劣るものの、弾丸は全て意地で回避した。

 信長とデュランのタッグは相変わらずの強さを誇り、騎馬隊が少しずつ壊滅していった。

 丹羽隊

「静かだな得居」

「そうですね。こちらの戦力は軒名に信長隊の方に回したんじゃないんですかね」

「そうかもしれんな」

 そう言い、平地に出た。一面が草で覆われており、腰より下が見えなかった。

「うわぁぁ!」

 一人の足軽が草原の中に引き釣り困れた。その時、丹羽の目には狼が映っていた。

「皆さん。この草原のどこかに狼が隠れています。それも、一匹ではなく複数います。足もとの注意してください!」

「狼だと!?」

 ロンメルの頭の中にデュランが思い掘り返す。{あいつならこの時、物音一つも聞き逃さないだろう。集中だ}

 沈黙が訪れる。全員が何処から飛び出してくる狼に警戒しながらゆっくりと進む。ふと、風が吹き、草と草が擦れる音がしたとき、味方が気づいたら消えていた。

「得居これでは埒が明かないな」

「そうでね。いったいどうしたものか」

 次に狼が狙ったのは村上だった。しかし、村上は力ずくで狼をねじ伏せた。

「これで、一匹か」

「村上と得居君達にここを任せてもよいですか?」

「あぁ、任せろ。一匹はペットにして合流する」

「総員全力で進め!味方がやられても振り返るな!」

 丹羽の号令で一斉に城に向かって走り出した。狼がはびこる場所に残された二人は互いに自分の背中を預けた。

限界の無いゲームって楽しそうですよね。クソ雑魚ナメクジのまきゆづです。最近、チュウニズムを再開しました。とても楽しいれす。

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