三人の虐殺者
「総員城の中に籠れ!」
リーダーがそう言いつつも門を閉め始める。
全兵士は城の中に入ろうを我先に我先にと向かうが、しんがり役も誰もいない状態は死を意味した。
「得居!今からどちらが多く殺せたか勝負だ!」
「負けませんよ!」
閃光の様な速度の斬撃のスピード最後尾から狩られていく。
「門を直ぐに閉めろ!突破されるぞ!」
さっきよりも速度を上げて門を閉め始める。兵士も必死に入ろうと押すが足場は血のたまり場となっていて足を滑らせる。
「得居‼門が閉まるぞ。どうにかできんのか!?」
「無理ですね」
完全にしまった門。入れずに取り残された兵士は覚悟を決め特攻するもあっけなく全滅した。
「この固く閉ざされた門を一体どうしたものか」
「任せろ」
デュランは刀を真っ直ぐ構え精神を統一させる。
「ハァァァァ!」
右下からの切り上げからの真下へ切り下げ。
「敵軍城門を突破したぞ!」
安堵をしていた兵士たちは再度武器を取った。
「得居!お前もあれを出来ないのか!?」
「できません!」
壊れた城門から侵入する三人は道を塞ぐ兵士を蹴散らす。
「鉄砲隊撃て!」
城から鉄砲隊が銃を出し村上、得居、デュランに発砲する。
しかし、弾丸は誰にも当たらなかった。
「甘いな。血が足りない。死にたい奴から掛かって来い!」
デュランが気づいたら村上の前に立っていた。弾丸はデュランによってすべて防がれていた。
「掛かれ!掛かれ!」
デュランにヘイトが集まり、全員がデュランに同時に攻撃を仕掛けるが誰一人も攻撃を与えられない。逆に攻撃をした全員が殺された。
「やるな。我らも負けてられんぞ!」
「分かっていますよ!」
阿吽の呼吸の二人。単独でも国を一つ滅ぼせるデュラン。この三人が手を組めば一つの城は直ぐに陥落する。
「陥落!総大将は取り逃した」
「よくやった。我らの本隊も城の攻略に成功したと情報が入った。それに、いくつかの城で謀反が起こった。全員はどこかの国に入ると思うが大半が毛利に行くだろうな」
その後、総大将の三好義継の姿を見た者はいなかった。
信長
「姫様!村上が我が国との同盟を求めています、若江城の譲渡を条件に」
「村上家ねぇ。けど、三好の本城をよく落とせたものよねぇ。いいわ、藤明を偵察に行かせて。本当かどうか確かめるわ」
「分かりました。そのように伝えておきます」
外を見る信長。しかし、彼女の心には何かが足りなかった。
「いつもと何も変わらない天気なのに何かが足りない。この心に残った物は何だろう。デュランが死んで戦力はガタ下がりだし。士気も下がってる。今攻められたらたまったもんじゃないわね」
「姫様、デュランが生きている可能性は考えないのですか?」
「確かに死体が無いのはおかしいと思ったわよ。だけど、あいつのことだから私に死なれたと思われたくないから今頃どっかで野垂れ死んでるわよ」
「確かにそうですが、死体が見つかるまで決めつけるのはよくないと思います」
「うるさい!そう考えていたらあいつに今頃叩かれてるわよ。死んだかどうかは分からない者は死んだと仮定しろって」
信長はそう言い自室にこもった。
「ロンメル、フレンドリストは確認した?」
「確認したが、あいつの名前の所に赤で横に消されている」
「あいつ本当に死んだのね。なんだかんだ言って寂しいわね」
青い空を見上げるライン。
「そうだな。あいつには数えきれないほどの恩があるからな。いつかは返そうと思っていたがもう無理だな」
その後、特別何か起こることなく、織田の一日は平穏に終わった。
しかし、翌日それが急変する。
「確認してきましたが。制圧していました。それに、三好の中で謀反が起きて今は内戦中です」
「ここは漁夫の利と行きましょうか。早速、私、丹羽、柴田で南部を制圧しに行くわよ。北はライン、ロンメル、幸村の三人で向かって。同盟は北部、南部の制圧が完了したら若江城に向かって結ぶわ。」
「分かりました」
各隊準備が終わり次第出発する。
「敵将打ち取ったり!」
ロンメルが北部の制圧を完了させる。
「敵将打ち取ったわ!」
信長の向かった南部の制圧も完了し若江城に向かう。
「お待たせ。じゃあ行くわよ。」
若江城に入る壊れている城門から入り、城内部に入る。
「待って居ったぞ信長よ」
村上が座布団の上に堂々と座り、そのそばには、得居そして、フードを被った男が居た。
「会談の場所だ。フードを取れ」
柴田はフードを被った男にそう言った。
「分かった」
男はフードを取った。その顔は見覚えがあった。
「デュラン!」
「久しぶりだな」
みんながデュランに歩み寄る。
「すまないが、同盟の方は?」
「もちろん締結よ。一緒に長宗我部を倒しましょう」
「やったぞ得居!」
「やりましたね!」
村上と得居が抱き合う中、デュラン達も抱き合っていた。
「もうどこに行ってたのよ!」
「ちょっと、単独で村上家と同盟を結ぼうとしてな。心配をかけてすまない。本来ならもっと時間が掛かると思っていたが、村上も織田と同盟を結ぼうとしようとしてここらへんにいたからな。都合がよかった」
「もう、私のそばから離れないでね」
信長の発言にその場にいた全員が凝視する。信長は言葉の意味を理解し顔を真っ赤にするも。
「返事は?」
「分かったよ」
ここで、信長のプロポーズが成功した。周りはそれを祝した。
テュテュルルテュルッルルル。クソ雑魚ナメクジのまきゆづです。挨拶はこれに限っているぞ。友達に挨拶するときも、時々使いそうになるこの言葉。




