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限界の無いゲーム世界  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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孤独

 {俺は中学生の時に思った、友達なんて要らなくないか?と。友達と言うのは主に役立つのが身代わりだ。この世界では本当に死ぬかどうかなんて誰にも分からない。もし、本当に死ぬなら誰だって死にたくないと本能的に行動してしまうため、気づいたら友達を自分の代わりに盾にして何が何でも生きようとする。となると、アニメみたいな英雄は存在しない。第二次世界大戦時に活躍したヒルデは別とするが。あの人は生物的本能が消えているといっても過言ではないと思える。アニメみたいなチートを使える奴もいない。頼りになるのはリア友だけどと言っている奴もいつかはそのリア友に身代わりにされることも知らずに行動する。では、なぜボッチが最強かと言うと、まず第一に身代わりにされる事が無い。次にドロップ品を独占できるのは大きい。フロワボスのファイナルアタックボーナスを確実にゲットできる。ただし、これの場合だと死ぬ確率は高い、だから俺は実力のあるライン初心者のロンメルを引き連れた。俺はこのゲームのβテスト時に最高レベル者をしていた。しかし、ブランクがあったため腕が鈍ってしまった。だが、今ならあの時と同じように戦闘できる。俺はダンジョンに入ったのを頃合いとしてこの簡易的なチームを解除した。早速ここからが俺のターンだ!}

 デュランはダンジョンの中を走った。ゴブリンがスポーンしたのと同時に首を切った。酷いリスキルである。剣術を使わずともすんなりとザックザックと音ゲーをしている感覚でモンスターを倒していく。

「弱い、弱いぞ!」

 進んで行くと分かれ道があった、デュランは右利きなので右に進む事にした。リスキルをしつつ前に進むとオークとその取り巻きがいた。

「豚野郎とゴブリンって何だろう」

「プギャァァァ!」

 オークが叫ぶと近くにいたゴブリンを掴みデュランに投げた。デュランはそれをひょいっと避けた。

「ジュルギャァァァ!」

 再度オークが叫ぶとゴブリンが一斉に突っ込んできた。デュランはさっき飛んできた体力が危険ゾーンに入っていたゴブリンを首元から掴み盾代わりに使った。

 ゴブリン達が一人に苦戦しているのを見てイラついたオークが棍棒を持ち走って来た。デュランはゴブリンと言う名の盾を使い終わり、代わりにゴブリンが使っていた棍棒を拾い攻防戦を優勢に進めていた。

「ゴプギャァァァ!」

 オークがゴブリンを巻き込む勢いで横払いをした。案の定ゴブリンを巻き込みデュランは棍棒と剣で十字ブロックをしたが無駄ともいえるかのように飛ばされた。

「いてぇ!骨折だと、、、」

 体力バーにβテスト時にはなかった新たな状態異常の効果が追加されていた。現在棍棒を持っていた左腕はプランプランしている。{おかしい、一階層のオークのAIは部下がやられるまではあまり攻撃はしてこないはずじゃなかったのか。とりあえず撤退をしたいところだが、、、そうは問屋が卸さないってよく言ったもんだな}

「フュルギャァアアアア!」

 オークが棍棒を真上にあげた。デュランは次の攻撃を予測し回避行動をとった。予測は当たりオークがデュランが居た場所に棍棒を振り下げた。その硬直を逃すことなく剣術をぶち込んだ。

「フギャァァァァ!?」

 剣術は棍棒を持っている左手に当たり腕を切り落とした。左手を切り落とした隙を見過ごすことなく追撃した。

「うぉおおおおお!」

 最後の攻撃がオークの心臓を貫いた。オークは何も声を発することなくその場に倒れポリゴンとなり消滅した。

「勝った。AGW完」

『勝手に終わってもらっちゃ困るんですけど』

 脳内にツッコミが入った。その後は何も脳内に話しかけられることは無かった。

「進むか」

 デュランは腕がプランプランしながらも奥へ向かった。奥に進んだ先には台座に剣が刺さっていた。{これって勇者が手にしたりするもの?だったら後で来るしかないじゃん。さーてとレベルも上がったし体力を回復しに行くついでにスキルポイントも振っておこっと}デュランが帰ろうとした時だった。

『君が初めての到達者だ。さぁその剣を抜け』

 さっきと同じ声が脳内に流れた。デュランはその声を聴くと足を止めた。

「俺に何の用?」

『さっきも言ったように君がこの世界で初めての到達者だ。最初に言ったとうり、一層には様々な特典がある。これはその一つだ。本来ならここで二人や三人犠牲者が出るような気がしたが、このシステムをよく理解してるようだな。では、我は消える。その剣を抜けよ』

 頭に響いていた声が止まった。デュランは言われたとうりに剣を抜こうと台座に立った。{これ本当に抜けるのか?今俺の腕は片方プランプランしてるんだぞ}片手でデュランは剣を抜いた。すんなりと抜けた。力を入れ過ぎたせいで尻もちをついた。

「マジかよ」

 剣のステータスを開いたデュランに映し出されたのはゲシュペンストシュヴェルトとそのステータスだった。ゲシュペンストシュヴェルト プレーヤーに合わせて強くなる。プラス値は1000

 デュラハンは持っていたロングソードをアイテム欄に戻し、ゲシュペンストを装備した。


約束とうりの投稿ことまきゆづです。フィリピンから帰ってきて久しぶりに触ったパソコンで重い足取りで一時審査受かっているか見たらダメでしたwwwwwwwww知ってた。向こうで英語の勉強をしつもネタを考えてしまうあたりやっぱり心配しますよね

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