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限界の無いゲーム世界  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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人材確保

 斜めに切られた小屋に半兵衛がお茶を持って戻って来た。風通りがとてもよくなった庭の見える小屋で飲むお茶はとても気持ちが良さそうだった。

「それで、半兵衛はどちらに付くのだ?」

「まぁまぁ落ち着けって北条。今はこのお茶をゆっくりと楽しもうじゃないか。戦を離れ偶にはこういうのもいいだろ?」

「私はこんなところで時間を無駄にできない!半兵衛選べこの男か私か!?」

「えっ急にそんなことを言われても。ちょっとお時間を」

「大変です!大輔様が稲葉山城に囚われました。要件は半兵衛様がおいでにならないと処刑するとの事です。どうされますか?」

「どうして龍興さんは私なんかと会いたがるんですか?こんなことをしてまで」

「今の龍興は若い。強い武将ほど手の届くところに置いておかないと離反したときに対処が遅れるからだな。とりあえず、大輔は半兵衛にとってかけがえのない家臣だろ?なら一緒に行ってやるよ」

「ほ、本当ですか?ですが、織田の武将がいると怪しまれます」

「なぁに。簡単な事よ」

 デュランは席を外し小屋の裏に回った。内ポケットから懐刀を出すと左手の甲に斎藤家の紋様を描いた。

「これで、解決だろ?」

 デュランは声一つ出さずきれいに描いていた。

「よくここまでできるものだ呆れた。なんだその目は?私にも来いと言うのか?私は行かないぞ。面倒を避けるためだ。半兵衛は君にあげるよ」

 北条はゆっくりと小屋を後にした。半兵衛も立ち上がり稲葉山城を目指した。デュランは藤明とアイリスを連れ半兵衛と共に向かった。光秀は徒歩で尾張に帰った。

 城の一番上にある部屋に入った時デュランの踏んだ床はギコォと音を立てた。

「ただいま到着いたしました」

「ふむ、連れの物は誰だ?」

 龍興は半兵衛の連れのデュランを指さした。アイリスはポケットの中で待機をし、藤明は牢獄でいつでも逃せられるように待機をしていた。

「忠誠を誓った者です。私の左手の甲には斎藤家の紋章があります」

 デュランはそう言って左手の甲を見せた。龍興は頷き納得をした。

「それで、今回の要件だが。何故貴様は敵を罠にハメたというのに殺さなかった?その理由を聞こう」

「理由は死んだら誰も情報を回せない。それは、情報が命のこの時代には確かに情報が回らない方が相手は敵の策略を模索するために継続的に兵士を送り続けます。それに対応するために私たちは少しでも兵士を動かさないといけません。ですが、生きたまま帰させると敵の武将はいつでも我らを殺せるぞと敵兵士が言いふらします。そうすると足軽の士気はガタ落ちで斎藤家に攻め入るという上の考えも無くなります。ここで我らがとる行動は相手からの講話を待つか、こちらから講話を持ち込むか、それともその国と不可侵を約束し同盟を結ぶかと私は考えております」

「ふむ。貴様の理由は分かった。だがしかし、貴様が敵武将に情報を漏らしていないとの保証もないだろう?全員半兵衛を取り押さえろ!」

「デュラン、大輔の救助が完了した模様です!」

 デュランは半兵衛を脇に抱えすぐさま後退を始めた。しかし、出口は封鎖されていた。

「逃がすと思ったか?」

「城の劣化を予想しないと思ったか?」

 デュランはギコォと音を立てる床に思いっきり踏んだ。床には穴が開きデュランは落下した。デュランは落下中に柱を蹴り壁に刀を刺し減速を図った。

「最下層まで、3、2、1到着」

 最下層に着くころには勢いはほとんど消えていた。デュランは壁をぶち破り外に出た。

「半兵衛どうする?織田に来るか?」

「大輔さんはどうなったんですか?」

「藤明が運んでるだろうな、尾張に」

「そうですか。では私は織田軍に入ります。ですが、貴方の下で働かせてもらいます」

「じゃあ、帰るぞ俺達の家に」

「はい!」

 デュランは脇に半兵衛を抱え尾張を目指した。移動方法はいつもと同じく忍びの様に木から木へと飛びながら移動した。

 尾張に着く頃には夕暮れ時だった。デュランは半兵衛を立たせると手をつなぎ尾張城に向かった。

「ただいま。人材確保作戦完了しました」

「いい仕事をするじゃないデュラン。じゃあ、次の目標を決めるわよ」

「「「はい!」」」

 夕暮れの評定が半兵衛を含み始まった。

「姫様、ここは予定通り稲葉山城に向かいますか?」

「そうね、そこはもう決まっているのよ。その後どこに向かうかが大変なのよねぇ」

「浅井家はどうでしょう姫様?浅井家の領土は京へのルートを確立できますよ。それとも六角家に向かいますか?」

「稲葉山城を陥落させた後は少し北上して浅井家を目指すこれならどうかな?斎藤家を牽制しつつ六角にも牽制する。完璧じゃない?」

「そうですが、敵との領土の接触面が多くなればその分兵力を分散させないといけません」

「戦国大名は度胸が命。やってみる価値はあるでしょう?それに、今の私たちには半兵衛がいるじゃない」

 全員が半兵衛を見た。半兵衛はデュランの背中に隠れた。

「お言葉ですが私はデュランさんの家臣になりましたので。デュランさんの指示以外は聞きません」

「「「えっ?」」」

 その時、全員の背中に電流が走った。信長に命令無視の宣告をした者は死ぬという固定概念がとりついていた。

「そうであるか。では、その任を果たせるよう精進をしたまえ。私は応援してるぞ。と言う事で早速稲葉山城の攻略法を考えるわよ!」

ふっふふーん。新しい小説のネタが思いついた。思いついた。ようつべを見たら思いついた。私って天才?さすがはクソ雑魚ナメクジのまきゆづだ<ノルマ達成>人材確保はどの時代にも必要ですよね。

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